竹田愛里です。 | 劇団21世紀FOX 稽古場便り

劇団21世紀FOX 稽古場便り

俳優・肝付兼太が座長を務める劇団21世紀FOXの稽古場日誌!

たてかべさんの告別式に参列して参りました。

お通夜の昨日は、私達は、"おしい人"の自主練をしていました。

「稽古はOFFにしない。」
肝付さんだけお通夜にお見送りしての稽古場で、いつもより30分長く稽古をしました。

雨の斎場には、沢山の参列者の中、沢山の劇団OBの顔もあったそうです。

今日は晴天。レオ君、笹倉、新井田、前田、田村、平田と待ち合わせをしました。
待ち合わせ場所に、勝平と約束してたユウくんが、一緒に待っててくれました。
会場で、京王線が止まってしまってタクシーで到着した津村と合流。

勝平ちゃん、タケルさん、健太郎、サトコ、シホコ他、斎場では顔を揃えました。

300人余りの参列だったそうで、そんな中、スタッフで、橘、コミナ、永木が心強いフットワークでお手伝いをしてました。



とても優しく、楽しそうに笑っている、ハンチングを被ったかべさんの大きな写真が私達を迎えてくれました。

今の時期に手に入る、可能な限りの白い種類のお花を全部集めたような、壮大な白いお花の祭壇の真ん中に、かべさんの笑顔がありました。

そして、その両側に、オレンジ色の大きなハートが浮かび上がってました。

その、2つのハートが、何とも可愛らしく、そのオレンジの色のお花で形取られた2つのハートが、かべさんの人柄を思わせ、又それと同時に、見送る方々の優しい気持ちが汲み取られ、塞いでいた気持ちを、いっぺんで暖かい気持ちに変えてくれました。

祭壇の両端に飾られている沢山のお花籠は、零れる様に置かれ、通常なら白が基調なのでしょうが、かべさんを惜しむ方々から送られたお花籠は、何とも明るい花達の顔が覗き、ひまわりや黄色いバラ、オレンジのポンポン、ピンクの薔薇、薄ピンクのトルコ桔梗、紫の紫陽花、等々愛情たっぷり差し込まれた、お花畑の様でした。


かべさんと一緒にいつもお2人揃って公演を観にいらして下さっていた本田社長と、肝付さんの、続く弔辞に泣き、気丈に弔電を紹介するコミナに泣き、ハンチングを被った、眠っているかべさんとのお別れに、皆で泣きました。

焼場に旅立つかべさんの車に、青空の下、全員で白い鴿のバルーンを一斉に飛ばすセレモニーに参列出来て、私達は幸せでした。


さぁ、稽古、頑張りましょう!
今日一日、自主練です。