天照大神の御霊である太陽の光が天下に行き渡り、天照大神が統めている日本の国は国民も豊かです。


 即位されてから23万2382年が経とうとしていますが、穏やかで容姿もさらに若々しさを保っておられます。。


 この年に24の折鈴(さくすず)を25鈴に植え替えました。


※「折鈴(さくすず)」•••「真賢木(まさかき)」の単位。

※  真賢木の「鈴」の植え替えの間は「魔」が入りやすい

※  真賢木暦について。(神社の榊の由来)


ピンク色はほつまつたゑの訳です。


神社真賢木と暦のはなし富士山


真賢木とは暦の元になる天の樹(氣)です。


天体、時間、方位、陰陽五行による季節の巡り等からなっており、今でもお祝いごとや人生の大切なイベントの日取りを決める時、占いなどに使われる「支(ゑと)=十干十二支」です。


東洋占術を学ぶ方はほつまつたゑを一読されると占術を学ぶことが楽しくなり更に好きになるのではないかと思います。


占術の知識のない方には真賢木の話はだいぶ難しいと思います。


四季を感じながら、命の誕生〜終わりをあじわいながら心豊かに生きていくには「旧暦」はとても良い道しるべになることに間違いありませんニコニコ


「干」は木の幹のことで、「支」は枝(葉)のことです。



ほつまつたゑには「モトアケ図(フトマニ図)」というものがあります。フトマニ図は神様たちが占いに使われたり、人の成り立ちや、世界の成り立ち、暦などあらゆる要素が凝縮されています。

「ほつまつたゑ 全」の著者、鏑邦男先生は「易」の元ではないか、と仰有っておられたそうです。

この図の中にも「ゑと」という文字があります。



中心の環•••【アウワ】アメミヲヤ3神

ア=天•父

ウ=結

ワ=地•母



中心から2段目の環•••【トホカミヱヒタメ】=八元神(ヤモトカミ8神)

  

  
(トの尊=弟•夏•南を守る)

 ミ ヒ

タ   カ

(日高見)

ホ   メ

  (火水)

  

  
(ヱの尊=兄•冬•北を守る)



中心から3段目の環••【アイフヘモヲスシ】=天並神(アナミカミ8神)、人の音声、五臓六腑を司る
 ス イ
ヘ   モ
ア   シ
 ヲ フ


中心から4段目と5段目の環•••三十二神(ミソフカミ32神)人の見た目や姿を司る。タミメヒコともいわれる。元中末の三座あり。
禊の和歌は三十二文字とされる(天の節目に由来)
「アイフヘヲ」は空風火水土を司っている
「モスシ」•••モ=水土、ス=ウの異種、シ=空風

地球十干十二支

「ゑと」が「トホカミヱヒタメ」の中に入って居ることが分かりました

「ゑと」(干支)
ムロソヒカミ(室十一神)、ワノカミ(地の神)、ワノヒソカミ(地十一神)、ウマシアシガイヒコチカミ

「ゑ」(干)=は木の幹だと書きましたが、
ほつまつたゑ下記の一覧とほつまつたゑの記述(22章)などからも
キツオサネ西北)に日月(陽と陰)の巡りがあるので5×2=10十干になります。

「と」(支)=は木の枝(葉)ですが、
ほつまつたゑでは六腑の神を「アミヤシナウ」こちらにも日月(陽と陰)の巡りがあるので6×2=12十二支になります。

「干支」は甲子から始まり「癸亥」まで60の組み合わせになります。
人は60年で還暦を迎え、人の一生のサイクル一回転したという節目になります。
この事をほつまつたゑでは28章にて

キアヱより 枝と穂と数え 
一枝 六十  十枝は六百年 
百枝は六千 千枝に六万を 
陽陰守の 一回りづつ 
暦 成る

とあります。

1穂=1年 
1枝=60年  
1鈴=千枝=6万年→寿命が尽きて枯れるので植え替える
 

神社トホカミヱヒタメ富士山

「トホカミヱヒタメ」は「三種祓詞」という神道の祝詞の中にも出てきます。


吐菩加身依身多女

とほかみ ゑみため


 寒言神尊利根陀見

かんごんしんそん りこんだけん


 波羅伊玉伊喜余目出給

はらひたまひきよめたまへ


ホツマツタヱの中の「とほかみゑひため」は「とおかみゑみため」となっており「み゙」が2つ重なっています。

どちらが正しいか間違っているか、という判断はひとまずしません。

共通していえることは、トホカミヱヒタメの八神は「アウワ」の三神を守る神であることからも、少しの魔も寄せ付けない祓い清めの神様だということを想像することができます。


