投手
Sランク 国内新人選手Sランク 投手リスト
出身地 北海道・東北
成長タイプ 早熟
衰えタイプ 遅め
初期値論評
超即戦力型先発投手。
右投げではあるが最強投手要件のカーブのみ、高制球を持ち合わせている。球速も154Kmと高く球威も高いので奪三振も多く被本塁打も低く済むだろう。
ピンチが若干不安だが素の能力値が高いので安心していいだろう。完成され切っているとまではいわないがこの時点でも十分な活躍を約束されているといえるだろう。
起用しての感想
今回調査に使用したデータではまさかの森衹晶と同時入団。
球界のエースと将来のチームの頭脳を手に入れることができたので球団社長(ブログ主)は大喜び。
1年目キャンプで不安要素のピンチがBになり穴がなくなってしまった。
当たり前のように新人王&MVPを獲得。新人である点を考慮しても文句なしの成績を上げる。1年目からここまでの成績を上げられるとは正直予想外であった。特に防御率。
球速とカーブの値がとんでもないことになってきた二年目。
成績は前年度をはるかに超えていく。
20勝1敗、防1.60 177奪三振 勝率.952
投手四冠王とMVPを獲得。おそらく現実ならば沢村賞も取っているだろう。この時点でかつ右投げにもかかわらずチームのエースとして君臨することになる。
球威がAになり、究極完全体となったように見える。
成績は昨年に比べると落ち着いているが年々打高化するこのゲームにおいてなら文句はなし。
とまぁこんな感じで年々キャリアを積み重ねていき
9年目の年まではエースとして安定した成績を重ねていく。
ノーヒッターも達成して球界のエースに。
しかし33歳(入団10年目)で怪しくなってくる。
この状態でも成績をある程度は残していけるので
エースではなくなったがローテには入り続ける。
衰えた状態でノーヒッターをする変態的な能力。
しかしながらシーズンの終わりにはもう衰えが顕著になる。
35歳までは衰えとの戦いも何とかうまくいっていたが
36歳になるともう流石に限界。二軍生活を経験。
シーズン終了にはもう…もう…みたいな感じになったので
江川自身から引退を決意。
選手生活13年中実働11年。
200勝にわずかに届かなかったがこれはローテを4人にすれば平気で突破できる。それ以上に特筆すべきは勝率.800。
そして防2.91である。最後は衰えもあったにもかかわらずここまでの安定感を通算で残してくれるのは右腕投手で準長期的期間を考えればおそらく江川くらいではないだろうか。
タイトル獲得数も多く安定しているだけでなく毎年傑出した
成績も残せる。短距離も長距離も走れるランナーみたいな選手であった。
同期の森衹晶はまだ正捕手として活躍している中での引退だったので心の中に隙間風が吹くような悲しさを感じた私なのであった。
実際の活躍
説明不要の巨人のエース。
入団時に彼を中心にして起きたNPB史上最大ともいえる事件とアマチュア時代から注目を浴びていたスター性、プロ時代の実績からおそらくNPBが終焉を迎えるまで語り継がれるであろう名投手。
アマチュア時代からパワプロのサクセスTASよろしく毎回のように完封、ノーヒッター、完全試合を達成し、高校時代が最盛期と言われるほどであった。ただ高校時のドラフトで巨人が交渉権を得なかったので大学進学。この時に肩を疲労骨折したとかなんとか。しかし大学時のドラフトでもクラウンが交渉権を獲得したので入団を拒否。翌年空白の一日を経て巨人に入団。
1年目は勝率が5割行かなかったが2年目から引退まで毎年二けた勝利を達成。入団3年目に投手五冠王を達成しMVPにも輝く。しかし沢村賞は成績的に江川の次点だった西本聖が獲得しその選考基準が疑問を抱くのには十分だったこともあり、入団時のマイナスイメージが幾分払拭されたらしい。ちなみに成績は20勝6敗、防2.29、221奪三振 WHIP0.94であった。
入団2年目から5年間15勝以上を達成するほどチームのエースとして活躍する。しかし大学時代に痛めた肩が徐々に悪化していき治療しても間に合わないものになっていき1987年に自身から引退を決意。
通算で135勝72敗、防3.02、1366奪三振、110完投。
通算成績では歴代の成績上位陣に比べれば特筆すべきものではないかもしれないが間違いなくチームのエースとしては文句なしのものであったと思う。何より成績が悪くない状態で引退を決意し、通算成績的に悪化する前に一線を退いたのも勝負師、プロ野球選手としての矜持を感じさせる。
時がたった今、当時を知らないクソガキのブログ主からすれば空白の一日事件でヒール役になった江川は一方的な被害者に過ぎないように感じる。当時巨人以外で待遇や環境でプロと呼べるレベルだったのはせいぜい人気面で阪神くらいのもので環境や契約面などの要因で他のチームは巨人に全く及ばなかった。当時のプロ野球選手の卵からみれば巨人入団を志望するのは当たり前の話でありそこに入れないのであれば入団拒否するのも選択肢の一つとしては当然である。
そんな中紳士を自称するヤクザ、読売ジャイアンツの経営陣がそういう意図とルールには書いていないという感情面では全く賛同できない正当な言い分を利用して江川を手に入れた。
どう考えても江川は純粋な若者で被害者であったにもかかわらずマスコミと前面に押し出された江川を見た当時の国民は江川を標的にバッシングやブーイングを喰らわせた。沢村小騒動の時に幾分マイナスイメージが払拭されたのも、野球ファン必修技能である手のひら返しにも程があると思う。
あまりにもでかすぎる存在感であるがゆえにコーチとしても含めてプロ野球での指導者経験がないのは正直言ってもったいないと思う。名コーチでもクソコーチでもいいから投手コーチ江川卓を見てみたかった。解説者やタレントとしての面しか知らない私としてはそう思う。現役時代を少しでも見れていればなぁ…
やきゅつく2003での活躍を見るとなおさらそう思う私でありました。
私的評価
安定 A
15勝して防御率も素晴らしい←これが毎年
貢献度 A
一年目から育成なく活躍できる↑も合わさり◎
コスパ B
これだけ安心して買ってくれるなら安い
総合評価 A-
現役期間が若干短いこと以外に欠点らしい欠点がなく、年俸も成績相応。権藤に比べればましだがそこでマイナス。
しかし成長の見栄えの良さ、成績、人気、実際の経緯…
様々な要素を考えて使いたくなるのが当然の選手。