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高い枕が、脳卒中のリスクとなる。
昨日、テレビ番組「Mr.サンデー」で『殿様枕症候群』を取り上げており、情報共有をしたいと思います。
〈自己紹介〉
36歳・うつ病・線維筋痛症の無職です。
180時間の残業、人間関係でうつ病を発症
精神科入院、休職しルート営業を退職
会社員退職→精神科デイケア卒業→地域活動支援センター(現在)で体調・体力をつけ、
就労継続支援A型へ向けての準備をします。
Mr.サンデーの報道「殿様枕症候群」
高い枕の使用が、脳卒中のリスクを上げる。
近頃、ベッドでスマホを見るために枕を高くすることにより、自然と首に負担をかける要因となっている。
取材されている方は、「特発性椎骨動脈解離」になった。
特発性椎骨動脈解離とは、首の後ろの椎骨動脈という血管が裂けて脳卒中を起こす一因となる。
朝起きて、いつもの偏頭痛だと消炎鎮痛薬を服用し、仕事に向かう途中で意識朦朧、救急車で搬送された。
そして、脳梗塞を合併したそう。幸い後遺症はなかった。
後に、高い枕が原因と医師に指摘された。
国立循環器病センターにて、特発性椎骨動脈解離は、枕を高くしていた患者を多数みて発見された。
それは、血管が裂ける病気なので、高い枕が原因ではないかと予測されていた為。
国立循環器病センターで、調査を実施して発症する人が減ればよいと、『殿様枕症候群』と名付けたそう。
イメージ図↓メカニズム。
殿様症候群とは?「文献から」
国立研究開発法人国立循環器病研究センターより要約
《枕が高いと脳卒中になる? ―特発性椎骨動脈解離と高い枕の関係と、殿様枕症候群の提唱―》
「国立循環器病研究センターのグループが、脳卒中の原因の一つである特発性椎骨動脈解離は枕が高いほど発症割合も高く、またより固い枕では関連が顕著であることを立証し、殿様枕症候群という新たな疾患概念を提唱しました。
脳卒中は通常高齢者に起こる病気ですが、若年-中年者にも特殊な原因で起こることがあります。
特発性椎骨動脈解離はその原因の一つで、首の後ろの椎骨動脈という血管が裂けてしまうことで脳卒中を起こします。
働き盛りの年齢である患者さんの約18%に何らかの障害が残り、根本治療がないことから、発症予防のための原因究明が求められていましたが、約3分の2の患者さんでは原因不明でした。
同研究グループは起床時発症で誘因のない特発性椎骨動脈解離の患者さんの中に、極端に高い枕を使っている人が存在することに着目しました。
国立循環器病研究センターにおいて2018年~2023年にかけて特発性椎骨動脈解離と診断された症例群と、同時期に入院した年齢と性別をマッチさせた脳動脈解離以外の対照群を設定し、発症時に使用していた枕の高さを調べました。高い枕の基準については外部専門家の意見から、12cm以上を高値、15cm以上は極端な高値と定義しました。
高い枕の使用と特発性椎骨動脈解離の発症には関連が見られました。
枕が高ければ高いほど、特発性椎骨動脈解離の発症割合が高いことも示唆されました。この関連は枕が硬いほど顕著で、柔らかい枕では緩和されました。
本研究では、高い枕と特発性椎骨動脈解離の関連について、首の屈曲が媒介する効果は全体の3割程度であり、寝返りなどの際の頸部の回旋が合わさって、発症に関連する可能性が示唆されました。
何気ない睡眠習慣が脳卒中の重要危険因子になることが世に広く認識され、脳卒中で困る患者さんが少しでも減ることを期待しています。」
特発性椎骨動脈解離と枕の関係?
〈枕の高さ〉
枕の高さを12cm以上を「高い」とし、15cm以上を「極端に高い」となる。
枕が高いほど特発性椎骨動脈解離を発症しやすいことが分かりました。
高さが15cm以上の枕を使用していた方の約9割が特発性椎骨動脈解離の患者さんだったそうです。
枕が高い場合、首の屈曲が大きくなり、睡眠中の寝返りで首にかかる負担が増え、血管が傷つく可能性がある。
〈枕の硬さ〉
枕の高さだけでなく硬さにも着目し、特発性椎骨動脈解離のリスク要因である首の屈曲の有無を調べた結果、硬い枕の場合は発症との関連が強く、柔らかい枕ではリスクが緩和される傾向にある。
予防方法や注意点
▼予防方法
①枕が硬くなく、柔らかい枕を使用する
②枕の高さを12cm未満とする
③寝たときに立っているときと同じ姿勢
真っすぐに近い形をキープできる高さがベスト。
④横向きになった時も、頭の先から背骨のラインがまっすぐになっているのが理想
自分の体型に合った枕を選ぶことが重要。
⑤「低めの枕」「柔らかめの枕」を選び、さらに「首に負担がかからない形状の枕」を使用する
⑥寝具専門店で、枕を相談する
▼注意点
①枕を複数重ねたり、巻いた布団で代用したりしないこと
スマートフォンやテレビを見る目的などで。
②枕なしで寝ると、顎が上向きになって反りすぎてしまうので、 頸椎(けいつい)に負担がかかる
肩や首にも大きな負担がかかるため、枕なしで寝るのはおすすめしない。
③「高すぎる枕」や「硬すぎる枕」を避け、「首」に体圧が集中する形状の枕も避けるべき。
まとめ
自身もスマホを見たり、壁に寄りかかる。そして、寝てしまい朝に偏頭痛薬を服用したこともあります。
今回のニュースを拝聴して、これ迄は脳卒中になるイメージはありませんでしたが、恐怖を感じました。いつなるか分かりません。
認知する良いきっかけになりました。
既にご存知でしたらご容赦ください。
このブログをご覧いただける皆様、いつもありがとうございます。