きのう何食べた?(season1)は、美味しそうだからという理由で何となく見始めた。


ドラマの内容は流し見できる感じだから、その気楽さと美味しそうを適当に楽しむ。見忘れた回があっても、まぁいいやというレベルだった。そうそう孤独のグルメと同じ感じで。


でもseason2は違った。恐ろしくパワーアップしてる。なんだかんだ、この秋ドラマの中で、1番大切に観ているような気がする。


season2の第1回は、season1と同じように美味しそうだな、カレイの煮付け食べたいな、という感想で観終わったけど、そこから第2回目以降一気に面白くなっていく。


そして後半になるにつれて、その面白さの理由にふと気づく。賢二という人物から目が離せなくなる。彼を中心にドラマを楽しむ自分。


純粋さと優しさと可愛らしさで溢れている賢二の人柄にとにかく惹かれていく。愛嬌のある人とはこういう人のことを言うんだろうなと思う。恋愛の好きの種類とはまた違う種類。こんな人が近くにいたら幸せだろうな、とか。こんな人になりたかったな、とか。


またその難しすぎる役を演じきる内野聖陽の魅力にも気付かされる。言葉ではなくて、表情で伝えられる気持ちは、何よりも心に響く。役者さんってすごいなと改めて感じさせてくれるドラマだった。


続編も期待したいけど、それよりも時間をあけて何度も繰り返して観れたらそれでいいやと思える。そのくらいseason2の完成度は高いと思う。