昨日はアフリカの映像を観た。リベリア,コンゴそしてブルンジ。一般民衆はまだまだ貧しい。土着の宗教またはキリスト教がまだ幅を利かせている。しかし内戦により立派な教会などは破壊された。しかしフランス軍を追い出した民衆の力は大きくなってきたようだ。まだまだ砂金掘りなどに児童労働が使われ人権が奪われている。石を砕く作業など低賃金労働が一般的である。

 他方現在は雨期であるらしく,トラックの運転はままならない。止まっては道路を造りあるいは迂回し目的地に着く。1日がかりのトラック行軍。運転手も同乗する家族や客たち,あるいは荷物も長時間走行に耐えなければならない。ところがウクライナを見るにこちらの破壊も凄まじい。慣れっこになって耳新しいものもない。Merucourisの話を聞くとしよう:まだまだ粘るウクライナ軍。題して”Ukr Collapse: Avdeyevka Defence Breaks, Troops Flee, Rus Missle Strikes, Syrsky Admits Rus Advances” ドンバス最後の都市Avdeyevkaの防御が崩れたようだ。つまりドンバス全体がロシヤ合同軍の手に墜ちたのである。したがって次はオデッサ州となるだろう。歴史的に言えばロシヤ人が築いた街。

 プーチン大統領が対談したがカッター・カールソン記者が示唆したように,「歴史を知らない者は政治を語るな」。プーチンの歴史観には舌を巻いたという。日本のBBCやCNNあるいはTV朝日などはロシヤの政治を知らない。加藤周一ならば『人は歴史から学ばない』というだろう。カールソンも驚嘆したプーチンの歴史観。世界中で多くの人が視聴したらしい。SNSで観た人は幸いなるかな。別のTVで”ジーザス”という動画を観たが題名から内容を連想することは難しい。ジーザスとは何か。私などはゼウスの間違いではなかろうかと間違ったが,「Juzes」つまりキリストの話である。私はかつてハンガリーに遊んで教会を覗いたことがあるが,教会の一室の展示にYesキリストの生涯を描いた絵画があった。Yesの誕生と最初の登場場面は有名らしい。私はイエスの発登場の場面を観たことになる。奇跡をおこなう人。「シーザーのものはシーザーへ,神のものは神へ」返せという言葉も初めて知った。加藤周一を通して知ったのは「シーザーのものはシーザーへ」だけであったので,いくらか私の知識が広がった感があった。

 さて話がわき道にそれて大変恐縮だが,昨日もウクライナ代理戦争の結末を知りたがる視聴者がいた。「ウクライナ崩壊,アフディヤフカ防御総崩れ,軍団逃亡,ロシヤによるミサイル攻撃、そして(新しい国防大臣)シルスキー ロシヤの前進を認める」を読めば,『まだウクライナが勝っている」という五野井某のような教授の称号が泣くだろう。もっと驚くのは日本人の多くに対して。アメリカ提供のTVや新聞報道を信じてウクライナ優勢を信じている人の何と多きことよ。」もちろん,リベリアなどの紹介をした放送局がフランスの報道であったように,欧州とは言えまともなマス・メディアがまだ存在している。取材費を払う必要があろう。

 もちろんこの報道局がアフリカでなくてウクライナを放送する気になったら,放送できるかできないかの問題が生じるだろう。アフリカ報道に障害は少なかったのであろう。BBCやNYTなどぼちぼちウクライナの真実を語る番組が多くなってきた。期待したい。

 

P.S.日本のメディアはマル痴メディアだから期待できない。有識者がTV朝日を株主訴訟で訴えたようだ。ぜひ応援したい。なぜならTV朝日には,昔,大いに期待していたからである。

 

   rt.comより