さきほど日韓戦を見終わりましたが、残念でしたね。サッカーについては、小さい頃にやっていた程度で詳しく知らないので、「W杯の時だけ日本を応援する“にわかサッカーファン”」がするような馬鹿な発言はしません。「お疲れ様です」とだけ言っておきます。
 さて、本題ですが、私は、チャイナウォッチャーの視点からW杯で日本が勝つ方法を見出しました。中国を見習うのです。
 まず、中国は「国(共産党)からの圧力」と「国民からの圧力」がかなりかかっています。「国からの圧力」は、私の今までの文章を読んでいただければ、理解できると思いますので、ここでは「国民からの圧力」を説明しましょう。
 北京五輪の男子110m障害1次予選で劉翔(リウ・シアン)選手が棄権した時、中国中は劉選手を猛バッシングしました。「どの面下げて帰ってきた」、「中国の恥」と。日本人はこんなことを言いませんよね。ただ、中国はメディアでさえ、バッシングをしました。
 中国の選手には、国と国民から、凄まじいまでの「大会に出るなら、一番とれよ」という圧力が常にかかっているのです。それを日々味わっている中国の選手の練習量や努力は、日本と比べ物にはなりません。サッカーは特にそうですね。選手は国の恥になるようなことをすれば、それを延々と言われ続けます。中国には、日本のような「水に流す」という文化がないので、1000年前の人物の罪を今でも言い続けます。
 今、話題の、そして、私が一番最近嫌いになった人でもある、スノーボードの国母選手。もし、中国だったら、代表選手から外され、強制帰国です。そして、死後も延々と「国の恥」と言われ続けるのです。ついでに、国母選手を擁護した人間も同じく延々と言われ続けます。
 日本もそのくらいの「国民からの圧力」があれば、変わるかもしれません。つまり、W杯で日本が勝つ方法とは、「日本も代表選手に、凄まじいまでの国と国民の強い圧力をかける」、ということです。そうすれば、考えられないほど練習して、自分の命をかけて試合に出ます。負ければ、死よりも恐ろしい「死後も延々と続くバッシング」が待っているのですからね。
 もちろん、日本人は「自分の出来ないことをしている人に対して、上から目線でモノを言うことは一人間としてできない」という、一党独裁でW杯の時に下品な日本ブーイングをした赤い旗の国やWBCで神聖なマウンドに自国の旗を立てた馬鹿なアノ国にはない素晴らしい人間性と民度を持っているので、圧力なんて到底無理ですが・・・。