スウェーデン映画】 『幸せなひとりぼっち 

【ハリウッドリメイク】『オットーという男』

 

【作品情報】

2015年製作/116分/スウェーデン 原題:En man som heter Ove

アマプラ配信中

第89回 アカデミー賞(2017年)ノミネート

外国語映画賞 メイクアップ&ヘアスタイリング賞

2022年、『オットーという男』としてハリウッドリメイク。

マーク・フォースター監督、トム・ハンクス主演兼製作。

 

 

【感想】

ジャンルはコメディだが、色々考えさせられる内容だった。主人公が同じ年ということもあって共感できる部分が多い。どこの国でも高齢者は切れやすいのか、このところの日本でも高齢者が切れた事件が多いと思う。定年後のストレスはホントにイライラが溜まる。若者ユーチューバーの馬鹿笑いの声が嫌い。子供のかん高い声が苦手。

あれこれ指示されることが嫌い。など年取ると瞬間抑えが利かない位の怒りがある。

そのような時、年寄りは死にたくなるのだろう。60歳代の方にお勧めです。

 

【登場人物】

オーヴェ: ロルフ・ラッスゴード 

 59歳のスウェーデン人男性。鉄道会社のベテラン整備工。

愛妻を亡くし人生に絶望している。

 

【あらすじ】

最愛の妻ソーニャを亡くしたばかりの59歳の男オーヴェは、口うるさい偏屈な老人として近所から煙たがられている存在である。ある日、43年勤め続けた鉄道会社をクビになったオーヴェは、生きる希望を失い、首をつって死のうとするが、向かいに越してきたイラン人女性パルヴァネとその家族の騒々しさに自殺を邪魔をされてしまう。以降も、陽気な彼女の遠慮のない言動に何度も自殺を邪魔されたオーヴェは彼女の存在を疎ましく思うが、彼女とその家族と接するうちに徐々に心境に変化が生まれてくる。その一方で、オーヴェは幼い日の亡き父との慎ましくも穏やかだった生活や若き日のソーニャとの運命的な出会い、彼女との幸せな日々、そして2人に起きた悲劇を思い出す。