昨日のクライマックスシリーズ第2戦で楽天イーグルスが勝ち、北海道日本ハムファイターズの対戦相手が決まった。それにしても強い勝ち方であった。岩隈久志・田中将大そして永井と3人の二桁投手を要して鉄平はリーディングヒッターであってあたっているし、山埼のようなホームランバッターがきちんと仕事をするとなるとこれは手ごわい。勢いが感じられる。それにしても、田中将大は落ち着いていた。3年目であるのに同世代と比べて人一倍大舞台を経験したところからくる自信と慣れなのかもしれない。田中の場合、既に駒大苫小牧高校の2年生のときに、マウンド上で優勝を経験をしている。2連覇というプレッシャーの決勝戦であった。実は、北海道の人なら誰もが思ったことであろうが、田中の魂の入った投球と、あの目と体全体からにじみ出る気迫は他の高校生にはないもので、当時2年生ということもあって、田中が3年生となる翌年の優勝も確信できるものであった。それほど、信頼感もあったし、違っていた。3年の3連覇が掛かった甲子園では、これまた素晴らしい早実の斎藤佑樹が最高のピッチングを展開し決勝で田中の駒大苫小牧とあたったわけだが、ご存じのように延長15回引き分け再試合となった。再試合では1点差で駒大苫小牧は破れ準優勝に終わるのだが、最後の打者は田中で三振の後、負けたのに笑顔があった。斎藤は勝ったのに涙であった。まさに、高校野球の球史に残る決勝戦2試合であった。後にテレビで知ったことだが、田中は3年生の甲子園のときのコンディションは体調をくずしており最悪の状態だったそうだ。それを気迫で投げ抜いたという。すごい男だ。すごいといえば、田中のジュニアチーム時代の同期生がジャイアンツの坂本勇人。彼も2年目19才にして花を咲かせた。たぶん、田中の18才で11勝をあげて新人王に輝いたのが刺激になったのだろう。それに比べて、我が北海道日本ハムファイターズの中田翔と鵜久森淳志、共に甲子園では駒大苫小牧とあたった経緯がある。2人とも4番バッターでホームランバッター。特に中田については清原2世とまで言われて期待されている逸材。今年は2軍で30ホームランを打ったのだが、ただ、2軍ではどうしようもない。坂本は19才で1軍レギュラーを獲得しシーズン通して定着した。それを考えると中田は来年1軍に定着しないとダメだ。鵜久森も同様。さて、クライマックスシリーズに話しを戻そう。ファイターズはやはりダルビッシュのできがカギとなる。レギュラーシーズンの最後、戦列を離れて久しぶりの投球がどんな状態かで、有利に戦えるのかそうでないのかが分かれてくる。打線は短期決戦の場合始まってみないとわからない。1・2戦で勢いがつくと良いのだが、眠ったままだとそのまま終わってしまうこともある。それは楽天にも言えることだが。せめての救いはやはり全試合本拠地札幌ドームであることだろう。水曜日から始まるが、北海道を元気に!ということもあり、我がファイターズに頑張ってもらいたい。