なぜだか泣いたあの日の夜 | 斎藤社労士事務所

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代表のシャイとうさんが興味あることを記録しています。

今年で受験は終わりにしようと思っていた2年目。

良い結果でも悪い結果でも、受け入れて次へ行こうと思っていました。

模試でも合格A判定の学校も出てきたし、どこかは受かるだろうと思っていました。

 

それでも試験というものは分からないものです。

模試で合格A判定が出ていた学校はすべて落ちてしまったのです。理由はまったくわかりません。

試験の手応えは十分にあったのにです。それでもすべて落ちました。

ひょっとしたら2年間やってきたけど、どこも受からないかもしれないなと思いました。

 

 

 

 

 

 

確かに、本試験に入る直前の模試の成績は良くなかったのです。

合格することになるC大学法学部には3つの学科があるのですが、どれも合格判定がEだったのです。

それまではBとかC判定で何とかなりそうだと思っていたのです。

 

このことを受験に詳しい予備校の先生に尋ねてみると

受験直前はみんなが猛勉強するから、そういうことがあると言っていました。

模試は、全般的な知識を見るものなので

それだけでは各大学の対策は済んだことにはならないのです。

各大学の対策の必要性を感じます。

 

僕は、直前の模試も悪いし、実際にA判定の学校も落ち続けたので

次のことを考えないといけないなと思い、2次募集の学校や

2部の学校の願書も取寄せ始めました。

 

大学には勉強をしに行くわけだから

今回の結果は受けいれるしかないと決めていました。

確かに、学校名は重要だけれど…仕方ないと。

 

それでも僕は、生まれつき楽観的な人間なのかもしれません。

気持ちは多少、落ちていましたがやることはすべてやったという充実感があったので

次のように考え直したのです。

 

 

たとえ合格判定がE判定も受ける価値は十分にある。

E判定というと合格率30%未満だから

3つの学科を受ければ合格率は90%にまで上がるからほぼ合格できるだろうと。

 

 

僕は、合格率30%未満を3つ足したのです。

 

こう考え直した夜のことです。

 

布団に入った瞬間に涙が自然とあふれてきたんです。

どういう分けか涙が止まらないのです。

 

 

ああ、この2年間めちゃくちゃ頑張ってきた。

生まれて初めて自分に誇りをもてるように感じた。

振り返ると専門学校を辞めて、家を飛び出し遊びまわって、他人に迷惑ばかりかけてきたな。

勉強を始めた頃は、四面楚歌で「いまにみてろよ!」と思っていたけど、

なんか2年間ここまでやってこられたことはみんなのおかげでしかないなぁ。

 

 

この感情が頭のなかを駆け巡って駆け巡って、涙しか出てこないんです。

こんなに泣いたことはあの夜のとき以来、いまだに経験していません。

 

まだ一校からも合格の通知をもらっていないのに

なぜあれほど泣いたのかは分かりません。

周囲の人の支えがあってやってこれたという実感がそうさせたんだと思います。

 

最終的に、僕の受験は母校となったC大学の他1校合格しました。

他1校は特待生合格でした。

少し遠い学校だったので、自宅から近いC大学を選びました。

 

 

つづく