[東京 27日 ロイター] シャープ<6753.T>は27日、米半導体大手クアルコム<QCOM.O>から受け入れる総額99億円の出資のうち、第1次分となる約49億円の払い込みが完了したと発表した。クアルコムからは2回に分けて出資を受ける計画で、2次分は来年3月29日を期限に実施の予定。
同日、シャープが3012万株の新株を1株あたり164円で発行し、クアルコムが1次分の出資として49億3968万円を払い込んでシャープの発行済み株式の2.64%を取得。発行済み株式総数は11億4081万株に増加した。
残る第2次分は、シャープが2012年度下期に営業黒字化を実現し、13年3月末付で純資産1000億円・現預金1250億円の基準を達成することを条件に実施する。