少し前のことになりますが、国立新美術館に行ってきました。
目的はもちろん、
「没後120年 ゴッホ展
」です![]()
以前オルセー展に行った時、ゴッホ展の予告がされていて、絶対に行きたい!と思っていました。
今日が最終日のこの展覧会、きっと混雑していることでしょう![]()
私は平日の夜に行きましたが、それでも館内は混雑してましたもの。
タイトルにもある「こうして私はゴッホになった」のとおり、ゴッホが影響を受けた画家の作品を織り交ぜながら、10年という短い画家人生の変遷が、巧みに展示されていました。
ゴッホというと、鮮やかな色彩、というイメージですが、初期の彼は素描を大事にしていて、私としてはとっても意外でした。
入口でまず目にするのが、初期の作品と亡くなる直前の時期に描かれた作品の対比だったんですが、色彩も手法も、まったく違う人の作品のようでした。
さまざまな作家や、日本の浮世絵に影響され、驚くほどの吸収力でゴッホの作風は変化し、「ゴッホ」となったんだな、というのが視覚的にわかる展示でした。
「アルルの寝室」の原寸大セットが設置されていたのにはびっくり![]()
前にオルセー展でもこの絵を観た記憶があったけど、3枚描かれているうちの1つだそう。
微妙に色彩や、絵の中に描かれている絵画が違うんですって。
パリ~アルルで、鮮やかな作風を築いたあとは、精神を病み、療養院で暮らしながら、作品を残します。
原点回帰的な絵(ミレーの模写)などが展示されていて、展覧会としての一体感を感じました。
ゴッホという人物について、ほとんど知らなかったのですが、彼が生存中に売れた作品はたった1枚だったそう。
もし、生存中に作品が認められていたら、彼はもっと生きて、もっと素晴らしい作品を世に残してくれたのでしょうか。
そう思うと、すこし切なくなります。
120年経った今でも、ゴッホの作品をもとめて、こんなにも多くの人が集まるんだ、ということを、知ってもらいたい、そんな気持ちになりました。
今まで展示を観て、その画家の人生に想いを馳せるなんてことはなかったんですが、今回のゴッホ展は、作品を描いたゴッホという人物を感じ取ることのできる、とても濃縮された展覧会だったと思います。
なかなか忙しくて、行けないかも、と半ばあきらめていたけれど、やっぱり行ってよかった![]()



