はじめに

 *台湾をパートナーのAとSの2人で旅行していて、海外素人Aが書いた記事です。

 *1日目はHello 臺灣をご覧下さい。

 *ガイドブックには書いてないけれど、これ知っといた方が良かった!と思える情報を散りばめるよう心がけています。

 まとめ

 *1番言いたいこと:九份は地元の台湾人は行かないが、豪雨でも日中は観光客がごった返すほど多い。(写真撮影は観光客がほぼゼロの朝やほとんどいなくなる19時以降が狙い目)

 *九份は台北より電車+もしくはバスで1時間かかる町。

 *九份は歩いて1、2時間ほどで回れるコンパクトタウン。

 *1本のメインストリート(基山街と言います)から階段の登降で移動をするため、地図上では遠いように見えていても意外と近く行ける。

 *坂や登り降りがきつい階段がたくさんあるため、動きやすい服装の方がベター。(なお、近くではチャイナ服レンタルがある:ある意味動きやすいということなのかな?)

 *売っている物の値段は一般の台湾価格〜やや観光客向けの価格。

 *コンビニは交通の起点となるバス停近くにセブンイレブンと全家便利商店(以下ファミマ)の2店舗があるが、それしかない。

 *30分に1本の程度でバスの往来があります。(電車は情報求む。)

 

 両替の理想と現実

 前日に台北で宿泊したので、台北を出発する前に、10日間もかけて台湾を一周するわけですから、まずは台北で台湾で楽しむための準備をしました。

 まずは、両替。両替は、限られた予算内で最大限の楽しみを用意する第一歩です。両替は空港のメガバンクでしましたが、レートはイマイチ(手数料込み1ドル4.74円)だったので、レートがいい銀行を探すところからスタートしました。一般的にレートがいい両替は、カードでのキャッシング>現地の銀行窓口(やお茶屋さん)>空港の銀行窓口>国内の銀行窓口と言われています。私たちはキャッシングは抵抗があったのと、某テレビ番組で勧められていたお茶屋さんについては商品の購入が必須になる(任意とのことだが良心の範囲内で)と考え、現地の銀行窓口を利用することにしました。空港の銀行窓口は多くのガイドブックにレートは悪くないと書いていますが、現実は甘くありません。下記のサイトからレートがいい銀行の情報を得て、当時最もレートの良かった玉山銀行をチョイスしました。幸い泊まったホテルの徒歩圏内にあったので、良かったです。小さい銀行の場合は断られることもあるので注意が必要です。玉山銀行は台湾で労働系の大きな銀行という位置付けのようで、整理券係の人にexchangeと言うと快く両替をしてくれましたので、予算の残り全てを両替しました。時間がかかることを覚悟していましたが、10分足らずで済みました。レートはぼちぼち良く、手数料込みで1ドル4.46円でした。以下にリンクを貼りますので、参考になれば幸いです。

 

 海外素人流下記サイトの見方

①サイトを開いて1番最初に出てくる大きい表の中で、現紗買入の1番数字が大きい銀行を探す

②1÷その数字=手数料なしのレート(見かけのレート)

③手数料なしのレート+0.2円≒手数料ありのレート(実際のレート) 

ただし、銀行で手数料は変わるので、目安と思ってもらうと良いでしょう。

 

 

 台北から九份へ

 列車の旅を楽しむには、身軽であることも重要です。私達はお土産の購入を見込んでいたので、大きいサイズのキャリーバッグを持ってきたのですが、預ける必要がありました。そこで、台湾1周後再び台北に戻ってくる予定でしたので、台北駅の隣にある台鉄台北駅行李托運中心に7日間荷物を預けることにしました。この荷物預かり場所、とても便利なのですが、道案内とかは特になく、直通の道路も信号もない場所にこそっと鎮座しているので、初心者には難易度が高く感じました。場所としては地上1階にあり、駅舎とバスターミナルの隣でタクシーの大行列がなしているところにあります。(だいたいピンのところ)

 大きい荷物を預けたいと言うと70元と言われ、7日間と言い500元を払おうとすると、まずは70元を払い、残りは取りに来た時に払ってと言われました。荷物が無くならないか不安になりながら、九份へ向かうバス停へ。桃園空港行きのMRT駅舎を真横にながめ、台北駅舎前の大通りをまっすぐ西へ。

 バス停では、バスを待つ観光客が数人。バスの遅延を示す電光掲示板が真上にあるので、すごく便利です。バスが到着すると、皆涼しげな顔でeasycardをかざし、バスに乗り込んで行きます。小銭がないと言いながら現金を漁る乗客は誰1人いません。バスは乗車時と降車時にICカードをかざし、運賃を計算する様です。日本より進んでいるなあ、と実感。

 車中では台湾の街並みを横目に何食べようと話しながら、九份に近づく程雨足が強くなってきました。台湾は雨が突然降るよとは聞いていましたが、まさかひどい雨になるとは誰も想像できず…

 

 暴雨の中チェックイン

 九份老街のバス停に着くと横殴りの雨がひっきりなしに降っていました。まずは、今日泊まる宿(airbnbで事前予約済)にチェックインをしようと試みました。ぬかるむ足元、傾斜のきつい階段。

転倒に注意しながら階段を上り下りし、宿を探します。宿に着き、4階へ。早速ホストが

鍵を渡し、マップを示しながら中国語でここに行くと良いよと案内をしてくれましたが、濡れ鼠状態の私達は早く部屋に入りたい一心で、言葉が素通りしていました。(申し訳ない…)

