雪が吹き荒ぶ日。
こんな日の海はあの国と繋がっているのかもしれない。
以前、海のみえるホテルに泊まった時に、ホテルの従業員さんが私のスマホケースに挟んであった楽俊をみて、声をかけていただいた時に上記のような話をしてから、天気が荒れている日はそんなことを考えるようになりました。
蝕が起こっているのかもしれない。
誰かが蓬莱に。
そして誰かが十二国に。
十二国からみた蓬莱はとても幸せなところだと言われている。桃源郷。
でも実際にみたらどう思うのだろう。
生活の違いには驚くかもしれない。
しかし直ぐに桃源郷ではないことに気づくだろう。
日本から十二国に行った者には十二国はどう映るのだろう。
今も景国の王は陽子のままか、泰国の王は驍宗であるのか。
私が生きている間も、死んだ後もずっとそうだといい。


