採用人材コンサルはこれくらいやってから語れ! | 斎藤社労士事務所

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代表のシャイとうさんが興味あることを記録しています。

東京と神奈川の学校調査はいまでも行っているのですが、僕が仕事として行うまでには1年以上調査をしました。大学のキャリアセンターに行くだけなのですが、とにかく時間がかかりました。

 

 

僕が通った学校のキャリアセンターの名刺コレクション

圧倒的な証拠です! 

 

 

まず都市部ではない学校。この場合は車で向かいます。例えば、八王子にある杏林大学と多摩市にある多摩大学だと、市は隣だけど移動時間だけで1時間以上かかります。校門で入場許可証をもらい駐車場に車を止めて校内のキャリアセンターに行く。キャリアセンターも行ったことがないと何処にあるのか分からない。もう兎に角、時間がかかる。キャリアセンターに着いたら、「怪しい奴が来た!」と思われたこともあります。一番多かったのは人材派遣の会社と間違われたことですね。怪しいと思われて当然ですよね。自分の会社ではない求人票を持って来るんだから。都市部の学校は郊外の学校に比べると守衛がしっかりと受付をしています。受付票に要件を書いて、認められると許可証を首からぶら下げて、校内に入れるんだけど何校も何校もやっているとこれまた大変。

 

学校での長居は禁物なのですが、担当者の話がやたらと長いということがあります。学校ではこんな取り組みをしているとか、これから学校はどうなるとか、最近の若者の傾向とか、この前サッカーの川渕チェアマンと名刺交換したとか(笑)、延々と聞かされることもあります。一番長かったのは2時間というのもあります。「何かあったらいつでも連絡してください。」と言ってたから、のちのち電話したら、僕の事なんて覚えてもいませんでした。

 

 

 

 

学校のキャリアセンター、昔で言うところの就職課の方なら、企業に詳しいと思ったら大間違いです。学校の人事異動で仕方なく仕事している人だって当然います。一番驚いたのは、「社会保険って何ですか?」と聞かれたことですね。小さな会社だけど、きちんと社会保険に加入しているよ、いい加減な労働条件では働かせていないよ、なぜなら社会保険労務士の僕が顧問をやっているのだから!というのが最大のウリなのですが、「社会保険ってなんですか?」と聞かれたら困ってしまいます。

 

数校の調査を行っているうちに、僕がセミナーに行った会社はやっぱり怪しいと確信しました。1校1校に求人票を持参することは、物理的に不可能なんです。このことは僕が身をもって体験しました。これから新卒を採用したいと考えている会社は数校行ってみると良いでしょう。とても勉強になると思います。それでも僕はその1年間に100校以上行きました。大変でしたが、慣れてくると色々な情報が入ってくるようになりました。

 

 

つづく