みかん箱からのスタートだ!! | 斎藤社労士事務所

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代表のシャイとうさんが興味あることを記録しています。

勉強を始めると両親に相談したところ

 

お前は何をしても続かないから

どこでもいいから早く就職してくれ!

 

と言われました。

 

 

 

 

確かに、僕は、それまで何も結果を出していませんでした。

 

高校の成績は下から数番目だし

専門学校は途中で辞めて

家を出て好き勝手やっているわけですから

両親がそう言う気持ちも分かります。

 

でも一人暮らしをして岩ちゃんと知り合って

それまでまったく縁のなかった勉強をする機会が与えられたのです。

そして僕自身、妙にやる気になっていたのです。

不思議な縁を感じました。

 

それで両親には、これまでの人生を振り返っても何一つ結果が出ていないから

大学受験だけは結果を出したいと言って

これまた勝手に実家に戻ってきて勉強の準備を始めました。

 

勉強を始めるといっても、高校時代の教科書は1冊もありませんでした。

もちろんノートも残っているはずがありません。

 

その前に勉強する机すらありませんでした!

 

これから勉強を始めるというのに

勉強に関するものが何ひとつなかったのです。

 

それで一人暮らしのときに使っていた

ちゃぶ台を机にして、電気の下で正座をしながら勉強を始めました。

 

新しく勉強する机を買って

もし続かなかったら・・・という不安もあり

ちゃぶ台と部屋の電気で良いと思って始めました。

 

むかしの人は、みかん箱を机にしてロウソクで勉強していたという話を聞くことがありますが

まさにそんな感じで、僕の勉強は始まりました。

 

勉強に没頭する毎日が続くと

日に日にちゃぶ台の上が参考書で高くなっていきました。

ちゃぶ台での勉強も悪くはなかったのですが

ずっと正座をしていたり、あぐらをかいたりしている状態ですので、ひざが痛くなってきます。

 

やっぱり学習する机が欲しいなと思っても

勉強が忙しいと思い込み、机を買いに行く余裕なんてありませんでした。

 

つねに勉強をしていないと不安になってしまう状態でした。

 

それでもやっぱり机が欲しいと思っているとき

押し入れを開けると隅に折りたたみの机がありました。

机の足がたためてペタンコにでき持ち運べるものです。

天板は2ミリくらいしかありません。

でも意外に丈夫にできており参考書を載せている程度なら大丈夫でした。

これをメインの机にしました。

椅子は、こもれ押し入れにあった木製の折りたたみの椅子に

座布団をのせて、学習デスクの完成です。

 

結局、大学受験の勉強は、この折りたたみ式の机と

折りたたみの椅子で過ごしました。

 

立派な机があることに越したことはないけど

どんな環境でもやる気次第で勉強はできるということです。

 

 

つづく