はじめに

パートナーのAと私Sの二人で台湾一周旅行に出かけたときの記録であり、この記事はSが書いている。

 

台湾旅行5日目2023/2/27は台湾南部の大都市高雄から台南へ移動した。どちらかというと台南観光メインの日であり、台湾一周旅行の折り返し地点でもある。

 

台南は台湾の京都と言われているが、実際行ってみると高層ビルがばんばん建設されている立派な大都市であった。確かに歴史ある街で神社仏閣は多いものの、現在進行形で経済成長を続ける街であり京都と同じと言ったら京都人のプライドを傷つけることになる。

 

翌2/28も台南観光に割いたので台南1日目ということになる。

 

 

 統一夢時代(ショッピングモール)

朝時間があったので、泊まっていた高雄で少し観光することになった。パートナーがスタバオタクのため夢時代駅近くの統一夢時代というショッピングモールに入っているスタバに行くことになった。若干政治的意図が入っていそうなネーミングだが行ってみると老若男女でにぎわう場所だった。

 

モール自体は広すぎてすべて回るには最低1日はここだけに使う必要がありそうである。入っている店は日本と同様に服飾関係や飲食店、雑貨店など多岐に渡る。

 

我々は目的のスタバに向かった。ここのスタバはとても広くて開放感のある場所であり、過ごしやすかった。パートナーは高雄限定のドリンクを探していたようだが残念ながらそれにはたどり着けなかった。

 

この日は月曜日で日本からいろいろとメールが来たりしていたのでこのスタバでそれらを片付けた。

 

 

 

 高雄→台南

高雄から台南へは再び台湾鉄道通称台鉄の自強号で移動した。ここらへんから東部では使えなかった新幹線が使えるはずだが、今回の旅行ではケチってすべて台鉄を貫いた。EasyCardですべて移動できるのは便利すぎる。

 

 

 台南着

台南に到着するとまず想像以上の都会さに驚かされた。台湾の京都と聞いていたので高いビルなどはイメージしていなかったのだが、着いて外に出ると容赦なく高層ビルが空へ伸びる光景に圧倒された。これは高雄と雰囲気そんなに変わらないんじゃ。。。

 

ただ実際に移動してみると高雄よりは不便なところもわかってきた。まず地下鉄が通っていないためバス移動が基本となる。バスは盛大に手を振って乗りますアピールしないととまってくれないどころかむしろ早く仕事終わらせたいんじゃとばかりにスピードアップして通過しようとしている疑いすらある。EasyCardが必ず使えるので乗降車に関してはビギナーにも親切な仕様である。

 

台南駅に着いたらAirbnbで予約したホテルに移動したが、この日はホテルの場所が少し市街から離れていたため駅からバスで宿まで移動しなければならず、少々不便であった。

 

ホテルは階段なしの5階だったので上るのが大変だったがまわりにタワマンが林立していたので景色はそこそこ良かった?

 

 林百貨

ホテルからバスで台南駅近くに戻り、パートナーが食べたいと言っていたパフェの店に行って食べた。台南は日中はまだ熱く、熱い中食べたのでおいしかった。

 

パフェの後また仕事でやらなければならないことがあったため、一旦台南駅近くのスタバに移動して作業した。その後近くにまた別のスタバがあるらしく、スタバオタクのパートナーのリードのもとでそちらもついでにみてきた。こっちはレトロな駅舎のような作りになっていて、洒落た場所である。ただ、トイレが汚かった。ちなみに台南駅は北と南の連絡がとても悪く、南側の改札から北側の改札に構内を通らずに移動しようとすると数十分かかった。

 

台南は林百貨という日本統治時代に作られた百貨店が有名である。行ってみると5階建てくらいのレトロな建物で雰囲気がある場所だった。ここではお土産のお菓子とその日に食べる用の太陽餅を買った。太陽餅は東部旅行中においしさに気づいてはまったパイ生地であんのようなものを包んだパンである。林百貨には雑貨も売っていてセンスの良い雑貨も手に入る。

 

 

 

 台湾初心者に手厳しいGoogle先生

 

 

ここから先述の通りバスの不便さにより予定があまりうまくいかなく、深夜徘徊することにつながっていった。

 

