京都御所3「紫宸殿と南庭」 | 日中韓文化地めぐりのブログ

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さて、回廊の中へ進みます。





 回廊内部は、白砂の空間「南庭(だんてい)」が広がっています。庭と言っても、鑑賞の庭ではなく、様々な儀式が行われた庭ですね。植物も、左近の桜、右近の橘が植えられている以外に何もなく、ただ白砂が敷き詰められているだけですが、それがかえって清々しさを感じさせるんですね。





 「左近の桜」です。写真は今年の春の一般公開時のもの。いつも散った後なので、満開の左近の桜を一度見てみたいですね。

 因みに、これは元々は桜ではなく、左近の梅だったそうですが、平安初期の仁明天皇の時に桜に植え替えられたんだとか☆




左近の桜の前でこのポーズ。 かわいい^^





 そして、「紫宸殿」です。とても雄大な建物で、まさに京都御所の正殿と呼ぶにふさわしい佇まいをしていますね^^


 現在の建物は1855年の再建ですが、有識故実に則って再建された1790年度の紫宸殿の姿を踏襲しています。

 天皇元服や立太子、節会などの儀式が行われた建物で、大極殿の衰退に伴って、即位の礼や大嘗祭などの重要行事もここで行われるようになったそうで☆ 





 階段の前から紫宸殿を仰ぎ見ます。なんか歴史ドラマに出てきそうな光景ですねえ♪

 

 正面にある18段の階段は「南階(みなみのきざはし)」と呼ばれ、幅は9m、高さは1,5mあります。階段が18段なのは、9の倍数だから。9の数字は中国では陽数で、縁起のいい数なんだとか。紫宸殿は他にも何箇所かに階段がありますが、全て9段になっています。 





 階段の奥に見えるのが、天皇の御座「高御座(たかみくら)」です。右側にも少し御座が見えますが、それは皇后のものです。






◎旧紫宸殿の「仁和寺金堂


 因みに、旧の紫宸殿が仁和寺金堂として残っていますが、現在の紫宸殿とは規模も形式も随分と違いますね。今の紫宸殿がこれほど雄大なのは、大極殿の格式をこの建物に与えたからではないかと言われます。年中行事絵巻には大極殿が描かれていますが、確かに組物は同じように作られています。

 要するに、現在の紫宸殿は、大極殿と紫宸殿が合体した形態と思われるのですね。大極殿の行事もここで行われるが故に、大極殿の要素も取り入れ、今に見る豪快な紫宸殿に仕上げたということでしょう☆






つづく