恐怖の殺人鬼シリーズ28 | 片腕坊主と空飛ぶギロチン 阿鼻叫喚天麩羅地獄

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ほい、久々の殺人鬼シリーズ。
本日はウェルナー・ボーストです。

$片腕坊主と空飛ぶギロチン 闇夜を切り裂く断末魔と共に・・・

1928年、東ドイツ(東西ドイツの国境付近)で生まれたウェルナー・ボースト。
第二次大戦が終わると東から西へ亡命する人々の手助けをして金を稼ぐようになる。
1950年、結婚したウェルナーは自らも西へと亡命。デュッセルドルフに移り住む。
2人の子供にも恵まれごく普通の家庭の父親にみえたウェルナーだが、
裏では窃盗や墓場荒らしを繰り返していた。
墓場荒らしは発覚、逮捕され懲役をくらっている。

出所後、車上荒らしを行うようになったウェルナー。
1953年、ウェルナーは相棒のフランツ・ロールバッハと共に仕事をしている途中、
2人の男が車中でまぐわっているのを見かける。
普段から西部劇と銃をこよなく愛し、プロ級の射撃の名人であったウェルナーはある衝動に駆られる。
(人を撃ってみたい・・・・)
1度、そう思ったウェルナーに躊躇は無かった。
翌日、頭を撃ちぬかれた高名な弁護士の遺体が発見されるが捜査は難航。
警察は犯人の見当をつけることさえできなかった。

1955年、1956年、相次いでカップルが行方不明になり、車の中から遺体で見つかる事件がおこる。
ともに、男の頭は銃で撃ち抜かれ、女は強姦されたうえに絞殺されていた。
警察は犯行の状況から3件を同一犯の犯行と断定する。

そして3件目の犯行から間もない、1956年悪魔の日。
森の巡回をしていた森林警備員が不審な男をみつける。
車の中でまぐわるカップルを覗く男。その手には銃が握られていた。

森林警備員に銃を向けられ応戦するウェルナー。
しかし自慢の銃の腕も慌てていたためか発揮されず、あえなく逮捕される。
森で射撃の訓練をしていただけだとシラをきるウェルナーだが、
その家からは、大量のモルヒネ、毒薬、火薬などが発見される。

厳しい捜査尋問にもなかなか落ちないウェルナー。
警察は相棒のフランツを責め始める。
するとフランツは次々と話し始めた。
「ウェルナーは殺人に性的快楽を覚える異常者だ。
俺はヤツに殺されるのが怖くて従っていただけなんだ。
ウェルナーのヤツ、銃だけじゃなくて毒薬や爆薬を用いて遠隔殺人をしようなんて企んでいたんだ!」

他人の性交を覗き欲情し、殺す事で解消する変態殺人鬼ウェルナー・ボーストは終身刑。
おしゃべりな相棒のフランツは6年の禁固刑となった。