5人目 新聞記者 56歳②
さて、この一見紳士風な新聞記者殿は語り口も
大変穏やかでした。
とりあえず自己紹介などを互いにしました。
お父様もお兄様も公務員、弟さんがお母様と
同居し、面倒を見ているようでした。
男3兄弟!さぞかしお母様は子育て大変であったろうと思いました。
2日程、仕事や日常どのようなタイムテーブルで
生活しているのか、軽く趣味のはなし、休日の過ごし方などをやりとしました。
日に2〜3通ほど。
すると
「そろそろお互いわかってきたので、会いませんか?」と言ってきました。
ま、まだ3日くらいしか話していないし、
全然お互いわかっていない!
新聞記者でなく、本当はチンピラかも知れません。
どうしても職業などは「自称」なので
疑ってかかってしまいます。
年収なんて尚更です。
ちょいとモテようと高く書いたり、パパ活ばかりでウンザリしている男性はわざと低めに書いたりしているそうなので、あてになりません。
さらにだいたい最初はよく見せようとするので、3日はまだ早いです。
いきなり男が5人でてきて、アジトに連れ去られたら大変です。
「もう少しあなたのことが知りたいです」
とケムに巻く戦法で会うのを伸ばしました。
「そうですよね、失礼しました。
もう少しお話ししましょう」
と言ってきたので、安心ししました。
これはやりとりも誠実っぽいし、
やりとりもスマートだし、
「うむ。なかなかよいではないか」
と本命にしようかと思いました。
一つ難点が。
それは東京から、1つ県をまたいだ
「だるま弁当」が有名な県民であったのです。
「前橋ですか?沼田ですか?桐生ですか?
高崎ですか?伊勢崎ですか?下仁田ですか?
富岡ですか?安中ですか?
(挙句は)嬬恋村ですか?と知っている名前を
羅列して親近感を出そうとしました。
できれば「よく知ってますね!」が欲しかったのに、返事は「○○市です」
と、全く突っ込まれることなく、模範回答が
返ってきました。
なんか、意に反した返事。
はなし、続くかな。
しかも遠い。遠いよなー。
ここで感じた直感は間違ってはいなかったのです。
以後、ちょいと振り回されることになりました。