【漫画/2023秋アニメ】『葬送のフリーレン』 

 

2023年11月18日【感想】

現在ネトフリで第11話。最初観たときは、説明が多く、まるで小説を読んでいる感じでした。たぶん1週間待って観ていたら第1話目でリタイアしてました。一気見がお勧めです。途中からフリーレンの辿って来た経験などキャラが分かってくると物語に引き込まれて行きました。今ではフリーレン推しです。では、また。

 

【作品情報】

『葬送のフリーレン』は、山田鐘人氏(原作)、アベツカサ氏(作画)の漫画。『週刊少年サンデー』(小学館)にて、2020年22・23合併号より連載中。
第14回マンガ大賞、第25回手塚治虫文化賞新生賞受賞作。

あらすじ
魔王を倒して王都に凱旋した勇者ヒンメル、僧侶ハイター、戦士アイゼン、魔法使いフリーレンら勇者パーティー4人は、10年間もの旅路を終えて感慨にふけっていたが、1000年は軽く生きる長命種のエルフであるフリーレンにとって、その旅はきわめて短いものであった。そして、50年に一度降るという「半世紀(エーラ)流星」を見た4人は、次回もそれを見る約束を交わしてパーティーを解散する。
50年後、すっかり年老いたヒンメルと再会したフリーレンは、ハイターやアイゼンとも連れ立って再び流星群を観賞する。まもなくヒンメルは亡くなるが、彼の葬儀でフリーレンは自分がヒンメルについて何も知らず、知ろうともしなかったことに気付いて涙する。その悲しみに困惑したフリーレンは、人間を知るためと魔法収集のために旅に出る。
それから20年後、フリーレンは老い先短いハイターを訪ねる。ハイターは魔導書の解読と戦災孤児のフェルンを弟子にすることをフリーレンに依頼。4年後、フリーレンは魔導書の解読を終え、フェルンは1人前の魔法使いとなる。ハイターを看取った2人は諸国を巡る旅に出る。

フリーレン 声 - 種﨑敦美
魔王を討伐した勇者パーティーの魔法使い。見た目は少女だが長命なエルフ族の生まれで、既に1000年以上の歳月を生き続けている。人間とは時間の感覚が大きく異なるため、数ヵ月や時には数年単位の作業を全く苦に思わず、ヒンメルを始めとしたかつての仲間との再会も50年の月日が経ってからのことだった。ヒンメルが天寿を全うしてこの世を去ったことを機に、これまでに自分にとってはわずか10年足らずの旅の中で彼の人となりを詳しく知ろうともしなかったことを深く後悔し、趣味の魔法収集を兼ねて人間を知るための旅を始める。
1000年以上昔、故郷であるエルフの集落が魔族に襲われ死にかけた際に大魔法使いフランメに助けられ、彼女の弟子になる。師匠のフランメからは闘いの技術や魔力制御の方法を伝授された。天才的な資質に加えて1000年以上に渡り魔法を研鑽したため、魔法使いとしての実力は極めて強大で圧倒的な魔力を誇る。加えてその魔力をほぼ完全に隠匿する技術を習得しており、魔族に自身の実力を過小評価させ隙を突く戦法を得意とする。その実力は魔王亡き後の現在の魔族を弱いと感じ、七崩賢の1人である断頭台のアウラですら難なく倒すほど。歴史上で最も多くの魔族を葬り去った魔法使いとして「葬送のフリーレン」の異名を持ち、魔族から恐れられている。ただし、魔法の欠点や敗北経験が全くない訳でもない。
服が透けて見える魔法やかき氷を作る魔法など、およそ役に立たない魔法を収集するのが趣味で、そうした魔導書を対価に仕事を引き受けたりもする。再会したハイターの差し金で人間のフェルンを弟子にとって以降は彼女と共に旅をしている。
性格はドライで厳しい一面もあるが、普段はやさしく面倒見も悪くない。また、エルフであるが故に人間の気持ちに対して鈍感であり、人との接し方はやや不器用である。朝は苦手なのか寝坊は日常茶飯事であり、たまに早起きした場合はフェルンに驚かれ、褒めて貰う。故郷と仲間を奪われた過去ゆえ、感情的にこそならないものの魔族に対する深い憎しみを抱いており、魔族との敵対時には一切容赦しない。「人間の言葉で人間を欺き人間の言葉が通じない猛獣」という魔族の本質を理解しているからでもあり、人間に絡んでいる相手が魔族だとみるや否や周囲の状況を一切顧みず問答無用で葬り去ろうとさえする。
「歴史上で最もダンジョンを攻略したパーティーの魔法使い」と自称するだけあり、ダンジョンには詳しい。道中で宝箱を発見するとその中身に異常なまでの興味を示し、判別魔法によりそれが99%の確率でミミック(宝箱に化けた魔物)だとしても、残り1%の可能性に賭けて宝箱を開ける。そのせいで、過去には幾度となくミミックに食べられそうになった。

