1月から、お姉ちゃんにお手伝いしたら10円欲しいと言われた。本が大好きなお姉ちゃんはコツコツ貯めて本を買っていた。本なら、図書館で借りればいいのにと言う私に、お気に入りのシリーズの本は何度も読みたいからと言っていた。
チビちゃんまで、お手伝いしてら私も10円欲しいと言うようになり、土日の休みの日は朝から二人でお手伝い競争。5年生になるお姉ちゃんは、一人前に家事を任せておけるくらい成長している。チビちゃんもお姉ちゃんを真似しながら、何度も挑戦してくれる。お小遣いが欲しいためのお手伝いかもしれないが、頑張る娘達が愛おしく思った。

今日は母の日。二人で遊びに行ってくるーと家を出た。30分位して帰ってきた二人の手にはカーネーションが一輪。お姉ちゃんは、赤。チビちゃんは黄色。お姉ちゃんは「ママは元気で明るいイメージで赤にしたよ。」チビちゃんは「ママはたんぽぽさんみたいに、優しいから黄色」と二人で貯めたお小遣いで私に似合う色をプレゼントしてくれた。
嬉しかった。きっと今日のカーネーションはずっと私の中で一番のプレゼント(^^)
頑張ったお手伝いで貯めたお小遣い。きっと欲しい物があったはずなのに。ありがとう。

黄色のカーネーションの花言葉、お店の人が気にしてお姉ちゃんにチビちゃんに聞こえないよう、どうするか聞いてくれたと。お姉ちゃんは、チビちゃんが選んだ花ならママは何でも喜ぶから大丈夫ですって答えたよと笑顔で教えてくれた。
ママは、2人がママを思って選んでくれたプレゼントなら、何だって最高の宝物だよ。
ちびちゃんには、生まれて1ヵ月の時からいつも一緒にいる男の子のお友達がいる。
お姉ちゃんも同級生、下も同級生なので物心つく前から遊び相手だった。
幼稚園も同じで、同じクラスなのでどんな時も離れる事はなく、大人になったら結婚したい(^^)とお互いに言うようになった。周りからも見慣れた二人がそうなれば、すごい事だよね将来楽しみーなんて言われていた。
最近になり、男の子がちびちゃんと遊ぶのを嫌がるようになった。俺は男だから、男と遊ぶもう帰るのも別にしてくれと言うようになった。
こんな日が、こんなに早くくるなんて寂しく思う私。ちびちゃんも、いつも優しい男の子からきつく言われてしまい、落ち込んでいる。
でもね、ちびちゃんがお友達と遊べないで泣いている時、転んだ時、意地悪されて泣いている時など困っていると、必ず○○大丈夫か?と助けに来てくれるとちびちゃんが言う。いつの間にか、頼もしくなり守ってくれる、かっこいい子に成長している男の子。私に、小学校も一緒だから○○が泣いていたら助けてやると言ってくれた。ありがとう。こんなに素敵に成長している君のママの子育てを参考にしたいと思う。
ちびちゃん、もうすぐ卒園式。泣いてばかりの園生活だった。言葉も遅く同年代より少し幼さがある娘。どうしたら、みんなに追いつける?どうしたらもっと話をするのか?発達は個人差だと、わかっているのに、この年代はこれが出来ないと!お姉ちゃんは出来ていたと、誰かと比較ばかりしていた日もあった。
今、6才のちびちゃん。ママあのね(^^)とニコニコしながら、たくさん話をしてくれる。時々言い間違いや、宇宙語がまだまだあるけれどこれがたまらなく愛おしい。誰と競っているのか、見えない相手に嫉妬したり、僻んでみたり。そんな時を経てちびちゃんの発達の過程を今は楽しんで見ている。全く気にしないと言う事はないけれど、周りから一歩遅れても出来るようになるんだと、ちびちゃんが教えてくれた。人には出来る日が個々で違うと改めてわかった。待って待ってやっと出来た時は、ちびちゃんと共に喜んだ。それが、自信となり今では周りと同じように、できたーと言う事が増えてきた。
もうすぐ一年生。ママの手から離れ、お友達やお姉ちゃんとの登下校を楽しみにしている。そんな話をちびちゃんから言われると、さみしくてさみしくて。今、この時を大切にしたいと思う。