【日本アニメ】『とんでもスキルで異世界放浪メシ』
2023年放送 【ジャンル:異世界召喚アドベンチャー】
【感想】
異世界ものは好きです。今まであった異世界ものの面白いエッセンスが所々に混ぜ合わされている。まだ2話ですが、面白いです。今後仲間が増えていきそうなので楽しみです。グルメアニメにしても楽しみです。
【登場人物】
- ムコーダ / 向田剛志(むこうだ つよし)声 - 内田雄馬
- 異世界からの勇者召喚に巻き込まれた日本人。
- 作中では貴族くらいしか苗字を持っていないということで、本来の名前の向田からほぼカタカナ表記で「ムコーダ」となった。27歳の独身サラリーマン。外見はどこにでも居そうな普通の雰囲気の中肉中背の青年で、漫画版ではややタレ目気味の冴えない風貌に描かれている。性格はヘタレかつ気弱な事なかれ主義者で優柔不断さも多少あるが、常識的で要領は良い。作中では様々な料理を作る料理上手だが、現実世界にいた頃からのもので、学生時代に様々な飲食店のアルバイト経験から来ている。過去、恋人ができたことが一度もなく、「良い人」で終わる典型的な優柔不断なタイプで、女運が壊滅的。一緒に召喚された勇者たちが高いステータスと様々な戦闘スキルを得たのに対し、ステータスは一般人よりも少し強い程度、保有スキルも異世界人共通の「鑑定」「アイテムボックス」以外は「ネットスーパー」のみで戦闘スキルを全く持たなかったため役立たず扱いされる。王族を胡散臭いと感じ、勇者ではない役立たずであることを幸いに自立を申し出て国外脱出を図った。冒険者パーティ【鉄の意志】に護衛を依頼して隣国へ移動中、ネットスーパーで購入した食材や調味料と現地調達した肉などを駆使して料理を行なっていたところフェンリルに嗅ぎつけられ、不本意ながら従魔契約しフェルと名付けた。
- 元はスキルを活かして商人を目指していたがフェルの食事事情もあり、商人ギルドと同時に冒険者ギルドに登録し、冒険者として活動するようになる。そして道中でフェルと同様の経緯でスライムのスイやピクシードラゴンのドラちゃんを従魔に加えた。
- フェルたちが狩ってくる獲物が軒並み高ランクであるため、解体した素材の高額売却が続き捌き切れていない。冒険者の傍ら商人として懇意にしているランベルト商会に商品を卸している。冒険者としてのランクは、ギルド登録ランクのGランクを2回経験しているが、その後フェルたちによる魔物の大量討伐と難関ダンジョンの踏破が続いた結果、ギルドマスターの権限でF〜Dランクを飛ばしてCランクに、さらにBランクを飛ばしてAランク、最終的に最上級のSランクまで無試験で昇格した。商人ギルドのランクは、最低限の商取引ができるアイアンランク。他の勇者たちとは違い武器の訓練を受けていないので、戦闘技術は自己流の完全なド素人。魔法はフェルの強引な強制スパルタ式訓練によって、火と土魔法のスキルを得られた。レベルアップに伴い、聴覚と料理人の技術が向上している。従魔の名前の通り、ネーミングセンスは皆無。
- 火と土魔法の使い手で、のちに風・火・土女神と創造神の加護(いずれもランクは「小」)を与えられる(創造神の加護「小」の効果で寿命が大幅に延び、その影響で種族が「一応人」となっている)。町で過ごす以外はほぼ野営生活だったが、後にカレーリナで豪邸を買い、それを管理する奴隷たちの主になった。
- ダンジョンを複数攻略した結果、その報酬として複数の魔剣を所有しているが、どれも売却できないうえに騒ぎになると判断してアイテムボックスに収納している。孤独の料理人という称号に影響されてか、「鑑定」スキルが食品関連に特化し始めており、食用可能か否か、食材の味が分かるようになってきている。
- IFストーリーでは勇者たち3人を説得し、エルマン王国へ逃亡する。冒険者として暮らす彼らの保護者として食事を提供し、自身は商人として成功を収めている。そのため、フェルたちとは出会っていない。
- 固有スキル:「ネットスーパー」
- 現代の地球物資を異世界の資金をチャージすることで購入し、異世界に召喚できる。地球の食材は摂取者のステータスを変化させるがそれぞれに時間制限がある。また、季節毎にラインナップは変化し、ムコーダが特定のレベルに達することで新たにテナントが選択できるようになったりする。
- 実際に地球のネット及びネットスーパーに繋がっているわけではなく、あくまでも「ネットスーパー」をスキルが再現しているだけであり、詳細に関しては異世界の創造神であるデミウルゴスですら分からず、再現できないと言われている。
- #テレビアニメ版ではイオンほか協力企業により、実際のネットスーパーの画面、実在の商品等の画像が使用され、購入時も実際のロゴ入り段ボールがどこからともなく出現するスキルとなっている。
- 保有スキル(太字は当初は持たず、のちに神々から与えられたもの)
- アイテムボックス(時間経過無し・容量無限大)、鑑定、火魔法、土魔法、完全防御、獲得経験値倍化
