大雨で外にも出れない休日。
何かと賞総なめで、話題性のあった映画。
「おくりびと」をレンタルして観ました。
監督、滝田洋二郎。音楽は、なんと久石譲。
キャスト、本木雅弘・広末涼子・山崎努他。
敬遠しがちな人間の生死観に向き合う。
死者を棺に納め、別れを成す葬儀。
その中にある人間としての想い。
そこに映し出される模様に、何を感じるか。
私はこういった職業に偏見は持っていないので、
納棺士という職種のことをとやかく侮辱するのは、
正直言って、理解に苦しむところです。
世の中では、そういう偏見があるんでしょうかね。
伝統の背景を知らない部分が多かったので、
映画の中の隠れた意図や、
作者の趣旨は理解できなかったかもしれませんね。
前評判が大きすぎたのも、かえってマイナスかな。
映画の展開自体は、まずまずといった感じ。
宗教性やメッセージ性は、いまひとつ。
山崎努氏の演技は、素晴らしかったと思います。
音楽も、クラシックが要所要所でいい味出していて。