roomの2つの意味 | イギリス英語を学ぼう! Chubby's English Cafe

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ロンドン在住の翻訳家 Chubby先生によるバーチャルEnglish Classをお届け。
イギリス人が実際に使っているネイティブの英語表現をご紹介しています。
TOEICや英検に役立つ学習方法もご紹介します。

 みなさん おはようございます

きのうの授業では
パンの"toast"「数えられない名詞」なので
"a toast"ではなく"a slice of toast"になる
というお話をしました

トースト以外にも
watermilkinformationadvice
「数えられない名詞」なのですが

この「数えられない名詞」とは
一体何なのか???
うるさい
頭を抱えている方も多いと思うので
"room"という単語を使って
解説してみたいと思います

roomといえば 部屋という意味で
覚えている人はいますか?

その場合はまず

×room=部屋という公式は忘れて

roomと聞いたらspace
を思い浮かべてください

 spaceとは
日本語でもスペース」というように
「冷蔵庫にケーキを入れるスペースがない」
というspaceです

上の日本語を英語にすると
There is no room in the fridge for the cake.
となります

この場合、room「部屋」ではなく
ケーキを入れる「スペース」という意味になり
その「スペース」は1つ、2つと数えることができませんから
この場合のroom「数えられない名詞」という扱いです

では

どうしてroomには「部屋」という意味があるの?
と思う人もいるかもしれませんね

例えば次の文章では
room「部屋」という意味になります

Can I book a room with a view of the sea?
(海の見える部屋を予約できますか)

room「部屋」という意味で使われる場合の定義は以下の通りです
a part of a building that has its own walls, floor and ceiling
(壁と床と天井がある建物の一部)


つまり

決まった区切りのないスペースという意味でのroom
数えることができないのに対して

部屋は 壁と床と天井によって区切られていますので
数えることができますね

ですから

冠詞の"a"を使うことで
"a room"建物の中の区切られた一部分部屋
という考え方になります



また今日も長くなってしまいましたが
 まとめると

room=spacea room建物の一部=部屋
という流れで理解してください


同じroomという単語でも
「数えられないもの」と考えるか
「数えられるもの」と考えるかで
ネイティブの意味するものが
変わってくるということを頭に入れておきましょう

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