この一週間,目まぐるしい変化が起き理解する時間と余裕がなくなった。ついていけない。とにかく変化が激しい。そこでここへの投稿が減ったのですが,変化にもいろいろありまして,いわゆる「深堀」ではないばかりでなく読んで分からない文章が目に付くようになった。私の理解力が遅くなったのであろうか。その可能性が高くなった。

 沖縄列島に石垣島を始め島嶼にミサイル基地や弾薬倉庫などが建設されようとしている。政権が変わらないうちにすべて建設しようと考えている裁判結果が相次ぐ。しかし考えてもみれば,マッハ0・9のトマホークにマッハ27の極超音速ミサイルが対抗できるわけがない。このことを指摘しているのは馬淵元クーバ大使や原口一博代議士と小生ぐらいだが,いくらオスプレイやミサイルを配備してもロシヤの極超音速ミサイルを撃墜することはほとんど不可能。それを承知で基地建設を強行するのは金儲け(リベートまたは裏金)が入って来るからであると断定してよい。

 もし中国や北朝鮮が攻めて来るというのであれば,東北大震災の時と同じく今回の能登半島地震のさいに中韓や来たが攻めてきてもいいだろうが実際は攻めてくるどころか義援金を送って下さっている。なぜミサイルで攻めてこないのか。それは日本以外に日本を責めようと考える国が存在しないからである。日本は自国を危険な目に合わせ消費税のような日本弱体化装置を延々と続けようとしている。自国を愛さない自民・公明そして日本維新の党に政治は任せられない。

 折しも上川外務大臣が2,3日前にウクライナを訪問して54億円の支援を伝えた。レーダー装置設置のための予算だそうだが,ウクライナの農地の3分の一は外資系農業資本に売り渡され,矢は折れ砲弾は尽き,ゼレンスキーに従うものはアゾフ側近のみとなったようだ。兵役忌諱のウクライナ人も多くなってきたやに聞く。したがってウ軍は奇襲・テロ行為に走るほかに対抗手段がない。ゼレンの敗北宣言は近いが欧米英の傭兵はウクライナを出るとき全員「射殺」されるだろう。

 例の左翼リベラルを自任する「デモクラシータイムス(DT)」の面々だが,ロシヤ悪者論者のまま戦争が終わりそうだ。ここの読者は,ゼレンスキーが立候補する時,即時停戦を訴えてつまり人気を集め当選した。出獄(国)できなかったポロシェンコ元大統領はまだウクライナに残留して報いを受けるだろう。そのことを知らない視聴者に嘘をまき散らしている。さらにアメリカ政府の発表を利用して軍事分析をする元記者もいる。若い頃は米国批判をして月刊誌『世界』に掲載されたらしいがDT内では一目置かれているがそもそも田岡俊次氏には敵わない。しかしその田岡氏も同じ内容の番組を繰り返し行っている。引退の時期だろう。

 今週木曜日は内田環氏がドイツ文学者を相手にいいお話をされていたが,池田氏が相変らずロシヤを理解していない。批判されるとそれまでの言説を廃棄はしないが弱く表現していく。しかし彼女も亦次第にロシヤへの誤解を解かずに話題を変えていくだろう。升味氏はBBCやCNNあるいはNYTの接心な視聴者だが,ロシヤ無理解の烙印を押されたが次第にそれら報道機関の言説が全くの,180度異なっていることに気付いた方である。それは良い方向だが,やはりロシヤ嫌いは変わらないようだ。案山子氏はこれまでの評判と名声がたかかったので有名だ。私もメールを頂いたことがあるが,経済記者にすぎず国際理解が低い。

