怖いものなんてない
そう こどもは泣いたけど

悲しいんだと
そう服を引っ張る手は離れなかった

猛るものは心を焼き
冷めるものはこの子に別れを告げさせる

私は明日なんて信じないけど
それは私だけなんだね

この子は矢継ぎ早に全てを知り
覚めた目で私をみるのだろうか

夕暮れが暁を
夜暮れには黄昏が

輝く かがやく
ああ 明日がきたんだね
甲羅のような硬さでもって
貫通することは哀しみでしかない

わたしたちは分かりあえない
わたしたちは信じ会えない

鋼のような心で
紛らわすのは一時でしかない

わたしたちは傷つけあう
わたしたちには痛みがある

唐突な哀しみも
分け合う痛みも
勇気を分け与えることも

あなたには関係ない



わたしのみが決められるのです
隔絶された冥界に
窖はささやき掛ける
たちどころに闇は増し
蓋から溢れ出る汚濁は

愚者の涙なのかもしれない


分からないからここにいて
分からないからからあなたにささやく
それでも あなたたちは
分かってくれない

涙は腐り落ちるのでしょうか