ご訪問頂き、ありがとうございます。

時事メディカルより「うつ病になりやすい体質が遺伝する仕組みを世界で初めて解明」というニュースを拝見し、勉強になりました。

共有したく記載します。
    

〈自己紹介〉


36歳・うつ病・線維筋痛症の無職です。


180時間の残業、人間関係でうつ病を発症


精神科入院、休職しルート営業を退職


会社員退職→精神科デイケア→地域活動支援センター(現在)で体調・体力をつけ、


就労継続支援A型へ向けての準備をします。


  うつ病になりやすい体質が遺伝


引用元:時事メディカルより引用、要約

https://medical.jiji.com/topics/3360


《うつ病になりやすい体質が遺伝する仕組みを世界で初めて解明―メンデル遺伝を覆す新たな遺伝メカニズムの発見―》


東京慈恵会医科大学の研究グループは、うつ病の原因となるヒトヘルペスウイルス6 (HHV-6)のSITH-1遺伝子には、うつ病を引き起しやすいタイプとうつ病を起こしにくいタイプが存在し、これが「うつ病になりやすい体質」やその遺伝に関与することを発見しました。

メンデル遺伝として知られている染色体の親から子への伝搬による遺伝のメカニズム以外にも、親に持続的に感染している常在微生物(マイクロバイオーム)の子への伝搬が遺伝のメカニズムになり得ることを示す世界で初めての発見。

うつ病は環境と体質の2つの原因で発症し、同じ環境にあっても、うつ病になりやすい人となりにくい人が存在します。

「うつ病になりやすい体質」は遺伝することが判明しており、その遺伝率は30%~50%と考えられています。これは高血圧や糖尿病の遺伝率と同程度です。

HHV-6は新生児期に主に母親から感染し、その後一生涯ウイルス感染が持続することが知られています。

うつ病を起こしやすいSITH-1遺伝子は、HHV-6とともに親から子に伝搬することで遺伝に関係することも判りました。


仕組みをまとめると、図のようになります。

R1A≦17のHHV-6を持つうつ病患者を親、特に母親に持つ子供は新生児期に親からR1A≦17のHHV-6が感染し、一生涯R1A≦17のHHV-6が体内に潜伏感染するという、うつ病になりやすい状態が続くことになります。これを外側から観察すると、うつ病が遺伝していると認識されると考えられます。

[今後の展開]

新生児期に「うつ病を起こしにくい」HHV-6をワクチンとして接種するなどの方法で、「うつ病を起こしやすい」HHV-6が親から子に感染することを防御することで、原理的には、うつ病の遺伝を抑制することが可能となります。


  感想


▼思う課題と対応策は?

①HHV-6(ヒトヘルペスウイルス)は疲労で活性化するため、うつ病予防には疲れをためないことが必須。

疲労がたまるとうつ病リスクになる事に変わりはない。


②例えばサラリーマンとして、SITH-1陽性(うつ病になりやすい)が判明しても疲労の個々によるコントロールは難しい。


③予防接種や治療薬などの開発は、まだ研究段階なので導入迄の時間が、かかりそう。


④医療機関でのうつ病罹患の可視化を期待したいですが、導入されるかは未知数。 



▼うつ病のリスク要因3点と体験談


①『環境と体質』の2つの原因で発症。


②同じ環境でも『なりやすい人となりにくい人』がいる。


③『うつ病になりやすい体質』は遺伝することが判明。

遺伝率は30%~50%と考えられ、これは高血圧や糖尿病の遺伝率と同程度。



上記の3つは、かなりの衝撃です。


私も遠い親族がうつ系統であり、納得しました。


更に、私は線維筋痛症でありうつ病との併発も30%から50%と言われています。


元々うつ病になりやすい体質に、環境要因、疲労の蓄積で合わせ技一本。うつ病になったのかもしれません。



  まとめ


今回のニュースで、うつ病リスクの高い「遺伝・環境・体質」がある事実を知りました。

事実の解明がなされたので、次はワクチン予防や治療薬などの対策へ移行してほしいと切に願います。

感想は私見なので、ご容赦ください。

賛否両論分かれると思います。

うつ病の人、周りの家族、その他の人へ「メンタルヘルスの社会の動向」を知るきっかけになればと思いました。

既にご存知でしたらご容赦ください。

このブログをご覧いただける皆様、いつもありがとうございます。