 鍵を開けると小きれいな部屋が待っていました。Aは海外素人のため、airbnbの使用は初めてで、一般的な民宿を想像していましたが、多くの宿は写真通りであり、安心すべきだと言うことを示してくれました。浴室はユニットバスのシャワータイプ。とりあえず荷物を置き、ゴロゴロしたい欲を抑え、雨の中九份老街へ再び繰り出しました。

 

 カラフルな街、九份

 

 九份はランタンフェスティバル初日ということもあり、豪雨にも関わらずメインストリートの基山街は傘を持った人やカッパを来たカラフルな観光客でごった返していました。

一般に、九份は地元民は行かないのに、観光客からは大人気とのこと。朝方はさびれた温泉街のよう、夕方になるとランタンが怪しく光り、ムーディーな異国街に一気に様変わりします。

 

 メインストリートの基山街では多くの観光客が何かを食べもって歩いているので、それに釣られて台湾に行く前から食べたかったタロ芋団子の店へ。芋団子が有名な店は2つありますが、そのうちの1つである見晴しが良いという阿柑姨芋圓へ。基山街からきつい階段を登った先にあります。かき氷タイプとぜんざいタイプがあり、雨が強く寒い日にはぜんざいタイプ(55元)をチョイスしました。ガイドブックに良く団子がゴロゴロと入っている写真が載っていますが、あれはかき氷タイプの写真なので鵜呑みにしてはいけません。ぜんざいタイプでは緑褐色のスープが器に入って持って来られます。あのカラフルな団子はどこ???ってなりますが、下記の写真みたいに下に沈んでいるだけなのでご安心を。ただ、団子半分、スープ半分みたいな感じなので、思っているよりかは団子は入っていませんが、肝心の団子はモチモチのQQ食感で味はとても美味しいです。スープは甘めの中に仙草のスパイシー感が僅かに残る感じでした。窓からの景観はもちろん雨の水滴で台無しでした。きっと晴れの日は海まで見渡せる感じなのでしょう。

基山街を歩きながら、第2に食べたいグルメであるタロ芋シュークリームを販売している米詩堤(舌に甘)點王国へ探しに行きました。怪しげな小物や美味しそうなスナックを横目に探します。行列の出来ているパティシエがあるではありませんか。もちろん行列に並び、自分の番がきて、注文をしました。すると、違う、隣の店だと言われるのです。隣にシュークリームを販売する窓口があるので、そこで購入してくださいと。窓口には売り子がいないので、ベルで呼び、タロ芋シュークリームを注文しました(65元)。注文後、顔の半分くらいの大きなパイ生地にその場でタロ芋クリームを注入してくれます。写真は不鮮明ですが、食べると小籠包の肉汁並みにタロ芋クリームが吹き出し、顔につきます。それくらい、クリームは盛り盛りです。タロ芋の旨みとパイ生地のサクサク感が組み合わさって、いい味醸してます。結構お腹いっぱいになります。

食べたかったおやつ2つでお腹を満たした後、千と千尋の映画スポットぽいと話題の阿妹茶樓へ。長蛇の列により外から眺めるだけで、中に入ることは叶わず。

ダメなら、隣の茶屋にと安直な考えの人が多いのか、向かいの茶屋の旦那は本日は予約だけです、すみません、と出てきて謝る始末。でも、隣の茶屋からはいいアングルの写真が撮れるのでオススメです。確かにこう見ると、電信柱も含めてちょっとジブリっぽい。

すっかり日も暮れ、基山街も人がまばらになってきました。早く宿に戻らないと身の危険を感じる程度の雨になってきたところ(それでも三仙台の雨風には負ける)で、パートナーが火鍋を食べておこうかなと言っていたので、火鍋を食べれる店を探すことに。火鍋は九份内のあらゆる食事処で出されていますが、基山街をうろうろして結局、山海観茶坊というレストランで食べることにしました。ここは晴れていれば見晴らしのいいテラス席で食事をとり、かつ猫が2匹いるので、猫と戯れることが出来るレストランでもあるようです。当然雨なので、室内席に着席をし、パートナーご所望の火鍋(350元)と私はえび炒飯(250元)を注文しました。席に着いたら注文し、10分足らずで、食事は到着。写真の様に火鍋はまずまず本格的で、えびは大ぶりです。

食事をしていると自由気ままな猫たちが足元に近寄ってきました。

食事風景と一緒に猫も写真に収めれるので、動物好きの人はぜひ。

猫とのんびりできて、景色も良くて、ドリンクも付いて、この値段であれば、まあ安いのではないでしょうか。

窓からのビューはこんな感じで、晴れていれば、絶景が見渡せます。

 九份を満喫したところで、大雨の移動で疲れたのと明日の大移動(九份から三仙台へ)もあるので、宿に帰り、ゆっくりすることにしました。猫レストランのあと、芋団子の豆花も追加で購入し、ちなみに、タロ芋シューは持ち帰って宿で食べました。

 

 あとがき

*九份は観光客がたくさんいた。

*九份は美味しい持ち歩き系グルメの宝庫だった。

*九份はジブリの雰囲気を充分に味わえる映え系のいい街だった。

 

さて、明日は九份から台湾東海岸にある三仙台に大移動し、史上初の台風の如く暴雨を浴び、ややアドベンチャー寄りの田舎旅です。乞うご期待を。