真榊による天照大神の年齢の計算法は、また別の機会に須田麻紗子様の「完訳 超古代氏 秀真伝」から紹介できたらいいな、と思っています。
折鈴(さくすず)を植え替えている期間"天の節目"に当たるので、魔が入り込んで世の中が乱れはじめました。
根の国(北)と細戈千足国(後の出雲)の役人であるクラキネ(イサナギの弟)が民(一般人)であるサシミメを娶ることで養子なったシラビト(ネの益人。)とコクミ(細矛・千足の益人。サシミメの兄。クラキネは我が子のように接したという。
)達が、コクミの母サシミ女を犯し、その子のクラコ姫(クラキネとサシミメの子)も犯しました。
これらの科や過ちは、モチコ姫とハヤコ姫(天照大神の妃、北の典侍モチコとその妹で北の内侍妃ハヤコ。イサナギの弟クラキネの子でもある。)
この二姫と殿(ソサノオ)の姿を八咫鏡に映し出してみたところによると、心のひきつりによるものでした。 (第七章 遺し書 祥禍を立つ文 より)
この罪を大きな懐に抱き、温情により許すことで心を入れ替えさせて、国を治めようとしました。
しかし、モチコ・ハヤコの二姫は賄賂をつかんで従いませんでした。
遂にヲロチ(大蛇=怨念、拗けた心の念)に魅入られて、”天成る道の教え”は崩れていきました。