それはある日突然に
地獄の官吏サマが活躍するアニメを見ていたら、無性に作りたくなったのが刺繍で作るマスコット。
プラバンで作るキーホルダーみたいなのでもよかったんだけど、もう少し特別感出したいなぁなんて腕もないのに欲出したのがいけなかったのか。
押し入れで眠っていた刺繍枠と刺繍糸、針を取り出し作りはじめると難しいことなんのって。
下書きは納得出来ても糸を指し始めると全然ダメ。
納得出来るまで同じ図案で3作、別図案で1作を何とか完成させました。
キーホルダーなので、さほど大きくはないけれど、久々なので力が入り、肩が凝りましたよ。
で、やっぱり納得出来ない部分があり5作目を…と作り始めた翌日、左小指に激痛が!!
寝返りしているうちに、壁に手を打ち当てて、捻挫でもしたのか?!と朝から茫然です。
二日様子をみたけど痛みは治まらず、かかりつけの整形外科で診察してもらったところ
「へバーデン結節だね」とのこと。
え、何それ?
そして、なんで突然?!
思わず呟くと「突然じゃないよ、今までも指が変形していたはずだよ」と先生のお返事。
えー。
確かに、両方の小指が本当にすこーーーーしだけ曲がってるかな?みたいに見えるけど、両手そうなってるし、それに激痛なのは初めてなんですけどっ!!!!
あまりに酷いと手術するけど、そこまでではない。でも、もう変形してるところは治らないよ、と言われてしまった。
炎症を抑える塗り薬をもらい帰宅しました。
検索しまくる
帰宅後「へバーデン結節」を調べると、指を使った仕事をしている女性に症状が出やすいとありました。
私、中学からワープロに通い、高校からパソコンの入力を始め、社会人になってからはPCのキーボードを打ち続ける仕事ばかりを選んでました。
趣味も学生時代は漫画を描いてコミケで販売したり、結婚後は手芸が趣味になり針作業も多かったわ。
今回も左手で刺繍枠を持ち、枠は水平を維持するようにと小指で支えていたっけ。
だから、すこーーし変形している両手の小指だけど痛みが出たのは左だけだったのね。
でも、さすがに「治らないよ」宣言は凹む~( ノД`)
更に調べた結果、下記の二点を注意すべしという結果が多かった。
- 痛い指をテーピングで固定する
- 他の指も変形しやすいので、ゴム製のボールなどを握り、固まらないようにする
毎日ニギニギ
1のテーピングは二日に一度テープを替えて、毎日続けました。
2は百均で売っているお子様用の柔らかいボールをニギニギしました。
炎症を抑える塗り薬も一週間ほど塗りましたが、そのうち面倒でやめました。
テーピングで指を動かないようにしていると痛くなかったし。
三か月ほど経つ頃にはテーピングを外しても痛みを感じなくなりました!
でも、指は以前のように曲がりません。
これがもう「治らない」ってやつなのかな、と思います。
生活するだけなら不便はない。
また痛くなるのは嫌なので、小指に力を入れてしまうような趣味は暫くお休みか~と、刺繍セットを押し入れに仕舞いました。
仕事に支障がない程度に回復したんだから、それでいいか。
遠方に住む義妹ちゃんとはラインで連絡とりあってるのですが「私、今小指がへバーデンで痛くてさ」とメッセージ送信したところ「私もですー!薬指なんですけど辛いよね」と返信がきて驚きました。
思わぬところに仲間が! ではなくて。
義妹ちゃんも結婚前から割と指を酷使する仕事をしていたとのこと。
整形外科の先生は「年を取ればかかりやすくなるよ」と言っていたところから、うちの親族の間では「熟女の病」と話しています。