Webラジオを作ってみたい(5)OLED2個 | お父にゃんの電子工作

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暇なおじさんが、電子工作(主にラジオ製作)をして勝手な感想を書く

前回、日本語も表示できるWebラジオが出来た。

しかし、いかんせん画面が狭い(画素数が少ない)のである。

ストリームタイトルを3行表示にしても、まだ足りない。

シリアルモニタで見ると、

「湯ノ花幽奈(島袋美由利) - Happen~木枯らしに吹かれて~(幽奈Ver.)」なる曲らしい。

おじさんはアニソンは聞かないので、そこはどうでもいいのだが・・・・

でも最近の曲名は なんとかfeat.とか やたらと長いのが多いので、いずれにしても3行でも足りないのである。

 

じゃ、2画面にすればいいんじゃね?

 

思いついたら試さなければならない

 

手持ちで0.96インチ版のOLEDが2つあるので、I2Cでつなげることを考える。

裏を見てみると、2個のうち1個は、アドレス設定が出来るのようだ。

赤枠の部分↓

0x78と0x7Aとあるが、最下位bitはR/Wを示すbitなので実際には0x3Cか0x3Dの切り替えとなる。

 

おじさんが、弱った眼と不器用な手でなんとか抵抗を付け替えた。

1608の抵抗1個ごときに、ずいぶん苦労した。これより小さいとおじさんには不可能。

 

回路図はこちら↓

OLEDを2個にして、表示モードSWは廃止

OLED直近にパスコンをそれぞれ配置したほうがOLEDの動作は安定する。

ブレッドボードでこんな感じ

 

OLEDの抵抗付け替えが、ちゃんと出来たかどうか不安だったが、上手く動いてくれた。

efontでステーション名とストリームタイトルを表示するようにした。

左側OLEDの下側がステーション名、右側のOLEDは全部ストリームタイトル。

 

ストリームタイトルが4行とれるので、多くの場合は収まる

 

 

0.96インチ版OLEDなので表示文字が今ひとつ小さいが、大き目のefontで表示しているので おじさんの眼でも十分に読める。

まぁ、これはこれで「有り」なんじゃないか、と思うのである。

 

 

今回のスケッチは以下に置いておきます。興味のある方はどうぞ。

 

SeeedESP32S3_WebRadio_OLEDx2_01

 

(WiFi環境に合わせてssidとパスワードは変更してね)

なお、コンパイル時の注意点は以前の記事と同様に、ツールメニューから

・USB CDC On BootをEnabledに設定 

 (これをしないとシリアルモニタが動かない)

・Flash ROMサイズを8MBに

・パーテーションを8Mで、3M APP/1.5MB SPIFFSに

・PSRAM:OPI PSRAM に設定

 (ESP32-audioI2SライブラリはPSRAMをバッファ領域に積極的に使うみたい。

  さらにPSRAM設定が無いと再生できないステーションが有る


ボードライブラリは3.0.7を使用

 3.1.X だと、I2Sが動作せず音が鳴らない

 3.2.0と3.3.0では動作した。

 安定版の3.0.7のほうが お勧めかも

・ESP32-audioI2Sライブラリは3.3.0以前のものを使用

 3.4.x以降は仕様変更によりこのソフトでは動作しない

 3.0.13が安定版でオススメ

 

2個使うことで良い感じに表示出来て、気に入って使っている。

0.96インチOLEDなら安価で入手できるし、お勧めなのである。

 

 

「二人でひとつニャ」