世の中にはいろいろな測定するための機器がありますよね。
小学校の文房具に欠かせない30センチの竹製の定規もそうですし、お風呂の後に測る体重計もそうです。
自動車の修理をしていると電気の修理をする場合に必須なのがサーキットテスターです。電圧や電流、抵抗値などを測定します。
デジタル方式とアナログ方式がありまして、測定する対象によって使い分けます。正確な電圧や抵抗値を数値で知りたければ、デジタル式に軍配が上がりますし、単純に電圧の有り無しだけが分かれば良かったり、電圧の変化具合を知りたい場合にはアナログ式の方が便利です。
そしてテスターで抵抗値を測るには、テスター内臓の電池から、弱い電気を流して、抵抗値を測定します。抵抗測定時には最初にテスター棒を互いに接触させて「0」を確認・調整します。

しかし・・・
デジタル方式の場合、画面の表示や演算に内蔵電池が必要なのですが、これが弱ってくると測定値が怪しくなってくるんです。そしてアナログ式の場合、内蔵電池が弱くなると電流測定もおかしくなるんですね。
バッテリー上がりしやすい車の診断をしていて、デジタルとアナログで暗電流の測定値が違うなぁ・・・と悩んでいたのですが、内蔵電池の消耗によりアナログ式のテスターの誤差が大きくなっていました。取り出した電池の推奨使用期限は96年・・・どんだけ古いんだよ。
よく考えたら20代のころに3級ガソリン整備士の講習の実習で作ったテスターで、それっきりだったかも知れない。

アナログ式のテスターの電流測定でも内蔵電池の寿命は重要だよ、というお話でした。
7月としては記録的な規模の台風が近づいております。沖縄を抜けて明日の朝には九州を直撃、11日の金曜日には中部地区も直撃コースとなっております。

台風の際にはいろいろと車に関するトラブルが発生します。

①看板などが飛んできて車にあたって傷がつく。
②強い風雨により前方視界が悪くなり細い道路などですれ違い時に接触する。
③窓を開けたまま、もしくは換気のために上部を少しだけ開けておいたところから、風圧で雨水が室内に吹き込んでしまう。
④道路が冠水して、気づかずに侵入してエンジンや車体に重大な損傷を与えてしまう。
⑤エアコン、ヘッドライト、ワイパーなどの電装品をフルに使用しているので、バッテリー上がりが発生しやすい。
⑥乗り込む際にドアが風に煽られて一気に開いてしまい、ヒンジの部分が曲がって、ドアが閉まらなくなる。
⑦同様に乗り込みの際にドアが一気に開いてしまい、隣の車のドアにぶつかって凹ませてしまう。
⑧路肩の側溝にあふれる位、水が満たされているために、道路と側溝の境目が見えず、脱輪してしまう。
⑨稀に大きな橋の上などで横風に煽られると、車線を一つ分くらい流されたり、最悪横転してしまう。

などなどいろんな危険な状況が発生します。当然、JAFに電話をしてもなかなか対応に来てくれません。
台風が近づいたら、強固な建物やガレージの下に入れたり、水がつきそうな低地の場合はあらかじめ、高いところに移動すること、スーパーの駐車場には貯水機能がある場合もあり、豪雨で一気に水没することもあるので、注意すること、風で何かが飛来しても良いようにフロントガラスなどに古毛布などをしっかりと固定するといった対応も大切です。

今後の台風のコースには十分注意して、無事に週末が迎えられることを祈ります。
今日は少し古いホンダのアクティストリートのパワステの修理を行いました。
所謂軽ワンボックスなんですが、軽トラックと基本設計は同じ。エンジンはキャブレター方式です。
あの頃(平成ひと桁台)の軽トラックにはパワステはありませんでしたが、車両が軽いこともあり、さほどステアリングが重いと感じることはありませんでした。
しかしワンボックスタイプのアクティストリートは屋根が後ろまである分、車重も200キロ近く重く、660ccになった時からパワステが追加装備されていました。
さてこのパワステ、電動パワステで、ステアリングコラムの途中にモーターが付いています。車速を検知して時速40キロを境に、アシストのON/OFFを行います。40キロ以下の低速時はアシスト付き、40キロ以上ならアシスト無しという訳です。そして速度はミッションケースからメーターワイヤでスピードメーターに差し込まれ、メーターの中で車速パルスを発生させて、アシストの可否を決定しています。
この車両は走行距離が16万キロを超えており、スピードメーターの針が常にふらふらと揺れている状態・・・これはメーターワイヤが切れかかっていたり、部分的に重くなった部分があって、スムーズにワイヤが回転できないときに発生します。一定の速度で走行していても、メーターワイヤは「くるっ!くるっ!」とムラのある回転をしているために、スピードメーターには実際の車速より低いときと高い時が交互にやってくるような感じになっています。
そしてこの回転のムラのせいで、40キロで走行しているときに、車速信号は20・60・20・60キロというように、遅い・早い・遅い・早い・・・と繰り返していきます。するとパワステもアシストがON・OFF・ON・OFF・・・となってしまいます。
そしてこれが怖いのは交差点の左折などで30キロくらいで曲がっていくと、突然、アシストが無くなって、いきなり重ステっ!そしてすぐにパワステ!と秒単位のアシスト変化が起こるのです。
試しに数日、そのパワステで乗っていましたが、左折の時にアシストが切れてしまうと、大回りになってしまうこともあり、パワステをカットするためにヒューズを抜いて対応しました。
今回はそのスピードメーターのワイヤー交換です。インパネのメーター付近をばらして、メーターからワイヤの先を分離。そこからフロントバンパーを外して、車の外に取り出します。今度はミッションケースからワイヤを抜き取って、エンジンルームのワイヤの固定部分を外しておきます。ワイヤの取り付け部分を同じようにするために古いワイヤに添わせるように新しいワイヤを通していきます。同じ場所を通るようにセットしたら、スピードメーター側を接続、ミッションケース側を接続、古いワイヤを撤去します。
取り外したワイヤは車両全長3.3mのボディより長いものでした。
試運転を行うと、メーターの振れは全くなくなり、ヒューズをさして復帰させたパワステも正常に作動しました。
現代の車はミッションケースに車速センサーがあり、その場で電気的なパルス信号が作られますが、当時はキャブレータ式エンジンが一般的であったために、メーター内で車速を発生させる方法を採用し、ワイヤーのトラブルがパワステの不調につながるという事例でした。
最近ではめっきり作業しなくなった修理ですね。
2月より試験的に定休日を火曜日に変更して営業しておりましたが、6月より再び水曜日に戻すことになりました。
車検などの業務を効率良くするために試行錯誤してみたのですが、どうしてもお客様からお預かりする期間が長くなりやすいという問題が解決できず、元々の水曜日に戻すことにしました。
定休日は水曜日
営業時間は朝10時より19時まで
となっておりますので、よろしくお願いします。

昼間はだいぶ暖かくなってきましたね。逆に朝と夜は冷え込む感じもありますが・・・

21BASEは5月12日から17日まで臨時休業いたします。

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。