ブラジルが生んだモンスターライブマシーン、トリオエレトリコ。通称トリオ


小さなトラックからあるんですけどね、サルバドールにはど派手な巨大マシーンが何十台と集結して、爆音を鳴らしながら大通りをパレードするわけです。

このマシーンに乗って多数の有名アーチストやバンドがパフォーマンスします。
トリオの周りをアルバイトがロープを持って囲んでおり、その一塊の集団をブロッコと呼ぶのですが、ロープに囲まれたサークル内に入るためには入場証明となる、アバダと呼ばれるノースリーブのシャツを購入し着用していなければなりません。

ブロッコには通常もう一台トイレを備えたトリオが後方にあり、VIPという割増料金を払っている人が2階に上がれる構造のタイプ、ドリンクバーを備えているタイプもあります。

所要時間はその時の状況によりかなりばらつきがありますが、バハーオンジーナで4時間前後、カンポグランジが5時間前後といったところでしょうか。
過去の経験では最短で3時間半(バハ)、最長で6時間(カンポグランジ)かかったこともあります。

そんな長丁場ですから、途中で休憩したくもなりますよね。

しかし…もちろんイスなんかありません!
座ることは出来ないのです😥

ですから休憩するためには途中離脱してビーチで休んだりカフェに入ったりしなければならないわけですが、アバダを着ていればサークル内は出入り自由ですので、一休みしたらまた戻って来ればいいわけです。

写真で見てみましょう。

ビーチがありますから会場はバハです。
参加者は黄色のアバダを着ています。
ピンクのシャツを着ている人がアルバイトで、見えないですけれど実際はロープを握っておりトリオ囲んで大きなサークルを作っています。
オレンジのシャツを着ている人は、アルバイトの監視と不法侵入者をチェックしていると思います。
イベッチなどの巨大ブロッコになると、その長さは500mを越えます。

右手にカマロッチが並んでいますね。


アバダの購入はインターネットか販売店に行くわけですが、この販売店というのが毎年同じ場所とは限らないし、そもそもカーニバル会場にはない!通常交通機関を利用しないと行けない距離のショッピングセンターに設けられており、ネットで購入した場合もアバダの受け取りでわざわざそこに出向かなければいけないという効率の悪さ😣


🌑インターネットで販売しているサイトはいくつかあります。




サン・フォーリア            etc

サイトによって取り扱いが多いところ、少ないところとばらつきがあります。
どこも価格が同じとは限りませんので、希望する方はしっかりとチェックしましょう。
また、カーニバルの時期が近づくに従い価格は上昇していきます。
つまり、早ければ早いほど安く購入出来るシステムです。


1月30日時点で販売されているブロッコとその価格を、取り扱いが一番多いケーロ・アバダのサイトで見てみましょう。







概ね格上のブロッコから並んでいますね。
ケーロ・アバダの取り扱いは今これだけですが、他にもまだいくつかブロッコは存在しており、販売がこれからのものもあります。
しかし、和訳すると酷い名前に変換されまくりですな😥

気付いたのですが、どうやら近年メジャーどころはほとんどサーキットドドー、すなわちバハーオンジーナに集約されてしまったようです。

一番目にあるコルージャ(フクロウ)はずっとカンポグランジのブロッコで、イベッチはバハではセルベージャ・イ・シーアというブロッコで歌っていました。
またパフォーマンスする日数も、6日→5日→
3日と減っています。

これはイベッチに限っていません。
どのシンガーも減っている傾向です。

参加したかったチンバラーダに至っては1日しかなく、イベッチと時間も被るのでブロッコ参加不可能、残念😢
(戻ってブロッコの外から観ることは出来る)

理由は今回行ってから探ってみますけどね、バハの方が開放的で道路も広く、観光客向きではあります。

カンポグランジは街の中のルートですから地元の人が圧倒的に多い。
道路も狭く逃げ道が少ないので、観光客には少しハードルが高いです。

しかしイベッチが来なくなってしまったのは周辺住民にしてみればガックリだろうなあ…
その分、無料のトリオはたくさん出ますけどね。
無料のトリオには、去年の例ではダニエラ・メリクリーやクラウディア・レイチも乗っていますので、今年も可能性が高くプログラムが発表されたら要チェックです!


さて、話しを戻して価格を見てみましょう。

と思って写真をアップしていたら枚数制限にかかってしまいました…

そういうわけで続きは次回に\(__)