ほんとに少し前まで、
疑ったことも、ありませんでした。
思い返せば、始まりは若い頃。
書店で働いていたときのことです。
目が悪くて、
レジができない。
本の在庫も、なかなか探せない。
「私は仕事ができないんだ」
「能力が劣っているんだ」——そう思い込みました。
でも最近、ふと気づいたんです。
あれって、
「視覚に頼る作業が難しかった」だけでした。
書店という場所が、
たまたま”目を使う作業のかたまり”だっただけ。
「できない作業がある」ことと、
「劣った人間である」ことは、別の話。
それなのに私は、
「この作業ができない」
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