まず林百貨のあと夜市で夕食を食べようとしたのだが、夜市は駅から離れたところにあるため移動に失敗した。バスを2本乗り継いでいこうとすると1つ目のバスで降車ボタンを押したにもかかわらずバスが止まってくれなかったのである。どうやら降車ボタンを押しただけでは止まってはくれず、立ち上がったりして降りますアピールしないとスルーされるっぽい。じゃあ何のための降車ボタン。。。すぐに立ち上がって盛大にアピールすることで次の停車場で降ろしてもらった。

 

 

さらに次に乗るべき停車場が大分離れたところにあり、ここへの移動で20分くらいはかかった。ここから夜市に行くバスに乗れるはずだが、いざバス停について時刻表を確認すると次のバスが来るまで40分くらいかかることが判明した。GoogleマップやAppleのマップでは数分後に来ることになっているんですが。。。台南滞在中このようなことは度々あり、どうやら近年時刻表改訂がありGoogleマップの情報が最新の時刻表にアップデートされていないようである。ここまで無防備に信頼していたGoogleへの信仰が崩れる。これは台湾初心者を鍛えるための愛の鞭か。

 

ともかくバスを逃して夜市に到着する時間もかなり遅くなってしまう。そのうえ今日は宿がアクセス悪いところにあり夜市から宿への帰宅も終電間際となりそうであった。バス停付近でしばらく右往左往していたが明日も台南に泊まるため今日のところは諦めておとなしくタクシーで宿に戻ることになった。台湾に来てから一度もタクシーを使っていなかったのだがここで最初にして最後のタクシー発動である。日本でLINE TAXIというサービスをスマホに入れておいたので簡単に呼び出せた。

 

 

 ローカルレストランで夕食

宿の前まで戻った時点で夜22時とか23時くらいだったような気がする。もうそこからは動けないので宿の隣にあるローカル感満載のレストランに行くことになった。

 

このレストランはもちろん英語など通じるはずもなかったが、例にもれず台湾の他の飲食店同様メニュー表が用意されていたので注文は問題なくできた。レストランの入り口のところでアヒルの頭だけを揚げたもの?が積み上げられていてパートナーは若干ビビっているように見えた。自分も内心ちょっとビビっているのを隠しつつ料理を待つ。

 

 

料理は注文通り出てきて、餃子も麺もルーロー飯もおいしかった。値段もこれまで通り安かったのでよかったと思う。東南アジアのローカルレストランでもよくあるがハエはとんでいた。

 

こういったガイドブックにはのっていないよくわからない店に飛び込むのは個人的にはとても好きである。予想もしなかったような現地の文化を目にすることができる場合があるし、観光向けではないその土地の姿を垣間見ることができると思う。こういったところこそ自分の知らなかった世界を見せてくれる場合があるのである。この夕食も自分としてはとても楽しかったので、ビビりつつも適当に選んだところに飛び込んでいく気持ちはこれからも大切にしていきたい。

 

 

 

 深夜ランドリー

夕食後はこの日最後の仕事が残っている。旅程上この日に洗濯しなければならないため夜12時くらいになっていたが近くのコインランドリーまで洗濯しに行かなければならなかった。ランドリーまで徒歩10分くらい。さすがにこの時間になると昼間はびゅんびゅん走っていた自動車も走ってはいない。

 

ランドリーは日本のものとほとんど同じである。値段はさすがに日本より安かった。夜12時を回るくらいの時間でも普通にランドリー回している人がいて台湾の夜行性の強さを感じた。

 

 

深夜の見回りで警察がランドリー近くで職務質問していた。自分たちもこんな時間に洗濯物抱えて歩いてる外国人で十分怪しくみえる自信があったので話しかけられるかと思ったが何も言われなかった。

 

 

 おわりに

台南はパートナーが行きたい店や場所を詰め込みまくっていたため正直そこそこ疲れる旅程だった。しかしその中でもバスで降ろしてもらえないトラブルなども含め台湾でしか感じられない空気を感じた場所はいくつもあり、自分としても十分楽しめた。また予定を詰め込まれたといっても自分も都合で1時間以上スタバにこもるなどスケジュール妨害してたので人のことは言えないだろう。

 

翌日も台南を一日観光する。