- フェル 声 - 日野聡
- 伝説の魔獣とされるフェンリルの雄。ムコーダの最初の従魔。風の女神ニンリルの眷属であり、登場当初から加護を持っていた。1014歳。スイからは「フェルおじちゃん」と呼ばれている。
- 風の女神ニンリルと戦神ヴァハグンの加護を持つ。
- ムコーダの呼び方は「お主」(1度だけ主〈あるじ〉と呼んだこともある)。
- 発光効果のある美しい銀の毛並みと、手足が赤く染まっているのが特徴。正式な従魔メンバーの中で一番の年長者だけあって豊富な知識を持ち、人の文字も読める。肉好き魚介好きの食いしん坊で野菜は嫌いだが食べられないわけではない。お風呂が大の苦手。
- 誇り高く尊大な性格で人を見下しており、主以外の命令には「国を滅ぼす」ほどの敵意を見せる。しかし、子供等の弱者には牙を剥くことはしないほか、スイには甘い所がある。また、ドラちゃん曰く「心配性」で、ムコーダを狙う敵にはとことん容赦がなく、割と過保護。意外と単純で、見せ場を奪われると機嫌を損ねる一面も。
- 人間の前に姿を現すのは300年ぶりというぐらいの激レア種で、またその強さも「一匹で国を滅ぼせる」ほど際立っている。レベル的にはほぼカンスト状態になっているらしく、Bランクのロックバードもほぼ瞬殺できるほどの驚異的な戦闘力を持っている。
- ムコーダが作った「レッドボアの生姜焼き」の匂いを嗅ぎつけて姿を現し、ムコーダの従魔となる代わりに食事を提供してもらうことを所望した。ムコーダと「自分で食べる分は自分で捕ってくる」という約束をしているのだが、バトルジャンキーでありキマイラからドラゴンまで狩ってくるためギルドに解体作業を頼むムコーダは頭を抱えている。
- 保有スキル
- 風・火・水・土・氷・雷・神聖・結界・回復魔法、鑑定、爪斬撃、身体強化、魔法攻撃耐性・魔力消費軽減・戦闘強化
【あらすじ】
- 料理が趣味のごく平凡なサラリーマン向田剛志(ムコーダ)は、「勇者召喚」によって3人の少年少女たちと共に、異世界「レイセヘル王国」に召喚されてしまう。そこは魔王や魔物が存在し、冒険者たちが活躍する剣と魔法のファンタジー世界であった。
- しかし、チート級の戦闘スキルと魔法を備えた「勇者」と鑑定された少年たちとは異なり、「巻き込まれた異世界人」と鑑定されたムコーダは、贅沢三昧に見える国王夫妻の様子から色々察し、自らのスキルを役に立たないとして当面の生活費だけ受け取って城を辞する提案をする。
- だが、ムコーダの固有スキル「ネットスーパー」は、お金を支払うことで元の世界から様々な商品をお取り寄せできる上に、元の世界の食材を食べると「ステータスが一定時間アップする」という、凄まじいチート能力を秘めていた。
- 街での聞き込みの結果、戦争により国境封鎖される前に国外脱出を決意したムコーダは、冒険者パーティー「鉄の意思」を雇って隣国フェーネン王国へと旅立つ。その道中で、ムコーダの作った生姜焼きの匂いにつられてきた伝説の魔獣フェンリルに遭遇してしまう。料理の美味しさから、なかば強制的に従魔契約を結ばされることになったムコーダは、その魔獣にフェルと名付ける。それ以降、食いしん坊のフェルに飯をたかられながら旅を続けることになる。
- その後、立ち寄った街で冒険者ギルドと商人ギルドに登録したムコーダは、ギルドでの活動や情報収集を行い、安全と思われるレオンハルト王国へと向かう。フェルの強引な実践訓練により何とか基礎的な魔法を習得したムコーダは、処分に困る異世界のゴミを溶かしたり後には様々な便利なスキルを憶える癒し系スライムのスイを従魔にする。
- フェンリルを通じて、風の女神ニンリルから神託が下り、甘い物に目がない女神に定期的に「異世界の甘味」をお供えすることになったムコーダは、念願だったスキル「女神の加護(小)」を授かるのであった。
【作品情報】
『とんでもスキルで異世界放浪メシ』(とんでもスキルでいせかいほうろうメシ)は、江口連による日本のライトノベル。略称は『とんスキ』。イラストは雅が担当している。
『小説家になろう』にて2016年1月から連載を開始し、オーバーラップノベルス(オーバーラップ)より、同年11月から刊行されている。書籍化に伴い、「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」という当初の題名が現在のタイトルに変更され、作者名も妖精壱号から江口連に変えた。2022年10月時点で原作のシリーズ累計部数は450万部を突破している。
2017年3月より、オーバーラップのWEBコミックサイト『コミックガルド』にて漫画版が連載されている(作画:赤岸K)。2018年8月より、『コミックガルド』にてスピンオフ漫画『とんでもスキルで異世界放浪メシ スイの大冒険』が連載されている(作画:双葉もも)。
2023年1月よりMAPPA制作によるテレビアニメが放送