北海道新聞の昨日の夕刊だったであろうか、「少し優雅に昼ホテル」と題した記事が載っていた。日中にホテルの客室を利用できる「デイユース」サービスが道内で広がってきたというのである。買い物客が休憩したり、ビジネスマンが仕事場として使っているらしい。利用料は宿泊料金の4~6割引とのこと。どうも競争激化の中での稼働率アップを考えたホテルの戦略のようである。歓迎すべきことだと思う。そもそも、道内のホテルの場合、これまで策がなかったのか、全然何かに取り組むという姿勢が感じられなかった。本来は、うちのホテルではこんなサービスをやってますとか、こんなことしてますみたいな差別化されたものがあってしかるべきなのだ。なのに、それがない。ホテル業の基本はホスピタリティ、すなわち「おもてなしの心」である。いかにお客様に楽しんでもらい、喜んでもらい、感動してもらい、感謝してもらえるかである。たとえば、ホテルのレストランでディナーをとることとしたときに、どれだけのホテルが音楽などでおもてなしをしているか。ピアノは置いてあるのだけれど、ただ飾っているような状況のホテルをよく見かける。どうしてディナーの雰囲気にあった曲でおもてなしをしようとしないのか不思議である。まぁ、おそらくは経費が厳しくてそこまでやれないと言うのだろうが。つまり目先経営になってしまっているのである。ホテルを利用する人はいろいろであるが、少なくともただ腹一杯にする為にディナーに行く人は珍しい人であり(それが目的ならラーメン屋とかに行くのだ)、たいていの人は食事自体を楽しむ、すなわち地産の新鮮な食材で調理したもの(料理)・テーブルコーディネート・店内の装飾や雰囲気・夜景等の景色・・・などである。そこに音楽の演出があればさらに感動はつくれるのである。また、あそこのホテルで・・・となるのである。そんなホスピタリティサービスの基本・原点を忘れているから「北海道はサービス三流」と言われるのである。ちょっと話がそれたが、ホテルが新しい取り組みにチャレンジすることは、お客様の方に目を向けだしたということだ。この記事にあるように、従来から札幌に出張に来るビジネスマンは日中仕事をするところがなく、カフェなどでしのいでいたのだが、ビジネスマンにとっては周りがうるさくて好ましい場所ではないのだ。かといって札幌には時間貸しするようなオフィスがない。私KAMUIは以前、某ビル所有者に空きスペースを活用した時間貸しオフィスを提案したことがある。要はニーズはあるのだ。だから、ホテルがそこに目を付けても全然おかしくない。買い物客の休憩場というのもありだ。今後高齢化社会が益々進むが、当然元気なシニアも相当に増えるのである。その人達が街で買い物をし、ホテルで休憩をするというのは当然ありなのである。さらにヒントをあげるなら(ホテル業関係者はやられると良い)、そこでカルチャー教室や健康教室を開催するのだ。東京ではすでに「ホテルdeカルチャー」などと題してやっていることだ。他にもいろいろなアイデアを出して取り組んでもらいたい。少なくとも、現在KAMUIが付きあうことのできるホテルに関しては今後提言していこう。


昨日のクライマックスシリーズ第2戦で楽天イーグルスが勝ち、北海道日本ハムファイターズの対戦相手が決まった。それにしても強い勝ち方であった。岩隈久志・田中将大そして永井と3人の二桁投手を要して鉄平はリーディングヒッターであってあたっているし、山埼のようなホームランバッターがきちんと仕事をするとなるとこれは手ごわい。勢いが感じられる。それにしても、田中将大は落ち着いていた。3年目であるのに同世代と比べて人一倍大舞台を経験したところからくる自信と慣れなのかもしれない。田中の場合、既に駒大苫小牧高校の2年生のときに、マウンド上で優勝を経験をしている。2連覇というプレッシャーの決勝戦であった。実は、北海道の人なら誰もが思ったことであろうが、田中の魂の入った投球と、あの目と体全体からにじみ出る気迫は他の高校生にはないもので、当時2年生ということもあって、田中が3年生となる翌年の優勝も確信できるものであった。それほど、信頼感もあったし、違っていた。3年の3連覇が掛かった甲子園では、これまた素晴らしい早実の斎藤佑樹が最高のピッチングを展開し決勝で田中の駒大苫小牧とあたったわけだが、ご存じのように延長15回引き分け再試合となった。再試合では1点差で駒大苫小牧は破れ準優勝に終わるのだが、最後の打者は田中で三振の後、負けたのに笑顔があった。斎藤は勝ったのに涙であった。まさに、高校野球の球史に残る決勝戦2試合であった。後にテレビで知ったことだが、田中は3年生の甲子園のときのコンディションは体調をくずしており最悪の状態だったそうだ。