ATS-25を作って遊んでみたい(1) | お父にゃんの電子工作

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暇なおじさんが、電子工作(主にラジオ製作)をして勝手な感想を書く

ATS-25をご存じだろうか?おじさんも実物を見たり触ったりしたことが無いのだが、amazonでATS-25で検索すると、いっぱい出てくる。

このような外見の物↓

フルバンドのDSPラジオレシーバーなのである。

外見は同じように見えて、1万3千円から3万円とお値段にばらつきが有る。

ATS25X1とかX2とかMAXとかのバリエーションがあるみたい。

おじさんには違いが良く分からない。

 

で、ちょっと調べてみると中身は前回使ったESP32と、タッチパネル付きカラーLCD、DSPラジオチップ(Si4732)、ロータリーエンコーダーの組み合わせだけのようなのだ。

スケッチもネットから落とせるみたいなので、おじさんでもちょっと試してみることが出来そうな気がする。

 

回路図は、ネットを検索してこちら↓に有った
 
なお、こちら↓に有るのが本家回路図っぽい

本家はDSPラジオモジュールのクロックはクリスタルではなくてSi5351というプログラマブルクロックジェネレーターを使って供給している。ソースをざっくり見てみると、周波数はクリスタルと、全く同じなのである。周波数をきっちり合わせたい、ということだろうか?

周波数ずれが気になる等が有れば、後付けも考慮する。

 

 

とりあえず手配した部品は以下

・ESP32-WROOM-32Eマイコンボード

 

・ILI9341搭載2.8インチSPI制御タッチパネル付TFT液晶 MSP2807

 

・ 高機能DSPラジオモジュール [M4732A]

 
他にセンタープッシュ付きロータリーエンコーダーが必要なのだが、手持ちに無いので、無し版のロータリーエンコーダーと、押しボタンスイッチで一旦代用しておく。
 
 

次に、ファームがどんな具合なのか調べてみる。

YouTubeでもATS25で検索すると、作ったとか、ファームを最新にしたとかの動画が有る。

今回は、こちらの動画↓からいろいろ辿ってみた。

 

まずは、動画の概要欄に有ったリンクからファームウェアのダウンロード

SI4735_2.8_TFT_SI5351_V.5.2b_Dark.zip↓

とりあえずzipファイルを解凍して作業用フォルダに移動。

 

いくつか、ライブラリを追加インストールが必要なので。インストールしていく。

 

まずはDSPラジオICのライブラリ <SI4735.h>

Arduino IDEのライブラリマネージャーからSi4735を検索してインストール

すごく簡単

 

次にタッチパネル付きTFT LCD用のライブラリ <TFT_eSPI.h>をインストール

TFT_eSPI_2.8inch.zip:

これをダウンロードしてzipを解凍して、arduinoのライブラリフォルダに配置

 

以上が完了したので、試しにコンパイルしてみると、山のようにエラーが出る。

むむむ、何か設定が足りてないのか、バージョンの違いが有るのか、おじさんには分からないのである。

なんか、やばい沼に足を突っ込んでしまったような気がする。

すでに出来上がっているものを真似て作るだけなので簡単だろうと思っていたが、意外に手ごわそうだ。
地道に一つ一つ動作確認しながら、作っていこうと思う。
 
 
「今度は猫の手を両方貸してやるにゃ」