こんばんは あかねです。


日曜日、グループホームの面会の帰り

妹2号と、お疲れさまの乾杯(^^)/\(^^)


お蕎麦屋さんで

美味しい肴で、二人で飲んだ


妹2号

私さあ、今でも覚えてるのよ

高三のお姉ちゃんが

父さんと怒鳴りあいの

大喧嘩してさ

家から出て

四年制大学進学したじゃん


妹1号がね

あかねちゃんがあの時

闘ってくれたから

私ら二人とも大学行けてんで。

あのとき、あかねが

親の言いなりになっていたら

私らかて、高校出てすぐ

就職させられてたと思うよ



あの時かぁ、

私も、父さんに

嘘つかれたからね


高3になる直前に転校する時に

もし、

公立高校の編入試験受かったら

どこの大学でも進学してよい

そういわれて、合格したのに


いざ進路になると

家から出るのは許さんだの

女が大学行くなんて生意気

だの、言いたい放題言われてね

大喧嘩になったのよ


高校の担任に父親が

泣きついたら

見事に返り討ちにあって

「なぜ親なのに、努力している本人を応援しないのか?

って言われたらしいよ



お父さん、自分が変だとは思わないからなあ

私はさぁ、東京の私立大学にいかせてもらったけど、

お姉ちゃんたちの努力が

あったからこそだと

とても感謝してる


お姉ちゃんたちの時は

私立大学も

東京も受験ダメだったから

でさ、

なんでそんなあかねちゃんが

なんで

仕事辞めちゃったのか

専業主婦やってるのか

不思議でさ


私ね、お母さんみていて

こんな風に支配される生活は

嫌だと心底思ったの


お父さんさぁ、たまたま

お風呂場にバスタオルがなくて

お母さんを呼んでる声も

私らおしゃべりしていて

聞こえなくてさ

そしたら出てきて、いきなり、

お母さんを平手打ちしたのよ

こんな理不尽、私は

受け入れられない


だから、自分で稼いで

誰にも文句を言わせないって

固くおもったの


それをたぶん一番わかってる

あかねが、どうして仕事辞めたのかなって。


そうね。結婚したときは、

私が世帯主だったし。

家族を養えるぐらいは

稼いでいたからね


夫の就職先も、

私の関係者の紹介だしさ。

同じ研究室の20才年上の

先生と仲良くしていて、研究のお手伝いもしていたの

私、仕事と掛け持ちでね。


その方のご主人が、お嬢ができたときに、動いてくれたの。

子ども2人と夫を養うのは

大変だろうってね。


その人が関東の出身でね。

「ご主人、専門職として、僕の関東の関係者に紹介できるけど、

あかねちゃん、神戸の今の仕事

辞めなきゃならなくなるけど

それでもよいか?」

っていわれてさぁ

オーバードクター問題もあって

絶望的に夫、自力で就職先

探すのは無理でね

それでOKしたのよ。

お願いしますって


本来は、夫婦二人とも神奈川で

専門職として

採用予定だったのだけど


紹介者してくれた方の先輩が

こちらで働いて欲しいって

夫だけ

引っこ抜かれてしまって。

で、今のところに就職したのよ

けど、私の就職先は

そこにはなくて


結局、無職になっちゃったの

就活しようにも

当時も今もだろうけど

無職には保育園の空きはなく

そのうち、神戸の義叔父の

介護がはじまって、

なしくずしよ。

だって、雇用する側からしたら

しょっちゅう休まれたら

雇った意味ないじゃん

忙しいから人手が欲しいのにさ

で、あきらめたんだ。



あかねちゃん、

良い意味で

専業主婦らしくないもんね。

従属する関係じゃないもの



ま、とりあえず

経済的に心配なくなったし

お金にならないけど、

経験がいろいろ

役に立つこともあるしね



お父さんさあ

お母さんがいないと

ダメなんだよね、

威張ってるけどさ。


そうそう。父さん

気はちっちゃいよ

弱いから吠えたがる。

さんざん私も暴言も

暴力も受けてきたけど

家を出てから

冷静に親を眺めることができた

からね。

そういう意味じゃ

1号ちゃんが一番

親の気持ちに寄り添ってるかも


え、お父さん、お姉ちゃんにも

手を上げてたの?知らんかった

私、親に

一度も怒られたことなかったし。

男尊女卑を突きつけられたら

ぐうの音もでないように

蹴散らしてしまえば良い

って思ってきたし


1号ちゃんは

争い事弱いし、平和主義でさ

争うなら、自分が我慢しちゃう

方を選ぶ

私には無理だと思うわ


確かに大学から

家を出たから

一人で生きていけると思えたし。



あの両親、私をなんだと思ってたのかしらね?

お父さんの浮気疑惑

お母さんの浮気疑惑

なんでもかんでも

私のところに持ってくるのよ。

二人とも、エエ年してさあ

勘弁してよ~💦だったよ


事細かに、親のそういうの

聞きたくないって


私は、

直接言われたことはないな



私に言われても

知らんがな、気持ち悪っ

なんだけどさ



お母さんもずるいからね

離婚できないのは

子どもがいるせいだと

私には言ってたしね


自分が

覚悟できなかっただけやん

としらけて聞いてたけどさ。


親戚のゴタゴタも

私にお鉢が回ってきて

嫌でも巻き込まれてたし


だから、あかねは

親戚の叔母ちゃんたちに

今でもいろいろ

相談持ち込まれるんやな

私は付き合いないから

知らんけど。



私と9年違う妹2号。

みえている景色がこんなにも違う。


闘わなくちゃ、自分を守れない

全力でこじ開けなきゃ

開かない扉もこじ開けた


自分の気持ちを横において

やりたいことを手放す苦しさも味わった


妹は今50才過ぎて

岐路に立っている


お一人様で生きていくには

それからのことも

決断をしていかなきゃいけない


マンションを買う?一生賃貸で?

どう生きていく?


家族がいてもいなくても

迷いどころだろうな。


仕事も管理職になって

嫌でも

部下を育てなきゃいけない。

仕事のバランスや、

マネジメントもしなきゃいけない


いつまでも、幼いなとおもっていたけど

いつの間にか、

たくましいおばちゃんになっていて

ちょっと安心した。



いつか

親を見送るとき、

3人でこんな話をしなから

それぞれの目からみた

親の姿を話すんだろうな