フェルン 声 - 市ノ瀬加那
現時点でフリーレン唯一の弟子である人間の少女。9歳→19歳。南側諸国の戦災孤児だったが、両親を失い絶望して飛び降り自殺を図ろうとした所を勇者パーティーの僧侶ハイターに助けられる。幼少期をハイターの元で過ごしながら、「一人で生きていける力」を得る為に魔法の修行を始める。その後、9歳の頃にハイターを訪ねてきたフリーレンと出会って彼女に魔法の教えを請い、4年間の修業を経て一人前の魔法使いに成長する。ハイターの死後、15歳の頃にフリーレンの弟子として共に旅立つ。フリーレンのことを師として尊敬し慕ってはいるものの、人間であるためエルフの彼女とは時間の感覚がズレており、長期滞在に辟易したりすることもある。また、フリーレンの散財を戒めたり、私生活がだらしのない彼女の面倒を見るうちに、自分のやっていることが完全に「お母さん」であることに気付いたりと、気苦労も多い。フリーレンに似てあまり感情を表に出さず、怒った時も静かに不機嫌になるので却ってフリーレンやシュタルクを畏れさせている。発言も結構辛辣で、特にシュタルクには容赦無い。甘いものが好きなようで、食事のシーンでは甘味を食べていることが多い。
幼少期より多くの研鑽を積み、彼女に出会ったばかりのフリーレンが「卓越した魔力の操作技術」と驚くほどの素養を身に着けている。さらにフリーレンの指導の下で素質を開花させ、史上最年少で三級魔法使いの試験にトップの成績で合格しており、後にゼンゼに「その若さで君ほど優秀な魔法使いは見たことが無い」とも評された。また、大魔法使いゼーリエの魔力の「揺らぎ」を見破って弟子にスカウトされるなど、その才覚は桁外れと思われる。その魔力の操作技術、魔族の力をもってしても探知されにくい魔力隠密のほか、フリーレンから「私よりも魔法を撃つのが早い」と評される速射技術、大量の攻撃魔法を一度に操る技術、魔族の魔力探知範囲外からの超長距離射撃の技術も持っており戦闘能力も高い。戦闘で使用するのは一般攻撃魔法(魔族を殺す魔法)と防御魔法のみだが、その卓越した技術により格上の魔族に勝利を収めている。フリーレン譲りの「魔族を油断させて倒す戦法」も会得しており、七崩賢の1人「断頭台のアウラ」の配下「首切り役人」の1人を魔力の秘匿と魔法の速射技術との複合によって打倒した。
その後、オイサーストで開催された試験に合格し、10代にして一級魔法使いになる。一級魔法使いの特権として、ゼーリエから「服の汚れをきれいさっぱり落とす魔法」を授かった。

シュタルク 声 - 小林千晃[13]、清都ありさ(幼少期)
勇者パーティーの戦士アイゼンの弟子である少年で、師匠と同じく斧使い。17歳→19歳。極端なビビり屋で自分に自信が無いなど情けない性格が目立つものの、実際は巨大な断崖に斧で亀裂を作るほどの実力者。師匠と喧嘩別れをした後、紅鏡竜の脅威にさらされた村に3年程度滞在していた。アイゼンがフリーレンに仲間としてシュタルクを薦める。本人に自覚はなかったが、紅鏡竜を一撃の下に倒す能力を発揮し、彼女達の旅に同行することとなった。中央諸国クレ地方にあった戦士の村出身で、幼い頃は魔物とまともに戦えない失敗作だと父親から見下されていたが、兄のシュトルツだけは彼を認めていた。
「俺の弟子はとんでもない戦士になる」とアイゼンに言わしめさせるほどの素質を持つ。修行の成果か素養からか尋常ならざる頑強さを持ち、フェルンから化け物かと疑われることもあるが、間違いなく純粋な人間であるため、時間の感覚はフェルンと同じ。彼女からは「シュタルク様」と呼ばれているが、落ち着かないためやめて欲しいと思っている。フェルンが「服が透けて見える魔法」で彼の下半身を見たところ、「ちっさ」との感想を漏らした。後に18歳の誕生日を迎える。好物はハンバーグ。年齢より子供っぽい所があり、女性の扱いは不得手。親しみやすく誰にでも慕われる人柄であるが、特に変な人に好かれやすい。

ザイン
アルト森林近くの村に住んでいた僧侶。大人の男性で、好きな物は酒やタバコ、ギャンブル、年上のお姉さん。底なし沼に嵌まり、動けなくなっていた所をフリーレンに助けられる。幼い頃から冒険者に憧れていたが、それになることは無かった。シュタルクが蛇に噛まれて罹った、脳が数時間で溶けて死ぬという不治の毒を一瞬で治療するほど天性の才を持つ。神父の兄から村から連れ出して欲しいと言われた件もあり、フリーレンから仲間に勧誘される。
10年前に3年で戻ると先に出ていった「戦士ゴリラ」を名乗る親友が戻らなかった件をずっと気に掛けており、兄のためにと村に残っていたがその兄から叱咤され、親友を探すためついに旅立つことを決意し、一時的に一行に加わる。旅中では大人としてフェルンとシュタルクの仲を取り持つこともあり、もう互いに二人が付き合うべきではないかと悩むこともあった。探す友が交易都市テューアに向かったことを知ると、彼を追いかけるため一行と別れた。後にフリーレンがメトーデから僧侶枠として同行しようかと聞かれた際は、「このパーティの僧侶の席は(ザインのために)空けておきたいから」と断っている。