今般、windows 10のサポートが終了するタイミングを見計らって、駆け込み寺でPCを買い替えた。所有済みのPCは、デスクトップPCが1台、中古で買ったノートPCが1台。デスクトップPCの方は、以前このブログで紹介し、さんざんけなしまくった悪名高い富士通のとち狂ったPC(FMVF90E2B FH90/E2)。以前のブログ(「今回のPC購入は失敗だわ」( 2021-06-04 )、「PCへの文句続編」( 2021-06-16 )、「PCは小さいほどいい」( 2021-06-17 )、「PCへの文句は終わらない」( 2021-11-29 ))で、さんざん恨み節を書き連ねているので読んでみてほしい(実は、このPCについての最後のブログを書き終えた後もトラブルが噴出したのである。細かなことは、思い出せば怒りがこみあげてくるし、わざわざ書くことすらも値しないので省略します。とにもかくにも、自分はこの富士通のPCについては、富士通の工場に行ってPCを工場内に投げ入れたい気分だ)。一度ケチがつくとそのメーカーが嫌いになってしまうものである。関連して、最近の富士通は薄っぺらい商売根性丸出しで、売り込みがエゲつないように感じる。またサポートも決していいものだと思わない(一度ケチがついたことによるバイアスがかかってることは確かだが)。よって、今回の新規購入の候補からは当然ながら富士通は除外した。
もう1台のノートPCの方は、数年前に買った中古のNECパソコン。VersaProシリーズのVK24MX-Tというモデルだ。PC底面に貼ってあるラベルを見ると、出荷年月が2017年5月と書いてある。だからまだ10年経っていない。このノートPCについては、はっきりした原因はわからないが、昨年からPCの動作が遅くなったのでHDDからSSDに換装してある。SSDに換装してからは、HDDの比じゃないくらい動作が速くなった。動作が遅くなったのは、中古ということもあるし想定内のことで、それも含めてこのPCについては、特に不満なところもなかった。スペックについて調べると、スペック的に決して高くないんだけど、自分の使い方の範囲では十二分に不満のないレベルだ。高グラフィックな動画作成やゲームもしないし。だから、このNECパソコンは十分愛着のあるパソコン。面白いのは、立ち上げた時など、度々このパソコンは「フーッ」と息を吐いたような音を発する。これが生き物のようで、愛着を感じた。で、このパソコンは、Windows 11の環境を満たしてないので、オフライン専用とした(富士通のPCの方は、11の環境を満たしており、先日、11へのアップデートを完了した)。
さて、今回新しく購入したPCの話です。15.6型以上のノートPCというのは決まっていたんだけど、新規購入にあたっては、まあ色々調べましたよ。スペック(スペックについては、以前は本当に無知で頓着なかったんだが、先述のNECパソコンの動作が遅い件でトラブルシューティングを業者に依頼した際、業者の人に専門的なアドバイスをもらったり、今回の新規購入に先立ち、最低でもCPU、ストレージ、メモリの3つは押さえておくべきであることなど、自分なりに段々と知識が身に付いてきました)は勿論、どこのメーカーのがいいのか、日本のメーカーがいいのか、海外のメーカーはどうなのか(自分は一応日本のメーカーにこだわりはあるが、海外のメーカーも視野に入れました)とか、日本のメーカーではあるけど、たぶん中国生産が多いだろうとか。はたまた海外メーカーのサポート体制はいかがなものかなど(昨今はどこの海外メーカーも日本法人があって日本メーカーと比べても過不足ないサポートが受けられるそう。メーカーによっては、日本語がネイティブじゃないサポートもあるそうですが)。
調べていくうちにわかったのは、今や国内生産のパソコンは少数派だということ。元SONYのVAIOとパナソニック、あとマウスコンピューターやドスパラが作ってるThirdWaveぐらい?(それでも、中の部品は中国製で、組み立てが国内?あんまりいい加減なことは言えない)あとEPSONとか?(PC作ってるんですか?店で見たことないですが)
