今後、「ショートタイムワーク」の拡大により上記の約57万人が増える(295万人が減る)可能性があります。
〈自己紹介〉
35歳・うつ病・線維筋痛症の無職です。
180時間の残業、人間関係でうつ病を発症
精神科入院、休職しルート営業を退職
会社員退職→精神科デイケア卒業→地域活動支援センター(現在)で体調・体力をつけ、
就労継続支援A型へ向けての準備をします。
『ソフトバンクニュース』より題記の記事があり、勉強になりました。
https://www.softbank.jp/sbnews/entry/20240517_01
内容を纏めたので一部引用「」詳細はURL。
ショートタイムワークとは?
「ソフトバンクは、障がいにより長時間勤務が難しい人を対象に、週20時間未満から就業できる「ショートタイムワーク」を2016年から開始。
現在では子育てや介護、がん闘病などで長時間勤務が難しい方にもショートタイムワークの対象を拡大しています。
ショートタイムワーク導入の背景には、障がいのある方が短時間から働く選択肢が少ないことや、キャリアを始める・リスタートするチャンスが少ないという課題がありました。
日本型雇用は週40時間以上の労働が必要で職務定義がなく、長時間労働が可能で何でもできる人が求められがち。また、2016年当時の社会制度では、週20時間未満の雇用の場合は「障害者雇用率制度」の算定対象外となっていました。
今年2024年4月の障害者雇用促進法の一部改正により、民間企業の場合、現状の2.3%から2026年4月を目処に2.7%に引き上げられることになった一方で、週の所定労働時間が10時間以上20時間未満の身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者が、特例的な取扱いとして、実雇用率上、1人をもって0.5人と算定されることとなりました。
ソフトバンクは、更にショートタイムワークという働き方を社会全体に広げるため「ショートタイムワークアライアンス」の活動を推進しています。
地域や業界の垣根を超え、誰もが働きやすい環境づくりを目指すために2018年に発足され、参加団体は現在226団体に拡大しています。」
ショートタイムワークの影響
▼メリットは?
①障がいのある方が短時間から働く選択肢に
キャリアをリスタートするチャンスになります。
②長時間の勤務が困難な障害者の雇用機会拡大
2024年4月の法改正により、新たに週の労働時間が10時間以上20時間未満の身体・知的・精神障がい者が、実雇用率上、1人をもって0.5人と算定されることになりました↓
これ迄は、真ん中の週20時間以上が雇用の算定対象でしたが、右の週10時間以上からもカウントに入るようになりました。
《これ迄の労働市場の事実》
障がいや難病などを抱えている18~64歳の障がい者約352万人のうち、雇用されている障がい者約57万人を除く、およそ295万人の人が制度の対象からはずれてしまうという現状について、
↓
雇用率制度の算定対象外となることが、障がい者雇用がなかなか進まないという課題になっているのではないか。
↓
短時間であれば働くことができるけれど長時間勤務は難しいという方は、働く機会を得られていないのではないかとソフトバンク社は言っています。
※冒頭図面参照
③ショートタイムワークが小さな成功体験に
ショートタイムワーカーにとっては収入や働くことへの自信、スキルアップにつながります。
思う課題
▼課題1
「ショートタイムワーク」の利点はあれど、2024年4月の法改正により、週10時間以上20時間未満の「身体・知的・精神障がい者」が、1人をもって0.5人と算定されることになりました。
↓
しかし、あくまで1人に0.5カウントなんです。
「企業側は、これ迄通りの雇用形態とすれば、1人をもって1カウントとし、算定できます。
週30時間以上のままバリバリ働ける障害者を雇用した方が『良い』となるのではないかと危惧します」
※二見武志さんの「障がい者雇用の教科書」によると、『バリバリ働ける障がい者は現在、引く手あまた』と記載がありました。どうせなら週30時間以上働ける障害者の方を雇用したいと思うとおもいます。
▼課題2
先日、ハローワークで求人の検索をしてきましたが、週20時間未満ではなく、20時間以上の求人が最低ラインでほとんどです。さらに、大手企業は週30時間以上のフルタイム雇用を欲しています。
現時点では、ショートタイムワークは進んでいません。
まとめ
上記は私の感想なので、ご容赦くださいm(_ _)m
賛否両論分かれると思います。
ソフトバンク様の『ショートタイムワークという働き方を社会全体に広げるため「ショートタイムワークアライアンス」の活動が、どんどん推進され、世の中に浸透していき、参加団体は現在226団体に拡大しています。より、参加企業が増えてほしいと思います。』
ショートタイムワークが、世の中に広がり、『子育てや介護、がん闘病などで』長時間勤務が難しい当事者、多くの企業様に広がれば幸いです。
既にご存知でしたらご容赦くださいm(_ _)m
ご覧いただきありがとうございました。
情報を皆さんと共有出来ればと思います。よろしくお願いいたします。