次、夫が出張に行ったら、映画「花束みたいな恋をした」を観ようと決めていたけど、ついにその時がやってきた。


朝、車で空港まで夫を送り届け、家路を急ぐ。今日はこの映画を見ようと1週間前から決めていたから。


この手の映画は、1人でじっくり観たいと思っている。この歳になって、誰かと恋愛映画を観るということに対して小っ恥ずかしさを感じるし、いや、そんなことよりも「ちゃんとこぼさず観たいから」が本音。


ストーリーは至ってふつう。でも、学生時代にタイムスリップした感じがして、色んなドキドキを思い出せたのは確かで。


学生から社会人に切り替わる、あのタイミング。私も理想通りに切り替えることが出来なかった。あまりにも落差のある変化の過程を、サクセスストーリーとして語れる人を羨ましく思っているのも事実。


だからあの頃を思い出すとちょっとしんどいなと思ったり思わなかったり(まぁ、今となればそんなレベルのこと)。


あの頃、上手く乗り越えられなかったことを、それはそれで結果として良かったんだと思わせてくれるような。誰かに語るでもなく、自分の中の宝物の思い出として残しておけばいいと思わせてくれるような。そんな優しい映画だったと思う。