例えば、Microsoftは、数少ないテンキーがないPCで魅力的だが、価格がやや高めだとか、レノボはゆうて中国の会社だから抵抗あるとか、逡巡しながら最終的に候補のメーカーは、NECとDynabookに絞られた。NECが候補となったのは、所有してるメーカーという馴染みの深さとデザインもそこそこ無難だということ。Dynabookの方は、ネームバリューが大きいが、ただ何となく(笑)。
品定めは、今日びネットでさんざんできるとはいえ、実機を見てみないと本当のところはわからない。筐体の色味のデザインとか、キーボードのタッチ感とか。またキーボード以外の端子関係のインターフェースも重要だ。ということでこの2社を中心に家電量販店に見に行くことに。店頭に並んでいた最新のNECパソコンもDynabookパソコンもほぼ想定通り。この2社のどちらかに決まりかけていたその矢先、1台のPCが目を惹いた。VAIOの最新モデル、16型のF16である。置いていたのは、ゴールドフィニッシュのモデルで、キー以外の面にはヘアライン処理が施されメタルチックとなっている。見た目のデザインという点で一際目を惹いた。
実は今回PCを選ぶにあたって自分の最重要項目の一つは見た目であった。ノートパソコンの筐体デザインといえば、樹脂製で黒一辺倒という何の変哲もない横並びの中、色と質には結構なこだわりがあった。色は、黒以外が絶対条件だったが、質、マテリアルでは実は、金属製の筐体はないかと探していた。事前にVAIOに聞いたところ、F16は金属製ではないらしく、ヘアライン処理で金属っぽく見せているということだった。VAIOのPCサイトでは、マグネシウム製のPCもあるらしく、それがどのモデルか調べたかったのだが結局よくわからなかった。
店頭で目に飛び込んできたVAIO PCのデザインの鮮烈さと今や数少ない日本生産という点、ネットでの評判もそこそこ悪くないということで、VAIOのF16シリーズ、VJF162モデルにすることにした。VAIOではカスタマイズ仕様というのがあって、同じVJF162でも、パーツを部分的に自分の好みで指定してスペック的にグレードアップできるようになっている。カスタマイズ仕様のモデルは、VAIOのサイトショップで注文できるのだが、納入には最低1週間はかかるということで、待とうと思えばそれくらいは待てるのだが、今回はスペックやデザイン、インターフェースを自分なりに調べた上で量販店のサイトで標準仕様モデルを購入することにした。
VAIO F16シリーズ/VJF162。2025年6月モデルで、現時点で最新
モデルだ。
画面はノングレアだ(アンチグレアというのか?)。物が写りこみに
くいというだけでなく、画質的にもグレアよりノングレアの方がいい
と思う。グレアタイプの富士通のパソコンを見てそう思う。
主なスペックは、CPUが インテル® Core™ 5 プロセッサー 120U、メモリ16GB(本当は32GB欲しかったが。カスタマイズを注文すれば32GBにできたと思う)、ストレージSSD/512GB、画面サイズは16型。当初画面サイズ16型は少し懸念があった。自分はあくまで15.6型を探していたのだ。というのは、所有しているPCバッグに納まるかということだった。ただ、これは画面サイズが16型ということで、問題になるのは筐体の縦横及び厚さである。事前に調べたら、横が所有のNEC VersaProよりも短く、縦が同じくらい、厚さも大分薄いということで、バッグに納まるサイズだった。重さの方も、特筆すべきことで、 NEC VersaProよりも大分軽い。インターフェースは、USB type-A端子が2個(左右側面に一つずつ)、USB type-C端子が右側面に2個、あとHDMI端子が付いている。その他、左側面には、 セキュリティーロック・スロットと SDメモリーカードスロットが付いている。
