朱川湊人「かたみ歌」を読む | オルソラの雑文

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思いついたこと、感じたことなどを文章に残していきたいです。

引っ越し前に最後に図書館から借りてきた1冊が朱川湊人先生の「かたみ歌」(新潮文庫)だった。






朱川先生の本は「わくらば」シリーズ以来久しぶりに読んだ(「わくらば」シリーズも新刊出てほしい…)がとても良かった。

実際のところ、朱川先生の本は数冊しか読んでいないのでどういう作風なのか未だにわかってなかったりするが…(ホラー好きじゃないし…)。






昭和40年代の東京下町にある商店街とその周辺に住む人々の不思議な話。

全編通して登場する古本屋の主人の正体が最終話で明かされ、その終わり方もなんか良かった。





「栞の恋」は携帯のない時代の若者同士のやり方が素敵キラキラ

「おんなごころ」は関係のない子供が巻き添いにされてしまったのが物語とはいえ嫌だった。







追伸

朱川湊人先生の本で初めて読んだのは「太陽の村」だと思っていたら「満月ケチャップライス」だったようだ。

タイトルが印象的だったので記憶に残ってたが、「満月ケチャップライス」の作者さんだったとは…。