はじめに

*台湾一周をパートナーのAとSの2人で旅行していて、海外素人Aが書いた記事です。

*旅の始まり(1日目)はHello 臺灣をご覧下さい。2〜6日目までの旅行の記録もおもしろおかしく書いているので、併せてご覧下さい。台湾旅行のブログは数多あれど、一周旅行しているブログはなかなか無いと思いますが、いかがでしょうか?

*ガイドブックには書いてないけれど、これ知っといた方が良かった!と思える情報を散りばめるよう心がけています。

 

 台中まとめ

個人的な感想も含みますが、台中をざっくりまとめます。

*様々な美食発祥の地である。(我々日本人が大好きなタピオカミルクティー、パイナップルケーキなど)

*ガイドブックの特集にはなかなか詳しく書かれていないが(C球の歩き方でさえ店舗やホテル紹介含めて20ページほど)、都市の規模は大きくて見どころのある街である。

*ガイドブックには駅舎や店など洗練された空間を中心に書かれていることが多いが、実際はそんなことはなく、バイクが多く人間味が溢れた街である。

*台中駅舎周辺は問屋街みたいな街並みが並ぶが、柳川を越えると基本的には大都市の街並み、特に美術館や博物館の近くは街並みが整理されている。

*高雄のようにメトロは出来たのはいいけど台中のは正直不便なので、バス移動が基本になる。バスの本数はそこそこある。

*注意!:人気のあるフォトジェニックな村、彩虹脊村は長期休業中だった。(2023/3/1現在)

 

 台南から台中へ、そして問屋街の海へ

 

 前日に台南でグルメを満喫し(詳細は台南グルメづくしを参照あれ)、台中にはゆっくり約2時間かけて自強号で移動をした。エコノミーな旅行がテーマなので、もちろん台湾新幹線は使わず、である。というのも、新幹線台中駅から台鉄台中駅まではとても離れており、バスで30分ほどかかるようだったため、新幹線でお金を少しプラスし、時間を削ったとしても、バスで時間を取られては、費用対時間がイマイチだと考えたため、やめた、というのがホンネ。日本では新幹線と鉄道主要駅が離れている駅の代表として新横浜、新大阪や新神戸などがあるが、いずれも主要駅までバスで30分程度かかる駅はない。

台湾西海岸内での移動中は基本的に自強号以下の等級の車両では車掌の検札はなく、到着駅でICカードをかざすだけで勝手に自強号の運賃が漏れなく引き落とされる仕組みになっている。日本より便利で不正がなさそうである。日本は地理的に便利を求める国だが、金銭処理的にはアナログな国でもあるんだなと実感した。特に地方を走る列車に関しては、アナログが良しとされる風潮もあるのかもしれない。

2時間の移動後、台鉄台中駅に降りると近未来の金沢駅風の駅舎が迎えてくれる。近未来じゃなくてレトロが好きな人は駅正面の広場に降りるとすぐ、旧駅舎があるので、そこでレトロを味わうと良さそう。(暑くて荷物も多く、写真を撮る心理的余裕がなかったため、写真はどちらもGoogleより引用)

台中はとにかく暑く、台北を出て5日経ち、荷物も増えてきていたため、何も考えずにホテルまでとにかく歩いた。本日はパートナーのSがairbnbで宿を手配してくれていたので、15分くらい歩き、中心街より一本入った綺麗なビジネスホテル風の建物でとりあえず荷物を預けた。

まとめにも書いたが、台中駅周辺は問屋街チックな街並みで面白い看板も多い。もっと心理的に余裕があれば、面白い看板を見て、思い切って店に入ることができたのかもしれず、そこは悔やまれた。下の看板は台中駅周辺で見つけたが、伝統的なぼったくりの美味しさを伝えたい、と書かれるとまるでぼったくりバーのようで、限られた予算では入る勇気が湧くことはなかった。(入った人はぜひ教えてください)

 