 DTは「消費税廃止」に触れないと多くの視聴者に批判されているが,民主党の知恵袋山口二郎教授は最近,番組に出なくなった。消費税が悪税であることが分かったので立ち位置が無くなったのであろう。小沢一郎「氏も同じ。付加価値税などと日本弱体化装置に変わりはない。それは「消費者が消費税を払わなくてもいい」とはどこにも書いていないと主張される原口議員とそれほど変わるものではない。なぜなら法律は何でも書き込めることはないからである。憲法も泥棒を日本政府は逮捕しなければならないなどと書くはずがない。憲法遵守義務や擁護義務が書かれているので公務員は忠実に執行すればいいだけの話。したがって裏金を作って政治に使ってもいいなどと書いていないから政治資金法を逸脱したとは思っていないという言い訳にもならない。全ての事例を列挙することは不可能に近いから,その法の精神を貴ぶ必要があるのである。したがって最高検も東京地検特捜部も『法の精神』をもっと強く出してよいだろう。

 

ハマス-イズラエル紛争について

 最後になるが,ハマス-イズラエル紛争について申し上げれば,「見えざるものなし」のタコの足情報網をもつイスラエル諜報機関がハマスの攻撃を予知していなかったということはないだろう。つまり諜報機関は知っていてハマスに攻撃させたという見方が有力であったが,小生はまだ不思議でならなかった。イズラエルは情報戦で優れている。しかしハマス不利を承知のうえでハマスはイズラエルに攻め込んだのであろう。しかしこれは私の浅薄な見方であった。2万人も殺されてもここでイズラエルを攻撃しなければならないほど追い詰められていたということであろう。しかしそれだけではないだろう。

 2023年は記念すべき年であった。サウジアラビアとイランが同盟を結んだ年である。サウジは独立以来イランの敵対国であった。それが和解したのだから世界は驚いた。中国の力も大きくなってきたということが背景にあろう。中国の仲立ちで両国は手を組んだ。それは米英及びイズラエルの絆を弱めるものであった。フーシ派のミサイル攻撃でサウジの石油プラントが半ば壊された。パトリオットミサイルが役に立たなかったのだ。そのことは2つのことを意味する。アメリカの兵器よりもロシヤ製の兵器が優れている。S-300やS-400。S-500もあるやに聞く。第二に一帯一路政策。中国を紐帯としてイランとロシヤを結び付けた。脱米ドル化と言ってもいいだろう。反対側からみれば,米英の劣勢。兵器においても同じ。中露は超音速ミサイルを備えた。極超音速ミサイルの定義は不明だがマッハ10以上なくては極超音速でない。秒速340mは当たり前。しかし米英はまだできない。

 かくしてイズラエルの武器は核をもてるほど優秀だが,シナイ半島で使うことはできないので防衛には使えるが攻撃用ではない。しかしイラン・中露及びイラク・アフガニスタンの連携はペルシャ湾における地政学的意義を変えた。反米勢力が格段に優勢になったのである。それが2023年の初秋。

 フランスもアフリカから追い出されようとしている。航空母艦はアイゼンアワーであろうとニミッツであろうとドロ-ンに弱い。中露は航空母艦をもたなくても戦力的に優位に立った。恐れるのは米英の細菌兵器。コロナにしても豚・鶏コロナにしても

防ぐ手段は現在のところないから,研究に熱がかなり入っているが,中露の様子を見るに対抗手段はあるのであろう。他方,強くなってきたのがワクチンパスポート規則。すなわちWHOによるパンデミック規制。原口代議士らが盛んに訴えている。国家主権を上回る権限を持つというのだから畏るべし。今日なお,コロナワクチンを強制しているのは日本だけ。米英の最近研究機関がどれだけの細菌兵器をもっているか分からないのでBRICS諸国67ヶ国は成り行きを見舞っているが,米英不利となればこのパンディミック規則を世界に押し付ける可能性が高まってきた。 

 

 以上のように,世界情勢はG7に左右されることが減ってきたがまだ至る所で世界を支配する政治体制が続いている。日本はアメリカの配下に居て世界の流れに反する政策を執っている。すなわち日本の国売りを阻止するために政権交代が望まれる所以である。その他一歩が政権交代であり,消費税の廃止である。