巨大な音楽祭であるサルバドールのカーニバル、知っている曲があればはるかに楽しくなります!でもどこから手を付けていいか分からないですよね?

国境を越えて、人種を越えて、皆さんもブラジル人といっしょに盛り上がれる10曲を厳選セレクトしました!
サーキットドドーやオズマールにいれば必ず聞こえてくるようなメジャーな曲ばかり、様々な歌手、ブロッコで歌われます。
分からないことがあっても無視して、まずは聞いて、見て下さい!



1位 EVA(エバ)

メロディアスなスローテンポからビルドアップ、ドロップ、無意識に体が飛び跳ねてしまう情熱的なナンバー


ミニャピケーニャ、エバ🎵



今やブラジルの女王、イヴェッチ・サンガーロのバンダ・エバ時代




イヴェッチからバンダ・エバのボーカルを引き継いだ、甘いマスクと声で人気のサウロ・フェルナンデス。
彼の歌ったCirculouがこの年のカーニバル優勝曲となり、翌年彼は独立。


※サルバドールのカーニバルは曲のコンテストが行われており、毎年チャンピオンソングが生まれます!
この件についてはまた後日。




ブラジルのビヨンセとも形容されるイヴェッチ。太い声が多い女性アシェシンガーの中でも最もパンチが効いている。
このエバからアローパイシャン、ベレーザ・ハラのメドレーはライブの定番。



2位 Maimbê Dandá (マインべ ダンダ)

これぞアシェ、これぞバイーアという2004年のコンテスト優勝曲。
群衆はサビで一気に覚醒する!

ズンズンズンズズババ、ズンズンババ、ズンズンババ🎵


元祖バイーアの女王 ブラジルのマドンナ ダニエラ・メルクリ




ほとんどのブロッコで演奏される。チンバラーダでも大盛り上がり!
一度サークルで空間を作り、エネルギーを溜めてサビで一気に突入していくのは良くあるパターン。



3位 We Are The World Of Carnaval

we are carnaval ,we are ,we are folia,we are,we are the world of carnaval, we are bahia🎵

珍しく英語が入るナンバーで、サビでは思わずこぶしを振り上げたくなる!
今回初めてオリジナルのシンガーを調べてみた。すると…


ブラジル版 We Are The World! 完全にアメリカのパクリであった(笑)
とはいえみんなとっても明るくて楽しそう、これぞブラジル人。
慈善団体に売り上げが寄付された。ダニエラ、デュバル・レリス、マーガレット・メネゼス…今でも活躍する歌手たち、若い!





リオで行われたミカレッタ(サルバドールのカーニバルスタイルライブ)ですね。広い会場をトリオが周回します。メインがBANDA EVAとサウロで他の歌手はゲストだろうか。
自分もリオでバンダ・エバとジャミューがコラボしたミカレッタに行ったことがありますが、まんまカーニバル気分が味わえました。

通年を通して各地で開催されている。
カーニバル以外の時期にブラジルを訪れてもサルバドールの擬似カーニバルが楽しめるのだ!

2020年のメジャーなミカレッタの情報
※もっと各地でやってますので、また改めてリサーチしてみます。 


イヴェッチのブロッコの前のピポカ。ピポカとはポップコーンのことだが、群衆は火をかけたポップコーンがはじけるように飛び跳ねるのでそう呼ばれている。

丸や̻四角の大きな風船はブロッコ先頭の目印で遠くからも見えるようになっている。

ブロッコはピンクのタンクトップを着た貧困層?のアルバイトがロープを持って囲んでおり、青いアバダを着ている参加者はそのサークルの出入りが自由だ。

一台目のトリオでイヴェッチは歌っており、二代目のトリオにはトイレ、売店が備わっている。
VIPの人間はトリオの上に上がって優雅に観覧出来るようになっている。
この巨大ブロッコは長さ500m以上、5000人から10000人の人数を抱えている。

今年のイベッチのアバダはレアル安のおかげで約20000円、VIPが約50000円。
アッパーミドル以上の美男美女が全土から終結しており、ロープの外と違い圧倒的に白人が多く、ほとんど英語は通じると考えて良い。もちろん治安は全く問題なくリラックスして楽しめるので天国である。