 都会のオアシス春水堂創始店

 ホテルから再び問屋街の海へ潜り、時短のためバスに乗り、かねてより念願の都会のオアシス春水堂創始店へ。なぜ、都会のオアシスというかは、問屋街風の建物が並ぶ中心街から一本入った場所に緑が満載の建物が急に現れ、中は風通しが良く快適で、食べ物も飲み物も美味しいからである。私が名付けた。(お腹が空いてて写真を撮る余裕がなく、写真はGoogleより引用)

このブログを読んでくださっている皆様もご存知かと思うが、春水堂は台湾発祥と言われるタピオカミルクティーの元祖である。創始店は元祖という意味なので、タピオカミルクティーの元祖オブ元祖へ行った。台南でも度小月の創始店に行ったが、やはり元祖はありがたみが増すので、オススメである。

店内に入る前に人数を聞かれて、わずかに待ってから席に案内される。平日だったため、もちろん並ばずに入れた。中では観光客は少なく、飲食を楽しむ現地の老若男女が複数おり、時がゆっくり流れていた。注文書には日本語も書かれており、注文はスムーズであった。私たちは、タピオカミルクティー小を2つと功夫麺(辛ペースト付)、ごま豆乳風味の坦々麺を注文した。(値段は合わせて390元/1700円程度)ちなみに、タピオカミルクティーはアイスホット氷およびシロップの量が選べる。注文程なくしてタピオカミルクティーが運ばれてきて、スムーズであるように感じた。また、料理の食べたい順番もわきまえられていて好印象であった。

店内には噴水があるせいかなぜか涼しく感じられた。(念のため言うが、扇風機は回っていない)タピオカミルクティーはタピオカがしっかり弾力のある感じで食べ応えがある。フニフニではなくモチモチでもない。かっちり系寄りのモッチリである。ミルクティーはあっさりとしていて、暑い台中を歩いた喉にはピッタリであった。

壁画のように貼られたタピオカの作り方を眺めながら、タピオカミルクティーを美味しそうに啜っていると程なくして料理が運ばれてきた。

功夫麺(写真は下図)は椎茸入りの肉そぼろと煮野菜が乗った中太モチモチ麺である。タピオカより麺のモチモチ感は強い。一見普通かつシンプルに見えるが、わずかに隠された醤油ベースのタレのせいか混ぜるととても奥が深い味を感じた。辛味噌的なペーストも注文時に無料でつけれて、辛党が期待するほど辛くは無い。しかし、味変に使うとまた一層味が深くなる。こういったシンプルな麺は夜市で見かけそうなメニューだが、さすが春水堂、お上品に仕上がっている。

ごま豆乳風味の坦々麺は博多ばりの細麺に肉味噌や細切りのきゅうりやにんじんの乗った坦々麺である。辛味がわずかに感じられる汁に浸かっている。いかにも我々日本人が安心する攻撃性のなさそうな見た目をしている。

あえて言おう、春水堂は料理を食べてほしい。タピオカミルクティーが美味しいと言われているし、皆さんもきっと食べると思うが、あえてそこは声を大にして言いたい。料理というと重々しく捉えられがちだが、主役のタピオカミルクティーと一緒に食べやすい軽やかなメニューが揃っている。リーズナブルで上品な料理も味わえるのに、素通りするのは大変もったいない。特に、麺を混ぜ、一口すすり、箸を進めると、取り合いになったのは功夫麺だった。シンプルな料理にこそ、その店の料理への本音がわかる。隣の現地のカップルや向かいの現地のマダムも頼んでいたため、私的には迷ったら功夫麺を頼むと間違いが無いと思う。味変のため、辛ペースト付きでトライしていただきたい。迷ったら、一息つき、周りを見渡し、現地の人が注文している物を注文すればいいと思う。(当たり前だがなかなかできない)

 

 不発の彩虹脊村

 春水堂で腹ごしらえをし、Instagramで話題になったカラフルな街の彩虹脊村へは、春水堂近くのバス停から直通で40分程かかった。途中には新幹線の台中駅もあり、のんびりバスに揺られながら、目的地を目指した。目的地近くのバス停を降りると、いかにも下町らしい街並みが迎えてくれた。

