http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151004-00000026-jij-int


ロシア軍、シリア空爆強化へ=米に要員撤収と飛行停止要求


 【モスクワ時事】ロシア国防省によると、軍参謀本部高官は3日、シリアでの空爆について、「継続するだけでなく、一層強化する」と語った。
 また、同高官は、米国に対し、反体制派を支援する要員を撤収させ、ロシアの作戦地域で米軍機の飛行を停止するよう、国防当局間協議で求めたことを明らかにした。
 一方、9月30日~10月3日に行った空爆については「空軍機が計60回以上発進し、(過激派組織)『イスラム国』の50以上の施設を破壊した」と主張。同組織の戦闘員約600人が撤退し、欧州への逃亡を図っていると述べた。
 しかし、米政府などは、ロシアのシリア空爆はアサド政権支援が目的で、反体制派が標的になっていると判断。米紙ワシントン・ポスト(電子版)によると、反体制派は空爆に対抗するため、地対空ミサイルの供与を米国に要請した。

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今日のニュースですが、シリアの反体制派の支配地域にロシアが大規模な空爆敢行したようです。

シリアの体制側がアサド政権ですが、現在は、政権が支配している地域、イスラム国(IS)支配地域、反体制支配地域、クルド人地域などに群雄割拠の状況です。

米国 対立  アサド政権
米国 対立  イスラム国

米国 支援  反体制グループ「自由シリア軍」 
CIAの伝統手法である反体制グループ育成作戦です。

アサド政権 対立 イスラム国
アサド政権 対立  反体制グループ

ロシア 支援 アサド政権 (ロシアはアサド政権に対立する勢力をすべて敵と見なしている)
ロシア 対立  反体制グループ
ロシア 対立  イスラム国


となっていて、

今回の空爆が行われた地域を見ても、アサド政権と反体制グループの境界線あたり、アサド政権内の反体制拠点などを中心に行われた模様。

つまりロシアによる空爆は、米国の傀儡である「自由シリア軍」 VS(対立) ロシア支援アサド政権の代理戦争の図式です。

シリアは産油国ですが、中東の中では小さなものです。

ただし、内乱や空爆が本格化するとシリアと隣接するイラクにも影響が及ぶと憶測されてきます。イラクは日量300万バレルの原油を生産し、世界の供給量の3%以上を占める国です。
不安が供給量減少の方向に傾くと原油のストックを増やそう等する動きから原油高になる可能性があります。

産油国であるロシアサイドの原油価格高を狙った空爆作戦の一面もあると読み取ってはいけないでしょうか。

もしロシアにその意図があるのなら、原油価格が上に振れるまでこのロシアによる空爆は続くだろうし、米軍との軋轢が高まって地政学的不安が増大しそうです。