また、気になるというほどでもないが、DVDやBlueRay用のディスクドライブは付いていない。ただ、今まで買ったパソコンには例外なくディスクドライブが付いていたのでディスクドライブの付いていないPCは初めてというだけだ(薄さや軽さを求めていくと、ディスクトライブなしの方が適ってるのかもしれない。ディスクドライブを付けるとどうしてもある程度の厚さが必要になってくるのかも。技術で克服できるのかもしれないが)。
ELECOMのPCバッグ、15.6型用
右側面。左からマイク、USB type-A端子、HDMI端子、
有線LAN端子、USB type-C端子×2
左側面。右から セキュリティーロック・スロット、USB
type-A端子、排気口、ヘッドホン端子、 SDメモリーカー
ドスロット
さて、重要事項のカラーは、ネット画像の判断からネイビーブルーを選んだ(VJF162個人向け標準仕様モデルの場合、その他、サテンゴールド、サテンシルバーのカラーバリエーションがある)。が、このネイビーブルーの選択がひとつの後悔といえば後悔である。ネットで注文し、届いたPCを見ると、色味が思っていたのと違っていた。先述したように、このシリーズはキーボード面にヘアライン処理が施されメタルチックを演出しているのだが、ネイビーブルーのように濃紺となるとゴールドやシルバーほどメタリックが際立たない。光の加減によってはメタルチックになる場合もあるのだが。サテンゴールドかサテンシルバーを選んでおけばよかった。やっぱり実機を実際見てから買うべきである(とはいっても、事前に見たのは先述した通りサテンゴールドのモデルで、ネイビーブルーは置いてなかったのだが。ただでさえ、VAIOのパソコンは量販店に置いていないことが多い。実機確認のため、家電量販店やPCショップは5店ぐらい回ったのだが、VAIOのノートパソコンを置いている(展示している)店はたったの一店だった)。
ヘアライン処理が施され、光の当たり具合によっては、
メタリックに見えるんだが、ネイビーブルーではゴールド
やシルバーほど金属感が映えない。
その他、このパソコンの気になるところ、感心事項、良い点、悪い点をつらつらと綴ってみよう。
まず、先にも書いたがサイズや軽さはいい。特にこの薄さのおかげで、PCバッグのみならず、以前から所有しているビジネスバッグにも収まってしまう(NEC VersaProは、厚さのおかげでビジネスバッグには入らない)。また16型の画面は、15.6型と比べて僅差に思われがちだが、画像を全画面表示させると、15.6型では全体が収まらなかったのが16型では収まり、サイズの違いは如実にある。
マウスは、ワイヤレスマウス(昨今の主流か?ワイヤレスマウスは富士通のPCで経験している)になっていて、コードの煩わしさから解放されるかもしれないが、BlueTooth設定にして使い心地を試したのだが、クリック感とかどうもしっくり来ず、USBを使って手持ちのマウスを使うことにした。
ワイヤレスマウス
Microsoftの有線マウス。こっちを使おうと思う。他のPC
でも頻繁に使っていた。というのも、乗せる面がマウスパ
ッドのみならずどこであっても(木だろうが、プラだろう
が)カーソルが普通に動いてくれるからだ。マウスは他に
2個持っているが、これらはマウスパッド等じゃないと動い
てくれない。
その他、セットアップで指紋認証の設定をしたのだが、その後の画面でPINコードの入力を要求され指紋認証できない(指紋認証って、電源ボタンを押して、認証されなければ立ち上がらない、もしくはデスクトップ画面に入れないってことではないの?他にやり方があるんだろうか?それともこのモデルは指紋認証できないモデルなのか?)。また、届いた梱包の箱の中に取説が入ってなかった。VAIOオーナーサイトからWEBのマニュアルを閲覧できるのだが、紙の取説がないのは仕様なんだろうか?