神社室十一神(ムロソヒカミ)富士山


18章には「生む国全て 自凝島(オノコロ)ぞ 国常立神(クニトコタチ)の八降り子 何国狭土神(ナニクニサヅチ) 八面主(ヤモヌシ)と なりて トホカミ ヱヒタメの •••

とあります。トホカミヱヒタメは国常立神の子でもあるようです。国常立神は人に「常世の道」を教える神とも書いてあります。


また、お正月様、恵方神、大歳神として親しまれている歳徳神国常立神の子である「玉女神(タマメ)」は「トホカミヱヒタメ」と「アミヤシナウ」の室十一神(=ウマシアシカビヒコヂカミ)だということも21章からわかります。




《十干》 

 1. 甲(陽・木・東)兄え こう きのえ 

 2. 乙(陰・木・東)弟と おつ きのと 

 3. 丙(陽・火・南)兄え へい ひのえ 

 4. 丁(陰・火・南)弟と てい ひのと 

 5. 戊(陽・土・中)兄え ぼ  つちのえ 

 6. 己(陰・土・中)弟と き  つちのと 

 7. 庚(陽・金・西)兄え こう かのえ

 8. 辛(陰・金・西)弟と しん かのと 

 9. 壬(陽・水・北)兄え じん みずのえ 

 10.癸(陰・水・北)弟と き  みずのと 


 《十二支》

 1. 子
 23時–1時 夜半   玄枵   宝瓶宮 北  11月   水  陽

 2. 丑 1時–3時  鶏鳴  星紀  磨羯宮   北東微北  12月  土  陰

 3. 寅 3時–5時  平旦  析木  人馬宮  北東微南 1月  木  陽

 4. 卯 5時–7時  日出  大火  天蝎宮 東 2月  木  陰

 5. 辰 7時–9時  食時  寿星  天秤宮  南東微北 3月  土  陽

 6. 巳 9時–11時 隅中  鶉尾  処女宮  南東微南 4月  火  陰

 7. 午  11時–13時 日中  鶉火  獅子宮 南 5月  火  陽

 8. 未  13時–15時 日昳  鶉首  巨蟹宮  南西微南 6月  土  陰

 9. 申  15時–17時 哺時  実沈  双児宮  南西微北 7月  金  陽

 10. 酉  17時–19時 日入  大梁  金牛宮 西 8月  金  陰

 11. 戌  19時–21時 黄昏  降婁  白羊宮  北西微南 9月  土  陽

 12. 亥  21時–23時 人定  娵訾  双魚宮  北西微北  10月  水  陰




神社真賢木富士山


折鈴はひと鈴=500株

※1鈴=千枝=6万穂 


「24折鈴=真榊の苗12000株」でしたが「25折鈴=真榊の苗=12500株」に500株増やしたという意味。

24折鈴から25折鈴の植え替えの時には25の数が天の節に当たるため特に世の中の秩序が乱れる時期でもあります。


※真榊/鈴・枝について

<以下、第二章 天七代 床酒の文・第十八章 自凝と呪ふの文 参照> 


 神代四代目ウビチニは世継ぎ神のひとり、三十二神/ミソフカミの御子。この頃真榊暦を数え始める。


四代目ウビチニノミコトの時に男神がはじめて女神を迎えて夫婦神となります。

北のヒナル岳の神宮(福井県の日野山・日野神社)に(桃の)木の実を植えたところ三月三日に花も実も沢山生ったことから、「百(もも/桃)の花」と名付けられました。


 ・ウビチニ=モモヒナギ、スビチニ=モモヒナミ(ヒナは大人になる前。人成る前をさす)


 ・君や御酒(キミやミキ)は”木の実”、男神(木)と女神(実)から名付けられている。


 ・ウス=”大小”はウビチニ、スビチニの頭文字

これらは雛祭りの元型です。つまり、”夫婦の道”=”天成る道”が備わったことを表しています。

夫婦が備わり、年を数えるようになりました。(真榊を500鈴に継いだ時からはじまった)


真榊の植え継ぎが20鈴を超えた時、世の中の秩序が乱れてしまいました。その時はイサナギとイサナギの二神の世継ぎも教えを広めるために隅々まで国中を巡りました。


真賢木についてはまだ他にもありますが今日はここまでニコニコ