それを気迫で投げ抜いたという。すごい男だ。すごいといえば、田中のジュニアチーム時代の同期生がジャイアンツの坂本勇人。彼も2年目19才にして花を咲かせた。たぶん、田中の18才で11勝をあげて新人王に輝いたのが刺激になったのだろう。それに比べて、我が北海道日本ハムファイターズの中田翔と鵜久森淳志、共に甲子園では駒大苫小牧とあたった経緯がある。2人とも4番バッターでホームランバッター。特に中田については清原2世とまで言われて期待されている逸材。今年は2軍で30ホームランを打ったのだが、ただ、2軍ではどうしようもない。坂本は19才で1軍レギュラーを獲得しシーズン通して定着した。それを考えると中田は来年1軍に定着しないとダメだ。鵜久森も同様。さて、クライマックスシリーズに話しを戻そう。ファイターズはやはりダルビッシュのできがカギとなる。レギュラーシーズンの最後、戦列を離れて久しぶりの投球がどんな状態かで、有利に戦えるのかそうでないのかが分かれてくる。打線は短期決戦の場合始まってみないとわからない。1・2戦で勢いがつくと良いのだが、眠ったままだとそのまま終わってしまうこともある。それは楽天にも言えることだが。せめての救いはやはり全試合本拠地札幌ドームであることだろう。水曜日から始まるが、北海道を元気に!ということもあり、我がファイターズに頑張ってもらいたい。

全日空の子会社であるエアーニッポンネットワークが札幌丘珠空港から撤退することが確定したと昨日の北海道新聞にでていた。そうなると、丘珠空港自体の存続が厳しくなってくるのだ。札幌以外の方は丘珠空港と言っても全くわからないだろうから、簡単に説明しよう。丘珠空港は、札幌市の10区あるうちの1つの区である東区に存在する。北海道の玄関である千歳空港が千歳市にあるのと比べ、本当に札幌の市内にある空港なのだ。しかし典型的な地方空港で、YS-11型プロペラ機が全盛の時代に活躍した空港だから、大型機はもちろん超小型コミュニティジェット旅客機にも対応できない状況である。どうも、それが致命傷になったようである。現在の丘珠空港は、ほぼ札幌市の住宅地の中にあるようなものだから、滑走路の拡張などするような土地はない。そんな丘珠空港は道内への日帰りビジネスマンには多少使われているようだが、それも航空会社からすれば赤字の利用状況で飛ばし続けることはできないという結論になる。観光に影響が、という人もいるが、ではこれまでどれだけの人が観光として丘珠空港を利用したのかということになる。これが地方空港の現実だ。現在、前原誠司国土交通大臣は空港にメスを入れている。莫大な費用を掛けて作った空港だ。そこの自治体にしてみれば何とか存続させたいと思うだろう。しかし、飛ぶ度に赤字となるのではどうしようもない。ましてや、その赤字を国民の税金で補填することを当てにしているのであればそれは本末転倒だ。前原大臣の斬新な勇気ある決断に期待したい。地方空港とは話が違うが、羽田空港のハブ空港化は当然必要と思う。ハブ空港はアジアへの拠点となる空港であるから、旅客のみならず貨物も24時間離着陸できる空港でなければならない。成田空港は24時間の頻繁なる離着陸は無理だろう。ならばそこを羽田空港で補えばよい。橋本大阪知事は関西空港のハブ空港化を求めているが、関空はたしかに24時間フルに離着陸可能かもしれない。しかし、関西ということを考えるとやはり場所的な問題がある。羽田と成田の併用が現実的な線だろう。しかし、前原大臣は就任早々ダム・空港・高速道路・・・と大変な任務だ。今一番目立っている大臣ポジションかもしれない。本当は防衛の専門家なのに防衛大臣には任命されず国土交通大臣に任命された。是非頑張ってもらいたい。もっとも、防衛省の方はこれから年を明けて、それからが大変だ。沖縄の米軍基地移設問題とアフガン支援における給油問題がある。後者については「単純延長はしない」としているが社民党対策だろう。アフガニスタンの現実的諸情勢からみて、民間人を現地に派遣して行う危険性などを検討すれば、他の支援方法を実施するリスクの高さがわかる。そんな政策をして現地で派遣した民間人がテロや攻撃の対象となって死傷したなどとなれば、一気に民主党政権への批判と変わる。それを考えれば民主党は、「十分に検討をした結果、延長することとしました」ということになるだろう。それが一番現実的だからだ。外交安全保障のスペシャリスト、長島昭久政務官もいるので、日米同盟の信頼を揺るぎないものとした上で、適切なる選択をしてもらいたい。なんか、地元の空港の話をしていたが、最後は外交防衛の話になってしまった。