北東アジアで戦争が行われれば,岩国を始め三沢など自衛隊基地が真っ先に狙われる。すなわち沖縄だけが犠牲になるのではない。米軍は自衛隊と基地を共有しているから合法的な攻撃対象であるが,以色列がシリアの大使館を爆撃している事実を見ると今後は合法かどうかは問題にならないだろう。さらに文民が多い札幌,仙台,東京,神奈川(横須賀),大阪,広島そして福岡など人口密集都市が次の戦争の犠牲になるだろう。なぜなら新兵器ドロ-ンが日本上空に飛来し都市機能を破壊し日本全体を石器時代に戻すからである。オスプレイなどは原口一博立憲民主党議員が指摘するように、ドロ-ンの前に歯が立たない。しかしそれだけではない。

 羽場久美子氏の論【日中の戦争を止め、市民の手で平和を作ろう! ウクライナ、ガザの即時停戦、日本の軍拡阻止を(4月2日,長周新聞)】は立派だが今回は原発攻撃が抜けている。川内原発や伊方原発が爆発すれば日本は放射能で汚染され,直ちには滅びないが自衛隊員であれ,金持ちであれ核シェルターに避難しても1ヶ月ももつまい。そしてまともな死に方はしないだろう。
 

中露の結束 

 中国とロシアは善隣友好協力条約を結んで米英及びNATOによる攻撃に対して反撃しようと考えている。単に善隣友好条約としないで「協力」という2文字をいれた。故にプ-チン大統領と習国家主席は共にエプロンをかけ料理をして食事を共にしたのである。また台湾地区は昨日の地震でまた被害が出たが,花蓮県にも少数民族がたくさん住んでいる。ロシヤも中国も先制攻撃はしない。しかし攻撃されたら反撃は大陸間弾道弾(核ミサイル)である。しかもその速さは超音速である。そこでキンジャールやイスカンデルに核弾頭を載せればそれは極超音速ミサイルとなりマッハ27で飛んでくる。バイカル湖やカスピ海方面からも飛んでこよう。羽場久美子氏が言うように2,000発で済むわけがない。

 

コロナ過でも中台は交流

 2020年からコロナが流行し始めた。しかしコロナ禍の中でも相互に交流を深めた。これは単なる交流ではない。台湾地区の少数民族の多くは中国大陸からの移住者であることが民俗学的に明らかになっているからである。したがって大陸と戦争する可能性は低い。中台戦争を仮想する者は彼等の祖先が同じであることを知らない。
 
 ところで先日インドのモディ首相が広島を訪れたそうだ。そして広島市にM.カンディー像を寄贈したそうだ。TVで観ただけだがかなり大きい上半身。ところが市民や議員の中にはその意味が分からない,何故贈られたのかその理由が分からないという方々がいた。オバマ元大統領もマハトマ・ガンディ像を送られたという。  
 しかしなぜガンディ-像なのか。オバマCIAはISISを創始しリビアを破壊した。広島を訪れたオバマの米国は日本に原爆を落とし,今また岸田首相はネオ・ナチの支配するウクライナを支援している。この二つに共通するのは暴力と破壊である。もちろんインドにも破壊の神様がいる。シバ神。しかしシバ神は悪に満ちた世界を破壊し,善に満ちた世界を創造する神とも言われている。すなわち,モディ首相の寄贈はガンディ-のような非暴力主義を日本政府も取れという意味であろう。広島市民よ。目覚めよ。広島の遺族はオバマと抱き合ってはならない。
 なお去年9月,第18回G20サミットは,ニュ-デリ-のバ-ラト・マンダパムで開催されたが,モディ首相は各国首脳をシバ神像の前で迎え入れた。インドは悪は嫌うが非暴力で貫きますという声明であろう。

 

 rt.comより