相場の展望


28日にはFRBの金利発表(木曜早朝)、30日日銀会合(金曜日正午近辺)と大きなイベントが控えている週になりますね。

この8月25日から始まった暴落劇が収束するのは10月後半からと考えていましたが、もうすこし時期が後にずれ込むように考えが変わってきました。
たしかにCMEの日経先物は金曜日引け以降、中国の追加緩和政策発表を受けてさらに上昇を重ね、19000円を突破している状況です。

FBRと日銀に関しては、FBR利上げ延期、日銀現状維持が自分の考えですが、米国の金融緩和出口後の悪しきインフレ対策は早急に何らかの手を打つべき時期にさしかかっていますし、そろそろ利上げあるのではないか、少なくとも可能性が0ということはないと考えています。
また、日銀政策も緩やかなインフレ目標が達成されるかどうかきわめて雲行きが怪しくなっています。
今回30日の会合で追加緩和3がでるのではないかというアナリストが増えてきていてだいたい40%確率になっていますが、先物上昇、アナリスト割合などといった雰囲気で高値をつかんでしまうことは避けなくてはならないと思います。

そもそも金融緩和は1回目で効果が現れて完了するのが理想で、2回目の緩和実施ははどちらかというと誤算に近く(企業収益にたいして効果はあったにしても)、3回目に至っては、株で言えばハイリスクなナンピンに近いです。今行っている政策の原資が日本の個人資産を担保にしているのですから、それがいつまでも続くわけではなく、もうそろそろ底が見えてきている状況で、実施が容易でないと考えます。以前にも書きましたが、現状維持でも2021年~2022年が財政破綻の分水嶺となりそうです。現状の緩和を維持しながら前回とおなじスケールの追加緩和を打てば、明らかにこの時期が縮まり2017年くらいに出口戦略を発動しないとクラッシュしてしまいます。

今、追加緩和を打たないと来年度に2%の物価上昇、さらには企業収益向上によって税収が2%上向きが達成出来ないという論もわかります。ただし、マネタリーベースをいくら増やしても、生産需要が先細りになるのであれば、設備投資などは今以上には行われずマネーストックは増えないというのが実際の状況です。
マネタリーベースの拡大はいわば時間稼ぎ的な意味を持つが、実質GDP向上には影響が小さかったというのが前回の黒田バズーカ2の結果ではなかったかと考えています。

異次元金融緩和政策ですから、失敗するときにも異次元です。出だしは資金も潤沢にあるように見えていたはずなので調子も良かったでしょうが、そろそろ資金もかつかつになって来ているようなら、最後のバズーカを撃つのも慎重にならざるを得ないのではないかと推察します。



さて28日と30日のパターンをまとめてみますと

●FBR利上げ延期、日銀現状維持
このパターンが一番確率が高いと考えています。円高、一時的に株安 ダウ高
●FBR利上げ実施、日銀現状維持
かなり荒れそうなパターン。 29日に円安、株価ドカーンと下がってさらに30日も下げるというダブルパンチ。ドル高 円安 株安 ダウ安

●FBR利上げ延期、日銀金融追加緩和実施
一番甘いパターンです。円安 株高、ダウ高というリスクオン状態

●FBR利上げ実施、日銀金融追加緩和実施
地獄と天国パターン。29日に円安、株価ドカーンと下がって30日に強烈に上抜けるパターン。

このほかに
●FBR利上げ時期などを入れる
雇用統計は悪かったですが、それ以降の指数は悪くなかったので、次第に利上げについては固まりつつある状況を強く宣言するのかもしれません。
一段のドル高、一時的にダウ安後に安心感から上抜け。

●日銀部分的に追加
長期国債の買い入れを追加で増やすというプランがあるようですね。
株価に実効かどうかの影響力は不明ですが、円安傾向を予想します。


週間予想と行動計画

月曜日 プラス250円~の寄り付き付近から下落 もし19300円をさらに上抜けていくのなら19500円も視野に
金曜日 利上げが延期になれば、ドーン400円くらいのギャップアップ。追加緩和期待からお昼近くまで上げて、警戒感からすこし下げる。追加緩和発表ならとりあえず日経レバを買う。今回は前回ほど値幅は取れないように予想していますので、割と早い目に手仕舞いします。

先物関係だけが上げて、持ち株があまり上昇しない(特に新興は蚊帳の外かも)ようなら、塩漬けを上で投げようとしても意味がないので、動かさないかもしれません。
もし上がって、損切額が納得出来る金額なら損切投げをします。





■国債について

まだ学習中ですが、次第に稚拙ながらもここに書かせて頂き、考えをまとめていきたいと思っております。国債が理解出来ないとアベノミクスの全容が見えてきません。
また国債が果たした役割とアベノミクスの終焉後の国債の位置づけがわかると今後の方針が立てやすくなります。

しかし、国債に関しては理解したことより、疑問なことの方が多く、ここでの書き出しも疑問点ばかりになるかもしれません。
国債は一度一般向け国債を800万円分買って家を買うために途中解約した経験があるだけでそのときは銀行で書類上のやりとりを行っただけでした。

その程度の理解ですから、本当にちょっとずつ書かせて頂く程度ですが、よろしくお願い致します。




いつもお読み頂きありがとうございます。