下町を10分ほど歩き、明らかに街並みとマッチしていない異様なカラフルなバス停と公園が見えたので、村の入り口を探したが、工事中のような塀が囲んでおり、入り口は見当たらない。

日本語で、ない!ない!と話している観光客が異様に見えたのか、犬を連れた現地のマダムが英語で話しかけてくれた。その人の話によると、どうも改装のため、しばらく長期(2022年頃より1年ほど)にわたって閉めているらしく、訪れたものの迷っている観光客が続出しているようである。ガックリと肩を落とす私たちにせっかくきてくれたのにごめんなさいねと、その親切な人は言った。

 

 またも不発、国立台湾美術館

 不発であったため、気持ちを立て直し、パートナーが行きたいと言っていた美術館へ向かった。こちらも直通でバスに揺られ30分程。とても都会的な街中に美術館はある。着いた時点で16:00頃。時間がないが、予定が押しているため、効率的に回ろうと先に17:00閉店と書いていたミュージアムショップに入り、必死にお土産を物色してから、観覧する予定とした。私はお土産用に犬の骨の形をした陶磁器のキーチェーンと、自分の勉強用に頭蓋骨のミニレプリカを買った。(計600元/2640円ほど)パートナーはオーナメントと携帯ケースをどうしようかなと迷っていたが、店の人に店閉めますよ、とそそくさと追い出された。Googlemapでは営業時間が18:00までのはずの美術館内が騒がしい。何やらスタッフが観覧客を追い出しにかかっていたので、スタッフに営業時間を聞くと、やはり平日と金土日で営業時間が違うようだ。やむを得ず、またガックリと肩を落とし美術館をでた。

 

 台中発祥、太陽餅

 続々の不発に流石にパートナーが落ち込んでいたため、元気を出しにパートナーがどうしても買いたいと気に入っていた太陽餅を買いに九個太陽へ。(写真は三仙台の時のもの、買いたいという経緯は三仙台の時の記事を参照あれ)太陽餅は素朴な甘さのパイで、中に麦芽糖が入っている。食べると、祖母の家でお茶を呼ばれた時ぐらいなぜかほっこりする台中発祥のスイーツである。どうしてもパイナップルケーキに隠れ、日本ではあまりメジャーではない。九個太陽では9個の太陽餅セットと月餅の煎餅を購入した。(計620元/2700円ほど)

 

 

 病院はスイーツ天国?宮原眼科

 宮原眼科は、どの台湾のガイドブックを見ても、絶対行くべきと口を揃えて書かれるほどの観光客に人気の一大スポットである。1階はスイーツ販売およびアイスのイートイン、2階はおしゃれなレストラン、3階は手洗い兼レストスペースである。眼科にしては中規模で、外から見ても立派な建物が、内装はハリーポッターのホグワーツ魔法学校もびっくりの異世界にデザインされている。中にはいるとおしゃれなTーsite風の雰囲気で商品はM越百貨店くらいの間隔で丁寧に並べられており、非常にリッチである。

主力商品はパイナップルケーキ、太陽餅、ヌガー、チョコレート、パイと多岐に渡り、詰め合わせも販売されているため、お土産にピッタリである。私が気になったのはどのガイドブックにも載っていないショッピングバッグで、大きいカバンに宮原眼科の建物と視力表が印刷されているため、眼科っぽいなと気に入ったが、可愛くないお値段だったので、購入を見合わせた。お菓子を1000元購入するとショッピングバッグの割引があるようで、気になる人はご検討あれ。

日本語や英語を喋れるスタッフは常駐しているようで、私たちはたまたま日本語が上手なスタッフに対応してもらった。その人曰く、日本にはジャニオタ活をしに行くそうで、それで日本語が上手くなったとのことである。

そもそも私が宮原眼科に来た目的の1つはパイナップルケーキを収集することだったので、自分達で楽しむように甘い方のケーキ(17号というそうだ)6個入りとお土産用に自然な酸味のケーキ6個入りを購入した。(計450元/約2000円)私は購入しなかったが、他の種類として、卵黄入りのケーキがあり、わずかに高い。基本的にどれも100%パイン餡で美味しく、中身の種類とパッケージの種類は一致しているため、パケ買いしても楽しめる。

