【2009米ドラ】『キャッスル 〜ミステリー作家のNY』

 

2024年2月3日投稿【感想】

今直ぐ観たい作品です。大人のラブコメ+ミステリー。日本では「ガリレオ」「最後から二番目の恋」あたりが近いかと思います。この作品の前までは「スタスキー&ハッチ」「ジョン&パンチ」「マイアミバイス」など男同士の相棒ドラマが多かったのですが、当時は珍しく、小説家キャッスルとベケット刑事のラブコメ漫才にハマりました。Blu-ray等購入しておいても損はない作品です。では、また。

【作品情報】

 

『キャッスル 〜ミステリー作家のNY事件簿』はアメリカのABCで2009年から放送されているテレビドラマ(海外ドラマ)シリーズ。
 番組立ち上げ直後から人気を集め、ABCの看板番組となった。アメリカでは2015年9月21日からシーズン8の放送を開始したが、放送途中の2016年5月12日、シーズン9以降がキャンセルされると発表されたため、シーズン8が実質的なファイナルシーズンとなった。日本ではFOXチャンネルが2010年3月15日にシーズン1放送
 劇中に登場するキャッスルの著作「デリック・ストーム」シリーズと「ニッキー・ヒート」シリーズは本国では実際にリチャード・キャッスル名義で出版されており、「ニッキー・ヒート」シリーズに関しては日本でも翻訳されて出版されている。
日本で初めて放送したFOXジャパンによる邦題を「ミステリー作家は事件がお好き」としたが、NHKのBSで放送する際に「ミステリー作家のNY事件簿」とされ、DVDも後者を採用した。

 

あらすじ
推理小説作家のリック・キャッスルは、小説を出版すれば必ず売れるほどの人気作家であるが、自分の成功に飽き飽きしていた。そんなある日、彼の小説を模倣した殺人事件が起こる。事件そのものと、彼に事情聴取を行ったニューヨーク市警の女性刑事ケイト・ベケットに興味を持ったキャッスルは、捜査への協力を申し出る。事件解決後もリックは、ベストセラー作家としての様々なコネを使い、“相談役”として無理矢理ベケット達の捜査に加わっていく。
主な登場人物
リチャード(リック)・エドガー・キャッスル (Richard "Rick" Edgar Castle) 演 - ネイサン・フィリオン

日本語吹替 - 加藤亮夫
26冊のベストセラーを持つ大人気のミステリー作家。出生名はリチャード・アレクサンダー・ロジャーズ。作家デビュー時に現在の名前に改名しており、ミドルネームのエドガーはエドガー・アラン・ポーから。
自分の生活に飽きを感じていた折に、自身の作品を模倣した事件の捜査で話を聞きに来たベケットと出会う。事件解決後もベストセラー作家としての様々なコネを使い、“相談役”として無理矢理ベケット達の捜査に加わる。突入などの危険な仕事には基本的に待機させられるが、「POLICE(警察)」の代わりに「WRITER(作家)」と書かれたボディアーマーを作り、着用して同行することもある。常におちゃらけているようだが、洞察力や推理力は高く、ベケットの警官になった背景を推測のみで言い当てた。ただし、被疑者の嘘を裏付けも取ることなく信じてしまうなど詰めの甘い部分がある。執筆のため得た知識が捜査に役立つこともあり、さらに取材を通じて様々な専門家や犯罪者、スパイとも繋がりを持つ。ファン層が広く、それらが市長や検事にまで及ぶためにそのコネを使って捜査の手助けをすることも。しばしばジェイソン・ベイトマンと間違えられその度にムッとしていたが、ベケットは爆笑していた。
 CIAの最新装備や博物館の恐竜、更には未知の物などに惹かれ、ハロウィンやクリスマスなどのイベントやお祭りごとが大好きであるなど、まさに少年がそのまま大人になったような性格。上記にあるように嘘に翻弄されやすく小心な面もあり、奔放な彼への意趣返しにベケットを含めた周囲の仲間からからかわれることも多々ある。ハッピーエンド主義のロマンティストで、被害者の悲しみに触れた時は救いがあることを望む姿が良く見られる。リゾート地であるハンプトンズに別荘を、また高級車を複数台所有しているなど、リッチでハンサムなため女性人気は非常に高いが、結婚には2度失敗している。最初の妻・メレディスとの間に娘のアレクシスをもうけたが離婚。再婚にも失敗し、現在は母マーサ、娘アレクシスとの三人暮らし。アレクシスを溺愛しており、「友パパ」を自称する。
最初の妻(アレクシスの実母)とは娘との関係で現在も接点があり、会うと大抵関係を持っている。2度目の妻は編集者で現在もキャッスルを担当しており、一時よりを戻していたこともある。その他プレイボーイぶりを発揮していたが、ベケットに対する感情を自覚したころから、女性関係は一切絶つようになった。素知らぬ顔をしているが、ベケットの男性関係は相当に気にしている様子。本業の作家としては、長らく続いた人気作「デリック・ストーム」シリーズを主人公の死という強引な方法で終わらせた後、ベケットに出会ったことで彼女をモデルにした「ニッキー・ヒート」シリーズを執筆し始める。これもヒットし、後に映画化されるほどの人気作となった。リアリティを追い求め取材にはかなり熱心だが、それが原因で1年に1冊という出版ペースを揶揄される場面もある。作家の大先輩(マイクル・コナリーやデニス・ルヘイン、スティーブン・J・キャネルなど本物のミステリー作家)とポーカーをするのが趣味であり、推理能力に長けた彼らに事件の相談をすることもある。
 作家を志したきっかけは幼少期に訪れた図書館で「ある人物」に薦められて読んだ「カジノ・ロワイヤル」。後にその人物がキャッスルの父親であり、国家諜報員であったために正体を明かすことが出来なかったということが再会した父ジャクソン・ハント(偽名)本人から語られる。また、CIAへの取材活動などの許可にも影から手を回しており、ずっと見守られていたことも発覚した。シーズン7では通信講座による探偵免許を取得、シーズン8では自らの名を冠した探偵事務所をオープンした。

