コミック会話 | 春のブログ

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3歳のお誕生日に自閉症スペクトラムと診断された娘の育児日記

支援策なので、公開記事に致しました。

どなたかの参考になれれば幸いです。


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昨日受けてきた講習は、コミック会話と言って、会話のやりとりが通用する高機能の子向けの内容でした。


コミック会話とは何かと申しますと・・・


うーーーん。。どーにも上手く文章が纏まらない・・。


以下、から抜粋させてもらいます。

http://www.from-a-village.com/seminar-9-comic-kaiwa.html


言葉が流暢で語彙が豊富なように見えると、親も支援者も、ついついわかっているはず、という思い込みで会話をしてしまい、結果として、自閉症スペクトラムの人たちとの会話はすれ違ったり勘違いが発生したりなど、お互いにストレスを感じることがあります。会話についても支援が必要であることは言うまでもありません。
 キャロル・グレイが開発したコミック会話は、機能の高い自閉症スペクトラムの人たちへの'見える会話支援'として非常に効果が高いことが知られています。会話を視覚化し言葉の意味を正確にexchangeするばかりでなく、相手の言外の意味を読み取る訓練ツールとなったり、記憶を呼び起こす助けとなったり、出来事を記憶の中で時系列に整理しなおしより正確な因果関係の理解を支援することができます。最初は支援者がリードしますが、最終段階では、自閉症の人が自ら自信をつけて会話を自発するまで高めていくことができ、いじめや出来事の報告スキルを確かなものにできます。


というまぁ会話を視覚化して分かりやすくすることで、相手側の気持とこちら側の思いを共有しあいましょう。といった感じですかね?

日々このコミック会話を用いる事で最終的に、相手側の一方通行感を無くしてこちらの話を聞いてもらえるような土台作りといったところでしょうか?



コミック会話をする上での注意点としては、


・絵は具体的に描くと気が散るので基本線画。

・人の言う事・考えることを強調する。

・そのため漫画で使われているような吹き出しを使い、自分の言葉・相手の言葉・自分の気持・相手の気持を線画に書き込んでいく

・そして何よ子供の話すことを思い切り共感してやる


という事が大事なんだそうです。



ぶっちゃけ最初は困った行動をした場合のみにこのコミック会話を使って説明をするつもりで居たんですが、困ったときだけに用いるやり方はあまり宜しくなくて、却って抵抗を生んでしまうそうです。。困ったときにだけ支援をするな!という突っ込みは、なんとも耳が痛くなる話でした。


で、我が家は早速昨日からおかあさんタイムとはまた別枠で、10分間のお話タイムというのを設けることにしました。これによってコミック会話を日々取り入れ、長いスパンで対話の溝を減らすことに一役買ってもらえたらと思います。



この10分お話タイムでも具体的に今日の午後は何をした?とかある程度話す内容を絞る設定もこちらでさせてもらってその中で好き勝手にお話をしてもらいます。じゃないと何話出すか分かったもんじゃないです。事実この設定を告知した時点で『じゃぁ昔話するね!』とまた想像の斜めをいかれまして・・。本当一筋縄じゃいかないものです。。


とりあえず娘にはこれから毎日寝る前に10分間おかあさんとお話タイムをしましょう。

お話タイムは今日あった出来事をしゃべってもらいます。

自分が話したい出来事があったらそれを教えてください。

無さそうな場合はおかあさんの方で時間を設定してその時間にあった出来事をしゃべってもらいます。

お話タイムで娘がしゃべった内容はおかあさんが絵にしてこれから絵日記を描いて行きましょう。


と説得して本人も納得?してスタート。



で、参考までに2日分、書いたのがこちらです。



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やはり実習で最初から与えられた台本通りうまく絵として纏められてない感じがします。

しかも、今日なんて半分娘に絵描かれてるし…orz



一応ポイントとしては、必ず娘の会話と娘の気持、相手が存在する場合は相手の気持を書く様にしてます。また娘にも必ず『その時○○ちゃんはどう思ったかな?』と相手の気持を考させるようにしてます。


ただ、普段は私の話を聞いて聞いての構ってチャンのクセに実際にこっちが聞いてやるから話せ!的なフィールドを設ければ


『別に話さなくても大丈夫だから!』


と実にさわやかに言われちゃったんですよね・・・


普段はベラベラしゃべるくせにこっちが聞くよと言えばこの返し方。

そんだけ気持や関わりが一方的という表れなんでしょうけどさ。。



で、この10分の間も途中で『DSやりながらしゃべっていい?』とか会話に集中するように線画なのに『なんでお顔が無いの?』とかそれすらも突っ込みいれてくる始末。。で、案の定『アタシが絵描きたいからー』とか、主導権握りたがる。。


講習を受けていると、これさえ取り入れれば全てが上手くいく!と思い込んじゃうんだけど、取り入れるまでもまたハードルが高いんですよね。。どうも新たな支援策を見出しても自閉特有の一方通行のせいで必ず導入部分で躓いてしまいますわ。。


あー本当スムーズにいかないわ・・


最終的に


『アンタねぇ~おかあさんタイムでおかあさんだって30分びったしアンタのリクエストに答えてんだからアンタだってたった10分くらいおかあさんとおしゃべりしたって良いでしょーが!!!10分くらいDSやんないでしゃべってよ!!』と必死に娘に訴える自分が情けないったらありゃしません・・orz



今日も結果としては10分ではなく5分程度で終了してしまいましたが、これは講習で何べんも言われていたけど、日々の積み重ねでしかないと思う。3・4年の長いスパンでやっていくと決心してるので、とりあえず現時点の目標は10分の会話時間を続ける。からはじめてみたいと思います。


また講習で使われていた書籍も注文したので、よりコミック会話について調べて取り入れていきたいと思います。