感じ方に個人差はあるが、17号パイナップルケーキの感想を書いておく。一言で言うと、素朴でホッとする味である。外はサックリしておりポロポロ落ちる感じは無い。中の餡はパイナップルの繊維が結構残った餡である。甘い方と銘打っているが、素朴な甘さで思ったほど甘さはないため、甘いのを期待して購入される方は注意されたし。

こちらも個人的な意見となるが、皆様がご存知の有名各社と比較すると、台北B熱山丘の方が野生味が強く、台北Zナインの方がやや甘くねっとりしている。正直いうと、私は林百貨で販売されていた台南Cメイ食品のゴールデンの方のパイナップルケーキは100%パイン餡でとても甘く、パイナップルの繊維感が残っており、餡食べてます感のバランスが取れていたため、1番好きだ。ちなみに、パートナーは私と同じものを一通り食べたが、1番宮原眼科のケーキが良かったと言う。ホッとする味が好みなのかもしれない。これらは個人的な感想のため、その場その場で失敗を恐れず購入し、皆様に合わせた自分の味を探すのが重要である。感想はあくまでも目安として考えてほしい。

私が宮原眼科に来たもう一つの目的に、盛り盛りのパフェを食べるという目的があった。ショップの隣にパフェのテイクアウトスペースがある。(イートインではないので注意)カップもしくはワッフルコーンを選び、その中に載せるアイスおよびシャーベットを1〜3種類選び、さらにその上に載せるトッピングもアイスに合わせ1〜3種類選ぶシステムになっている。私は愛文マンゴーシャーベットに自然な酸味の方のパイナップルケーキトッピングを、パートナーはプラムシャーベットにかぼちゃの種トッピングを選び、ワッフルコーンの上に載せてもらった。(計200元/約900円)アイスおよびシャーベットは約15種類程度かつトッピングは約10種類程度あったため、自分の予算に併せてそこから選べることを考えると、ある程度無限にマイパフェが誕生する。そう考えるとなかなか尊い場所だ。

何度も言うが、ここはあくまでもテイクアウトスペースでありイートインスペースではないため、映えるパフェを持ちながら、近くでゆっくり食べれる場所を探した。宮原眼科の真ん前に川が流れており、公園ぽく休めるスペースがあったため、この後夜市に行くにも関わらずそこでゆっくり食べた。

私がパイナップルケーキを頬張ろうとしたら、地べたに落としてしまい、ショックであったが、川には複数の鯉がいたため、パートナーがケーキをちぎり、餌として撒いてくれた。まるで、副業は鯉の餌やりとでも言うかのように、たくさん鯉を集め、手懐けていた。

 

 忠孝夜市

 とにかく移動で疲れていたのと本日はやや不発気味の旅程だったので、パートナーと相談し、近場での夜市でテイクアウトをし、ホテルで夜食を食べると言う結論に収束した。台中最大の逢甲夜市は台中中心街から遠く、残念だったが、候補から外した。台湾1日目のローカル夜市の感動を再び味わうべく選んだ夜市は忠孝夜市であった。(下記は参考にさせてもらったブログ)

 

とりあえず、炒飯と焼きそばが食べたくなったので、それっぽい店を探した。やはりローカル夜市なだけあり、英語は通じなかったが、お店の手伝いをしている高校生くらいのヤングガールが簡単な英語で注文を手伝ってくれた。そうしてやっと、私たちは羊肉炒飯と牛肉炒飯(計200元/約900円)、海鮮炒麺(70元/約300円)を手に入れた。

そして、まるで家でいるようにいつものように動画を見てあーだこーだ言いながら、ご飯を頬張り、疲労感が強かったため、すぐに眠りについた。

 

 あとがき

*台中はあらゆる美食発祥の地と言われているが、その多くは素朴な味わいを残しており、元祖のプライドを感じられた。

 

明日は、とうとう台北に戻り、美味しいもの食べて、遊んで、お土産買って、半日しかないのにかなり盛り沢山の旅程です。もちろん夜市もハシゴします。ぜひ乞うご期待を!