6人目 市場勤務 56歳④
記者にドタキャンされ続けたので、市場くんと会うことにしましたか、やはり都内ですといきなり会うことにしても近いのですんなり会うことができました。
まあ初回なのでランチくらいして、どんな印象か確かめる程度にしとこうと思いました。
互いに会ったときの印象は「写真の方がよいな」と思ったという結果でしたが(笑)、私は初お見合いでしたので、少々緊張しました。
まあラインでたくさん話をしていたし、電話で声も聞いていたのですぐに打ち解けました。
お互い会った場所は何度も来たことがあり、その話や、昨日今日はどんなことをしたのか、とか仕事の話をより深く話したりしました。
市場くんは夜中に出勤するのでその後色々と家事をしたりしないとならないし、あくびし始めたので早々にランチを切り上げて駅までぶらり話しながら歩いて帰宅しました。
印象はよかったのですが、やはり付き合うにしても時間帯が合わず、そこがどうしても引っかかる点でした。
市場くんとは気が合って、その後もやりとりしていましたが、時間帯が合わない点に追い討ちをかける事実に出くわします。
私には大学生の息子がいます。
国立に通っていますが、それでも何かとお金がかかります。市場くんの経済状態や預貯金、借金の有無はわかりませんが、
とりあえずここは聞いておかないとならないことなので、真剣モードで話をしました。
「もし結婚したら、2人で働けばなんとかなるんじゃないか」という答えでした。
もちろん私も働きますが、考えないように後回しにしていた現実を突きつけられることになりました。
息子の大学通学を考えるとなると、私は今まで通り昼に働くことになります。
しかし市場くんは夜中に出ていき昼に帰る。
思い切りすれ違いの生活になるのは目に見えていました。一体一日の何時間くらい一緒にいられるのだろう。一日数時間か。丸一日は日曜だけか。
ふとそんな現実を考えると、とてもお付き合いできる状態ではないのがわかりました。
少し気持ちが萎えて、この人とは続かないだろうな、と終わることを考えていました。
ほかに誰かいい人いないかしら?と探しはじめた時、私と同じ元軍人の人が目に飛び込んできました。軍人の制服姿にノックアウトされ、プロフィールをじっくり読んで写真も拡大してよーく見ました。6〜7枚写真が掲載されており
「ああ、この人いいなあ。すごく優しい顔をしている。こんな人と結婚できたらいいなあ。
側にいて大丈夫だよと言ってくれそう。
同じ元軍人だし、話も合うだろうなあ。」と思っていたその時、なんとその人からアプローチがきたのです!
なんというタイミング!
私は人のプロフィールを見るときにつく「足跡」というものを表示しないように設定していたので、(ついつい変な人を見てしまい、足跡残すとその足跡から辿ってアプローチがきたら困るため、笑)
私がこのタイミングで彼のプロフィールを読んでいることは彼は知りません。
すごい偶然!
この偶然と私の彼を思う気持ちが
このあと奇跡を呼ぶとは
この時まだ私は知りませんでした。