ケイト・ベケット (Kate Beckett)
演 - スタナ・カティック、日本語吹替 - 湯屋敦子

美人で聡明なニューヨーク市警12分署殺人課の刑事。ケイトは愛称で、本名はキャサリン・ホートン・ベケット。生真面目な性格からキャッスルを煙たがっているものの彼の作品の大ファンであり、ファンサイトに会員登録していたり、サイン会の長い列に加わったこともある。年齢は一番下だが、チームのリーダーを務め、殺人事件が発生すると現場の指揮を執る。有能でFBIなど別組織の捜査員からも一目置かれている。真面目な性格の持ち主だが堅物というわけではなく、仲間との賭けに乗ったり、ネタがあればキャッスルをからかって日頃の仕返しをすることもある。
 過去に母親が殺され未解決事件となってしまい、その犯人を捜すために警察に入ったという経歴を持つ。だが何年も捜査が全く進展しなかったため断念。ようやく心の整理がついた彼女にとっては、触れて欲しくない過去になっていた。シーズン2で同じ手口の事件が起きたことをきっかけに実行犯に辿り着き、再び事件を追うことを決意するが、そのことで事件の黒幕に命を狙われることになってしまう。この事件のことになると、普段の冷静さを欠いて常に暴走し、キャッスルに窘(たしな)められるのが定番となっている。恋多き女性で恋愛経験は豊富。下ネタが得意で、キャッスルを唖然とさせたことは数知れず、自身の男性経験をネタにキャッスルをからかったこともある。キャッスルとコンビを組んで以降も複数の男性と交際しキャッスルをやきもきさせるが、キャッスルの気持ちを知って以降は男性との交際は控えるようになる。キャッスルと半同棲状態になってからは、積極的にキャッスルの前で、裸になる、ベッドに誘う等、好色度が増している。学生時代にも恋人がいたが、このことが後に大騒動となる。
初登場時はダーク系のショートヘアだったが、シーズンごとに極端に髪型が変わっていった。劇中、そのことをキャッスルに突っ込まれたこともある。また、タトゥーを入れていたり、おへそにピアスをしていると自称し、その度にキャッスルを驚愕させるが、真相は不明。キャッスルのファンである以外に、少なからずサブカル方面を含めて多趣味な面があるが、母親を失った反動でのめり込んだエピソードも少なくない。
当初は警察内におけるキャッスルの存在を快く思っていなかったが、次第に彼のことを認め始め、幾多のすれ違いを経てシーズン5にようやく恋愛関係へと発展した。その後も数多くのトラブルを経てシーズン7で結婚に至る。
キャッスル役のフィリオンと異なり、オーディションで選ばれた。5次審査までかかった熾烈な選考の結果、ほぼ無名のカティックが選ばれ、当番組の成功により瞬く間にアメリカテレビ界のトップスターへと昇り詰めることとなった。