その他、キーボードの操作感は違和感なし。今時のパソコンは、スペックが同レベルであれば、操作感やインターフェースは大差なしってことだろうか。むしろ重要な点は、サポート体制の差やデザインの差ということか。勿論、個体差により、初期不良という貧乏くじを引くことも中にはあるだろう。ただ、よく言われることだが、パソコンを含め機械製品って、自分との相性がいい、悪いというのは確実にある。サポートも含めてである。例えば、ひとつ不具合があると、他の難点も次から次へと頻出することになる。例の悪名高い富士通パソコンのように。その点、このVAIOのPC、VJF162は今のところ不満はない(カラーの不満は、完全に自分の選択ミスである)。
最後にWindows 11についても触れておこう。まず、Windows 10と比べて微細な違いはあれど(例えば、システムの項目の表示の仕方が違うとか)、ほぼ仕様が変わらないというのはいい。よく言われていることだが、タスクバー上のスタートのアイコンが、Windows 10では左端だったのが真ん中近くに移動した。あと、フォントも変わっている(若干文字が小さくなった)。
同封されていたレター。こういう気遣いは嬉しい。これが
話題の安曇野FINISH。ただ、「長野県安曇野工場で専任の技
術者が一台ずつ仕上げを行い、品質チェックを徹底する」
ということなんだけど、これくらいの仕上げ、品質チェック
はどこのメーカーでも当たり前のことだと思うんだけどね。
【訂正を含む追記】(10/19)
上の方でこのパソコンの素材について書いたんですが、訂正があります。このパソコン、F16 VJF162は、金属製ではないと記したんですが、調べたところ、パームレストをはじめとするキー以外の部分(もうキーボードという名称にしましょう)はアルマイト処理されたアルミニウムということでした(天板及び底面は、樹脂)。お詫びして訂正します。
金属製のPCを探していた自分にとってはこれは朗報です。メタルチックではなく、メタリックなのです。VAIOのノートパソコンの欠点としてよく言われるのが、コストパフォーマンスがあまりよくないという点です。同スペックで見た場合、他社製品に比べて実際軒並み値段が高めです。しかしながら、このPCのように素材に金属を使っているとなれば、値段が多少高いのも納得できるかもしれません(言うまでもないことですが、私はVAIOの関係者でもありませんし、提灯記事を書くためにVAIOから金をもらってるわけでもありません。ステマでもありません)。
届いたPCの結構な軽さから、樹脂製だと思い込んでいたフシもあります。美しいヘアライン処理は、金属に施されることが多いですが、時に樹脂に施されることもあります。PCの筐体に金属が使われる例は、あまりないと思われがちですが、一部のPCには使われるようです。
マテリアルにこだわる私としては、所有している他のノートPCの素材も見てみました。先述したNECのVersaProは黒のプラスティック筐体、以前ブログでも触れたレノボ製ThinkPadもプラスティック。IBM時代から続く黒い筐体のThinkPadは、「ああ、アレか」と思い出す人も多いのではないだろうか。自分が購入した初めてのノートパソコンは日立のPriusというシリーズ。棚の上に乗っかっていたPriusを久しぶりに降ろして見てみると、底面以外のガワがシルバーなのでアルミにも見えるが、感じとしてプラのようでもある。私の目利きでは判りません。
最後に。本文で、「VAIOのPCを置いている店が少ない」と書きましたが、これはVAIOのノートPCのシェア率にも関係していることかもしれません。日本国内のノートPCのシェアを見てみると、レノボ、富士通、Dynabook、NECが上位を占めており、VAIOというと、HP、Dell、Appleにも劣りシェア2~3%となっていうようです。これでは店で見かけないのもさもありなんで、不人気だから店頭に置かないのかわかりませんが、出荷台数も関係していそうです。このようにマイナーで今一つ不人気な点が巷でのVAIOノートパソコンのもう一つの欠点として取り上げられることがあります。即ち、「多くの人が使ってないから(問題がありそうだ)」というVAIOへのイメージです。しかしながら、私としては、逆に多くの人が使ってないからいいんだと捉えています。大多数が使ってるのはありきたり過ぎる。少数派だからこそ貴重なんだ、価値があると。実際、大多数の人が使ってないPCを所有する優越感はなかなか心地いいものがあります。大多数がWindowsパソコンを使う中、MACを選択する差別感に近い感覚かもしれません(意識高い系みたいな)。
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