僕は、いただいたギターを持って帰り、ギターを練習したり
バンドの構想を考えたりで、これから楽しくなりそうだと思っていました。
しかし。。。
その1ヶ月後・・・岩ちゃんから信じられないことを告げられるのです。
岩ちゃん
・・
この1ヶ月、実家に帰って色々と考えていた。
俺はもう今年で25歳になる。バンドは正直きついと思った。
実家に帰って勉強を始めようと思う。大学に行こうと思う。
斉藤はまだ若い。もうちょっと遊びまわってくれ!
ギターはあげるから、一緒にバンドできなかったことを許してくれ!
えっーーーーーー!!!!
僕は、ショックでした。
いつも遊んでいた人生の先輩で
この人となら何でもで出来ると思っていたAさんから
突然のお別れの言葉です。
自分から将来をかけたバンドを一緒にやろうと誘っておきながら
1ヶ月後には、やっぱ大学受験の勉強をするからバンドは止めようって。。。
岩ちゃんは、グレッチのギターと、青いサングラスを
僕に渡して実家へ帰ってしまったのです。
そして僕は、一人になりフリーターという遊び生活をさらに楽しむようになっていきます。
岩ちゃんがくれたギターは
僕が数年間使い大切に保管していましたが
ギターを始めたいという人と知り合ったので
岩ちゃんと同じようにその人にプレゼントしました。
岩ちゃん、ごめんなさい。サングラスはまだあります。
つづく